« PREV  | HOME |  NEXT »

ブラスト公論  - 誰もが豪邸に住みたがってるわけじゃない - : 増補文庫版

ジャンプにおけるこち亀の存在のように、ヒップホップ情報誌「Blast」においてほぼ中身を読まなくなった時期にも、これだけは読んでいたというコーナー「ブラスト公論」が、増補文庫版として復刊されるようです。定期的に休止しては復活を繰り返するピークを過ぎたバンドみたいな動きをしておりますが好きなのでまあ良いかと。

ヒップホップライターやヒップホップに関連する職業(服屋、カメラマン)に就く、ちょっとクセ(難)の有るの男たちが、恋愛から文化まで、ファミレスで話しているレベルで語るという代物ですが、当時ダウンタウンイズムを強く継承しておりました私は(今はそうでもないですが)、このチンピラの立ち話程度のヌケ感に大変影響を受けまして、今こうしてブログを書いているのもやはりこの連載があったからだと思います。

さらにその後私は、フィーリングの近さから現在TBSラジオで放送されている、東京ポッド許可局のそれ以前のポッドキャスト時代の放送を聞いていた時も、やはりブラスト公論を引きずっているからというの自覚した覚えがあります。もっと言ってしまえばこれを読んだから会社で全く仲間が出来ず、こういう話が出来る友人といまだファミレスで何時間も話す様な人間になってしまったとも言えます。

もちろん自分だけでなく同世代には、この座談会の影響を受けている公論チルドレンみたいな人たちは多いハズで、ヒップホップ文化という基本的にマッチョイズムが支配する中で、俺がやってても良いんだとということを難しい言葉じゃなくライトに提示してくれたこの連載は非常に重要ですし、後にTBSラジオの「タマフル」となって世の中に流布され、文系ヒップホップリスナー(ケンカが弱いヒップホップリスナー)に勇気を与えてる事を考えますと、大変重要な読み物であることは間違いありません。

10年以上前のトレンドや世相を汲んだ話などがありますが今見ても面白いですし、最近のテンション高く映画評論する芸能人みたいになった宇多丸氏の、精神構造やバックグランドなどが分かりラジオを聴くものまた楽しくなるのではと思いますが。すっかり丸くなったおじさん達も、あの頃を取り戻すべく正月の暇な時に引っ張り出して読んでみたらばと。

しかし90年代半ば、超モテキャラだったマミーDより、ボンクラでオタクな佐々木士郎のほうがマスコット的なキャラクタに-になるなんて思いませんでしたね。この人がいなければ今の文系ヒップホップの在り方も少し変わっていたかもしれないですし。



ブラスト公論  - 誰もが豪邸に住みたがってるわけじゃない - : 増補文庫版

blast_koron.jpg



NOVOL / ten.

なんならコンピューター上で見てもジャズ、ソウル、ファンク、ヒップホップなどのアーティストの絵からドス黒いエネルギーが漲った感じが充分出ているNOVOLさん(@NOVOLZE)が、活動10周年を記念して作品集「ten.」をリリースしました。最近でも壁からCDのジャケ、そして生姜焼きのタレまでと、本当に色々なところで見かけ勢いは全然衰えていないなと。

元々学校などで習ったわけでなく、ある時ひょんなキッカケで書き始めたという話を聞いたことがあるんですが、初期の模写のようなところからどんどんとパワフル&カラフルになって、今のスタイルに纏まっていくのを見て、才能を感じましたし遅く始める事に関して勇気みたいなものをもらいました。

岐阜のキャンプ場で野外イベントの夜中に見たアフリカ・バンバータの絵(ライブペイントしてた)が特に印象に残っているのですが、その際は短期間での成長(変貌)と絵の圧倒的な力に目を見張り、この人に対する印象や評価そして興味が一変した記憶があります。



NOVOL / ten.

novol_ten01.jpg



novol_ten02.jpg

SH BEATS / Murder On The Back Stage

12月6日にご本人のツイートで発見しそこから今日まで、大体一日一回は聴いていると思うのですが、何故か何度聴いても飽きないですし聴く度良かったと思えるのでポストしたいと。

SH BEATSさんこと骨川スネアさん(@SHBEATS)によるフリーのビートテープ「Murder On The Back Stage」 (全12曲)なんですが、ドリーミーなトラップから、00年代頭のドクター・ドレを彷彿とさせるものやマッドリブとか好きなのかなぁと思わせるもの、ダークでスペイシーなもの、メローだったりドラムが強調されまくったオーセンティックなものまでと、様々なタイプのヒップホップトラックを作れるオールラウンダーと言った感じでしょうか。

