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dulo(DJ KIYO) - Christmas Tree EP

独自の選曲と構成力、そして技術のトータルバランスが素晴らしく、日本ヒップホップDJ界の至宝と言っても言い過ぎでは無いDJ KIYOさんが、別名義でありますduloとして早めのクリスマスプレゼント的EPをName Your Price(0円~)にて公開しました。

ドラムはヒップホップでありますが、上ネタにはムーディーでうっとりする様なホーンやストリングス、そしてシャンシャンする鈴やベルの音が使用された、モロにクリスマスソング調のトラックばかりです。

その中でも特に好きだったのが、ド定番のポール・マッカトニーのアレを使ってそこにエフェクターをかけまくってムニュムニュさせた感じの5曲目です。適度にキャッチーでいてややドープ。クラブでかけても良さそうです。あと内容とは関係ないかもしれませんが、このジャケのセンスの良さ。

dulo名義としては2015年にリリースしたこれまたフリーの「RANDOM EP」もBandcampにありますので併せてどうぞ。



dulo(DJ KIYO) - Christmas Tree EP

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How J Dilla humanized his MPC3000 (THE FIND)

週末が始まる前に見た、MPC3000をJ Dillaがどのように使っていたかという動画ですが、様々な人によってブログやツイッターにポストされこれ以上ないくらい拡散されておりますので、週明けで大分経過しており今更感も否めませんが、何度見ても面白かったのでポストしたいと。

J Dillaのトラックの特徴で自分が一番印象的に思う箇所は、やはり異常に太く感じるつんのめる様なキックですが、今でこそフォロアーも大量にいるため普通に受け入れられておりますが、その名が広まり始めた時は一体なんなんだという人も多かったですし、ちょっと分かり辛いというところもありました。

当時の衝撃と腹に落ちない感じは中々のもので、それがゆっくり世間に浸透して認知されていくにつれ、どうやらクオンタイズをOFFにして打っているらしいとか、エフェクトは何々を強烈にかけているんだとかいう情報などが出回り、機材で出していたヒップなノリみたいなのを使わないという革命だった事を知るわけですが、そういう事が10分程度で理解できる大変便利な映像資料になっております。
今まで聴いたこと無くてなんで世間がこんなに騒いでいるのか知りたかった方々や、ヒップホップ初心者の人たちに、映像資料で理解出来る便利な内容だと思います。今でこそこれだけの事の様な気がしますが、当時の雰囲気を考えるととんでもない発想だったなと思います。

同時期にはアンダーグランドですとカンパニーフロウが独特な音作りをしていましたし、サウスも盛り上がり、大物予備軍ですとティンバランドやスウィズ・ビーツ、ネプチューンズも大活躍しはじめていた頃で(これをみるとこの時期もある意味ゴールデン・エラだなと)、その中でもとりわけ地味な印象でしたが、当時自分としてはいちばん好きだったのがJ Dillaだったので、デスティニーズ・チャイルドのBootyliciousの中にJay Deeのクレジットを見つけ、遂にこういうのに進出出来たのか!と喜んだもんですが、同名のJonathan Donckerさんの方だったのを、亡くなってからインターネットかなんかで知ってズッコケた記憶が蘇りました。

ちなみに映像内ではクオンタイズ以外にも、ソウルネタをブツ切りにして組み替えるなどと言った手法も視覚的に分析しており、こういう見せ方は面白いので是非プレミアやピートロックとかのものでも見てみたいもんです。



How J Dilla humanized his MPC3000 (THE FIND)

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クラーク内藤 / COVERS. (Free Download)

「KOHH - Junji Takada」をロックンロール調にカバーしたので度肝を抜かれ、その後Trash Hop Mixなる独特な選曲のヒップホップミックスを披露しそれもとても良かった、気になる人クラーク内藤さん(@clarknaito)が遂にフリーダウンロードアルバムをリリース。

タイトルはCOVERS.ということで、今回もJunji Takadaの時のようなキレを見せており、USヒップホップや日本のヒップホップのスーパーヒット曲のトラックを拝借しての独特のカバーを披露しております。

一曲目からいきなりフランク・オーシャンのNIKEに二村定の青空を乗せたのでガツンと来くるのですが、そのまま失速することなく次から次へと強烈な組み合わせがきます。特に自分が聴いてきたUSヒップホップの好きなトラックが多いので、それも馴染み易い理由かもしれません。

まあそれにしても何度か聴いてしばらく置いて聴いてを繰り返す度、やっぱりこれはごく短い期間で衝動的に作ったものが多いんだろうなと思うようなエネルギーを感じるのですが、そんな粗野な作りが気に入って癖になってリピートしてしまうのかなと。

そんな一曲たりとも捨て曲のないトラック群の中でも特に自分的に印象に残ったのは、曲自体がカバー(替え歌)ですが原曲より印象に残る歌詞だった明日花キララのCho Ero De Gomenne、そしてこれをきっかけに知って好きになったMeteorさん4800日後・・・のカバーあたりです。トラックもそこからなんでカラオケ的な感じですがなぜか新鮮です。