驚くことにどれもこれも水準以上の出来のモノばかりでして、この人の作風みたいなのものがありながらヒットや2塁打を量産しているような異常に当て勘が良い感じの印象を受けます。一つ一つが格好良いのと流れが抜群なのもあり12曲あってもすぐ終わります。

そもそも、アルバムの前にVapor気味な映像と合わさったダイジェスト版を聴いたのがキッカケで、またこれが凄いトラックとマッチしており一発でヤラれてしまったんですが、アルバムで聴いたら間延びしたように聴こえたりしないだろうかとやや心配だったんですが、その点は全く大丈夫で映像の力を借りずとも全く問題といった感じでした。

というわけでまずは下記のダイジェスト版映像付きからどうぞ。



SH BEATS / Murder On The Back Stage
Download Link

shbeats_murderonthebackstage.jpg












近々、売り物のビートテープも出るそうです。

SH BEATS / Woody Jensen (全15曲) ¥1,200(税別).

shbeats_woodyjensen.jpg











Chance The Rapper & Jeremih / Merry Christmas Lil' Mama Re-Wrapped

家でも子供の、クリスマス及び買ってほしい物を示唆するお絵描きがやたらと活発になり、壁への貼り付けが止まんないといった感じで随分高まってきておりますが、ヒップホップオジサン達用の早めのプレゼントもだんだん投下され始めている状況で、本日はなんとチャンスとジェレマイというシカゴ出身の大好きな二人による、19曲に及ぶミックステープがフリーダウンロード付きで公開されました。

とはいえ昨年のクリスマス時期に出ていた「Merry Christmas Lil' Mama」というミックステープに更に曲を追加したもので、昨年の9曲(ディスク1)+今年新たに追加の10曲(ディスク2)という感じの構成です。私は昨年タイミングが合わずあまり聴かなかった&すっかり忘れていたのもあり、今年改めて出してくれると古いほうも新しいほうも嬉しいです。

内容はクリスマス色&冬感強めの楽曲ばかりで、トラップやJuke、チャンス周りのバンドの感じ、そしてゴスペルやムーディーな感じなどバラエティ豊かな味付けがしてあり、子供の声のサンプリングみたいなのや、I Want You Backのカバー(替え歌?)みたいなのも出て来るなどキャッチーで老若男女、玄人素人とどの層も楽しめそうな内容です。

プロデューサーにはThe Social Experimentから、Francis and the Lights、Hit-Boy、Zaytovenなんていう有名どころもまあまあ参加で、チャンス関連のアルバムでは毎度ながらの「本当にこのクオリティでフリーなの?」と思ってしまうような極上の内容となっており、年末までこれだけでも行けちゃいそうな感じすらします。

とにかく一周聴いただけで最高だと言い切れる内容でしたので、皆様是非ダウンロードしてデート、パーティーなどの準備をしていただけたらと。



Chance The Rapper & Jeremih / Merry Christmas Lil' Mama Re-Wrapped

mclilmama_chance_jeremih.jpg














JAM (著) / Chasin' The 80s Classics

ブラック・ミュージック・レヴュー(bmr)にて連載されていた名物コーナー「Chasin' The 80s Classics」が、加筆修正を施し書籍化されました。著者のJAMさん(Hideo Hosodaさん:@hyperjam)は私もTwitterにてフォローさせていただいており、様々な込み入った情報を参考にさせていただいていたりします。

昨今USのメインストリームからTrapまで、様々な場面でTR-808のドラム音が使われていたりと、クルッと一周回って再びフレッシュな印象になった80年代のサウンドではありますが、そういうところから興味を持ったとしてもなんせ今から30年くらい前の文化ですので、どうやって攻めて良いのかという若者も大勢いらっしゃるかと思います。

また少し前頃には、ブギーという言葉が溢れかえってなんでもかんでもブギーと書かれていたりして、一体どれがそうでどれが違うのかあまりよく分からないので、いつしか便利な言葉だなという印象から使うと危険なワードだなと180度印象が変わり、怖くて使えないという現状であります。

そんな黒人音楽との溝を埋めるべく最適な書籍となっているようですので、私も手に入れて読んでみたいなと思っております。
広大で聴く基準を決めるのが大変難しい定額ストリーミングサービスの時代は、気の利いた誰かのプレイリストや、自分にフィットした信頼のおけるディスクレビューがより必須になると思っておりますので、オッサンの皆様はもちろん若者方々も音楽の引き出しを広げるべく読んでいただけたらと。色々な事を知らないより知ってたほうが良いと思いますし。まあ知らなくても良いけど。



JAM (著) / Chasin' The 80s Classics

jam_chasinthe80sclassics01.jpg




jam_chasinthe80sclassics03.jpg
jam_chasinthe80sclassics04.jpg
jam_chasinthe80sclassics05.jpg
jam_chasinthe80sclassics06.jpg





アマゾンより

単行本(ソフトカバー): 416ページ
出版社: スペースシャワーネットワーク (2017/12/15)
言語: 日本語
ISBN-10: 4909087087
ISBN-13: 978-4909087089

「ブラック・ミュージック・リヴュー(bmr)」1997年10月号から、通算400号を数える最終刊2011年12月号まで計14年間に及ぶ長期人気連載「Chasin' The 80s Classics」を厳選し、一部加筆修正を行い、ついに書籍化。計100 組を超えるプロデューサー(とその周辺のクリエイター)と彼等の関わったレコードを1,000 枚以上掲載。本書だけで読める書下しとして、各章のプロデューサー縛りだと触れられなかった、今聴いてほしいブギーの名品を45s のみで紹介してゆく「Bonus Track」も収録。往年のブラック・ミュージック・マニアから、ブルーノ・マーズやカルヴィン・ハリスの新譜から入った初心者まで、ブラック・ミュージックとの理想的な接し方や破格の楽しみ方を伝える名著の誕生です。永久保存版!

もくじ:
★Mellow 808 テクノの定番リズムマシンTR-808 がもたらす至極のメロウ・グルーヴR&B
★Electric Funk リズムマシン/シーケンサーが可能にした クールでアンニュイな麻薬ファンク・グルーヴ(エムトゥーメイ、キャミオ、ファットバック)
★Kashif Sound エレクトリックとミュージシャンシップとのデッサンによる美麗かつ頑強なダンス・サウンド
★Solar Sound 奇をてらわない明朗一途なメロディ・ラインと 疾走感溢れる華麗なリズム・アンサンブル(リオン・シルヴァーズ)
★Jam & Lewis 電子楽器の進化に歩調を合わせて新世代グルーヴを作り上げた 80 年代最重要R&B プロデューサー・チームの誕生
★Roger Troutman ファンクやソウルのみならず、ブルース、ジャズ、ドゥー・ワップといったブラック・ミュージックの遺産を独自のカラーで染め上げる奇才
★Larry Levan いまなおクラブDJ の神様的存在として崇められるラリー・レヴァンがウェスト・エンドとサルソウルに残した傑作ダンス・トラックの数々ほか



BROCKHAMPTON / Saturation III

大物からそうでないものまで、激化するUSヒップホップの年末商戦ですが、一番楽しみにしておりましたBROCKHAMPTONのシリーズ3作目「SATURATION 3」が、予想通りとても良かったです。

1作目は、曲調がハードなのも入っていたり青く塗った顔の載るジャケが若干怖いというのもあり、決して取っ付き易いものには感じませんでしたが、2作目でハードな曲が減りジャケも若干爽やかになったところで、3作目は何をしてくるのだろうかとかなり気になっておりました。(ちなみに顔はまた青に戻っておりますが、今回は前より優しい感じがします。)

全く予想が付かない状況の中再生した1曲目は、ビキビキのホーンとベースが1度聴いたら2度と忘れられないダンサブルなチューンになっており、この「Boogie」というタイトルの曲で一発で一気に持って行かれました。そして2曲目以降も、風変わりな音色を使った様々なタイプのファンキーな楽曲を収録し、前回もあった西G系の影響下にあると思わしき粘度高めのGファンク調などがあったりと、変わらずオルタナティブで自由な曲作りをしております。私の趣味にかなり当てはまっているというのもありますが、それにしても収録曲すべてが本当に良くて繰り返し聴ける内容だと思っております。

そして、一番最後にはモロに冬用みたいなのが入っておりまして、クリスマスシーズンにもバチバチにハマる締めとなっており、気も利いているなと。感覚的にはダンジョンファミリー(アウトキャスト、グッディモブ等)のような雰囲気に近づいて行っている気もして、今後どこまでやるのかとても興味あります。

どうも解散の噂なども出ていたようですが、発売日にそれを知り、知ったと同時に年明けの新作のリリースも知り、一瞬で情報が駆け抜けていきましたが、まあ解散しなくて良かったなと。来年予定されているのも3部作が終わり一体どうなるのか楽しみにです。




BROCKHAMPTON / Saturation III

brockhamptonsaturation3.jpg








Roy Blair / Cat Heaven

本日会社にて親切に対応した結果なぜか起こってしまったトラブルに、メインキャストとして巻き込まれて行くクソみたいな出来事がありましてすっかり疲れ果てておりますが、そんな話を居酒屋で聞いてくれる人は近くにはお嫁さんくらいしか居ないもんですから、音楽でも聴いて気晴らししようと思い、数日前ツイッター上で直接@syphtさんがお薦めしてくれた、Roy Blairの「Cat Heaven」というアルバムを何度目かですが聴いて気を鎮めております。(追記:昨夜書いた)

大注目のBrockhamptonにて絶賛活躍中(2017年12月15日に新アルバムが出ますね)の、Kevin Abstractのソロ作にコーラスで参加したキャリアがあり、そんな関係からKevinにもEPをプッシュされ話題になったりと急浮上してきた人のようです。

インディーロックをベースにヒップホップの要素(トラップではない感じ)も多少入れつつといった感じのクロスオーバーした作風に、白人でも黒人でも最近よく見かける髪の毛をピンクや青にした風貌で、現在の売れている若手世代に共通するスタイルといった感じでしょうか。

今作はBROCKHAMPTONのメンバーが参加していたりと期待をさせる点も多いのですが、インディーロックへの理解が低いばかりに、最初の内は中々覚えられずひたすら繰り返して聴き、最近なんとか覚えれてきてなかなか良いもんだなと思うようになりました。ながら聴きで何周かして、その後ミュージックビデオを見た際にこの大変恵まれた声質にようやく気付き、そもそも歌が上手い人が崩してやっているのかと感心した次第であります。

内容は繰り返す内にとても好きになってきたのですが、一点残念な点があるとしましたら、一年を通して温暖な気候のLAの人なんで作品も暖かい気温に適したものに聴こえるといったところでしょうか。最近の朝の寒過ぎる駅のホームで聴いていると、あまりフィットしない感じがしてきてよく分からなくなってくるので、来年春にもう一度試したら今よりもっと良さそうだなと。



Roy Blair / Cat Heaven

royblair_catheaven.jpg






Tracklist:
1.Grow Up
2.Alex
3.Family
4.Happy
5.Perfume
6.Thunder
7.Jane
8.Kansas
9.September
10.Switchblade
11.Grand Theft Auto
12.California
13.Hazel

Back to the Lab: Hip Hop Home Studios

少し前に発売がされているのに全く出ている事を知らずに、たまたまこちらの海外サイトを読んで知った、「Back to the Lab」というヒップホップ系の人気プロデューサー達のホームスタジオを撮影した写真集の続編。

生前のJ Dillaが、アーチと逆さピラミット形の照明が印象的なだだっ広い部屋で、ポツンと制作活動をしている様子が狂気を感じ大変印象的だった写真が載る、2005年発売の写真集「Behind The Beat」の続編で、前作の内容から察するに間違い無いと思うのですが。

下記に掲載アーティストの一覧をROOTDOWNさんのところから転載させていただきましたが、一時代を築いた人たちから今のトップランナーまで大分面白そうな人選になっておりまして、ネット上に公開されている一部も貼っときます。超セレブから自分の家とそう変わらない人まで、なんとなく貧富の差やキレイ好き度まで分かり面白いもんだなと。

もうちょっと何か情報無いか探しましたら、作者へのインタビューがRed Bullのサイトに載っており、大変面白い内容になっておりますので、こちらも併せてどうぞ。



Back to the Lab: Hip Hop Home Studios




backtothelab_00.jpg


backtothelab_02.jpg
backtothelab_03.jpg
backtothelab_04.jpg
backtothelab_05.jpg

backtothelab_06.jpg

backtothelab_07.jpg

backtothelab_08.jpg

backtothelab_09.jpg

backtothelab_10.jpg

backtothelab_11.jpg

backtothelab_12.jpg

backtothelab_13.jpg

backtothelab_14.jpg






掲載アーティスト(ROOTDOWNより)

CONTRIBUTORS (FROM A-Z)
ALCHEMIST
ANT
BABU
DABRYE
DIAMOND D
EL-P
FLYING LOTUS
DJ FORMAT
GEORGIA ANNE MULDROW
HARRY LOVE
JAKE ONE
JAZZY JEFF
JOE BUHDHA
JUCO
JULIANO
JUST BLAZE
KENNY DOPE
KHALIL
LORD FINESSE
MITSU THE BEATS
ODDISEE
OH NO
PLUTONIC LAB
RHETTMATIC
SA RA
VADIM
WAJEED
YOUNG RJ




qpiz2o54.jpg









Behind The BeatのJ Dilla




dulo(DJ KIYO) - Christmas Tree EP

独自の選曲と構成力、そして技術のトータルバランスが素晴らしく、日本ヒップホップDJ界の至宝と言っても言い過ぎでは無いDJ KIYOさんが、別名義でありますduloとして早めのクリスマスプレゼント的EPをName Your Price(0円~)にて公開しました。

ドラムはヒップホップでありますが、上ネタにはムーディーでうっとりする様なホーンやストリングス、そしてシャンシャンする鈴やベルの音が使用された、モロにクリスマスソング調のトラックばかりです。

その中でも特に好きだったのが、ド定番のポール・マッカトニーのアレを使ってそこにエフェクターをかけまくってムニュムニュさせた感じの5曲目です。適度にキャッチーでいてややドープ。クラブでかけても良さそうです。あと内容とは関係ないかもしれませんが、このジャケのセンスの良さ。

dulo名義としては2015年にリリースしたこれまたフリーの「RANDOM EP」もBandcampにありますので併せてどうぞ。



dulo(DJ KIYO) - Christmas Tree EP

dulo_chistmastreeep.jpg











How J Dilla humanized his MPC3000 (THE FIND)

週末が始まる前に見た、MPC3000をJ Dillaがどのように使っていたかという動画ですが、様々な人によってブログやツイッターにポストされこれ以上ないくらい拡散されておりますので、週明けで大分経過しており今更感も否めませんが、何度見ても面白かったのでポストしたいと。

J Dillaのトラックの特徴で自分が一番印象的に思う箇所は、やはり異常に太く感じるつんのめる様なキックですが、今でこそフォロアーも大量にいるため普通に受け入れられておりますが、その名が広まり始めた時は一体なんなんだという人も多かったですし、ちょっと分かり辛いというところもありました。

当時の衝撃と腹に落ちない感じは中々のもので、それがゆっくり世間に浸透して認知されていくにつれ、どうやらクオンタイズをOFFにして打っているらしいとか、エフェクトは何々を強烈にかけているんだとかいう情報などが出回り、機材で出していたヒップなノリみたいなのを使わないという革命だった事を知るわけですが、そういう事が10分程度で理解できる大変便利な映像資料になっております。
今まで聴いたこと無くてなんで世間がこんなに騒いでいるのか知りたかった方々や、ヒップホップ初心者の人たちに、映像資料で理解出来る便利な内容だと思います。今でこそこれだけの事の様な気がしますが、当時の雰囲気を考えるととんでもない発想だったなと思います。

同時期にはアンダーグランドですとカンパニーフロウが独特な音作りをしていましたし、サウスも盛り上がり、大物予備軍ですとティンバランドやスウィズ・ビーツ、ネプチューンズも大活躍しはじめていた頃で(これをみるとこの時期もある意味ゴールデン・エラだなと)、その中でもとりわけ地味な印象でしたが、当時自分としてはいちばん好きだったのがJ Dillaだったので、デスティニーズ・チャイルドのBootyliciousの中にJay Deeのクレジットを見つけ、遂にこういうのに進出出来たのか!と喜んだもんですが、同名のJonathan Donckerさんの方だったのを、亡くなってからインターネットかなんかで知ってズッコケた記憶が蘇りました。

ちなみに映像内ではクオンタイズ以外にも、ソウルネタをブツ切りにして組み替えるなどと言った手法も視覚的に分析しており、こういう見せ方は面白いので是非プレミアやピートロックとかのものでも見てみたいもんです。



How J Dilla humanized his MPC3000 (THE FIND)

mpc3000_jdilla.jpg










検索フォーム
カテゴリ
年月別アーカイブ
リンク
最新記事
RSSリンクの表示
QRコード
QRコード
ベスト・オブ・フリーミュージック
iOS版] / [Android版
フリー音源時代のお供絶賛発売中!
(私共も参加させていただきました。)












« PREV  | HOME |  NEXT »

このページのトップへ