そしてジャケも衝動を感じます。いやただのパロディーか。笑 でも内容を上手く表したとも言えるな。




クラーク内藤 / COVERS.
 (Free Download)

clarknaito_covers.jpg







曲目
①「青空(MY BLUE HEAVEN)」二村定一cover 
(トラック:FRANK OCEAN「NIKES」)

②「JUNJI TAKADA」kohh cover
(トラック:FABULOUS WAILERS「Long Gone」)

③「Cho Ero De Gomenne」明日花キララ cover
(トラック:THE NOMADS「ICKY POO」)

④THE STALIN「天プラ」THE STALIN cover
(トラック:Kendrick Lamar「HUMBLE.」)

⑤「NO FUN」IGGY&THE STOOGES cover
(トラック:OG MACO「U Guessed It」)

⑥「誰を怨めばいいのでございましょうか」三上寛 cover
(トラック:Major Lazer & DJ Snake「Lean On」)

⑦「4800日後…」METEOR cover
(トラック:METEOR「4800日後…」)

⑧「シャンパンとワイン(Champagne and Wine)」OTIS REDDING cover
(トラック:Suicide「Frankie Teardrop」サンプリング)

⑨「さよならアメリカ、さよならニッポン」はっぴいえんど cover
(トラック:Chance the Rapper「Same Drugs」サンプリング)







Sly5thAve / The Invisible Man: An Orchestral Tribute To Dr. Dre

元々サンプリングで作ったヒップホップを特別にバンドでやるみたいなのや、ヒップホップの名曲をバンドカバーみたいなものにさほど興味が沸かない私ではありますが、Dr. Dre作品をカバーという字面の重力には負けてしまい、まんまと聴いてしまいましたが良かったです。

以前にもヒップホップの名曲をオーケストラで演奏する動画をポストしたことがありますが、その中でもDr. Dre作品は音的にオーケストラとの相性が良かったのもあり、ジャズでも何だか良さそうだなと察したわけであります。

こちらをやったのが故プリンスを支えたバンド、ザ・ニュー・パワー・ジェネレーションのメンバーでサックス奏者兼マルチプレイヤー・プロデューサーのシルヴェスター・オニェジアーカことSly5thAve。これまでプリンス以外にも数々の有名ミュージシャン(スティーヴィー・ワンダー、ジャネール・モネイなど)と共演してきた実力派で、ドレのお墨付きももらっているそうな。

カバー内容はドレ名義のものから、エミネム、スヌープ、2パック、ブラックストリートまで有名曲が目白押しでインスト曲中心ですが中には歌付きもややありといった感じで、ヒット作が気持ちの良い流れで畳み掛けるように次から次へときます。

ゲストにはクァンティック、マーク・ド・クライヴ・ロウ、ジメッタ・ローズ、メリッサ・マクミラン、ロバート・スパット・シーライトと中には知った名前もありますが、特にLet Me Rideに参加したジメッタ・ローズなんかは、エリカ・バドゥ風味を多少感じまして良いもんだなと。

あとは、ネクストエピソードのところが大分メローで始まり、元ネタの方の感じで進んでいくんですが、もう少しスリリングな感じだと良かったなぁなんて思っていると、一回終わってヒップホップ的な方に行ってくれるところとかかなり気が利いてます。

すでに極限まで洗練されているドレのトラックのカバーなのでどうなることだろうと思っていましたが、チープにならず、また妙にオシャレになり過ぎず適度に重さを残した、しっかり聴いても楽しくはたまた聴き流しても良い感じの内容となっておりまして、家&車でダラダラとかけっぱなしにするのはもちろん、歯医者の待合室からオシャレだと思ってJazzかけてるラーメン屋の店頭、そして職場での当たり障りない感じまで、幅広いシチュエーションでかけれられるBGMにもなるかと思いますので是非とも。



Sly5thAve / The Invisible Man: An Orchestral Tribute To Dr. Dre
アナログ

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「SAMIYAM / Pizza Party」 & 「Jonti / Tokorats」

前作はプロレスの入場を思わせるシンセのオープニングでいきなりヤラれ、Vaporな質感を感じるもの、直球でJ Dillaなものまでありユニークで面白かったですし、今になって新アルバムと比較するために聴き返すと気付くこともあり、やっぱり良いアルバムだったなとあらためておもいましたが、新しいアルバムはそういった前作までの要素ををグッとタイトにまとめたような印象で、若干タイトにになった感じがしましたが、消化されてより本人のものになったという感じもまたします。

ゲスト参加しているのは白いビギーことJonwayneのみで、一番最後の曲にラップではなくトラックの何かでやっている模様。というわけで基本的にはラップは無くインストアルバムとなっております。数時間意識せずに繰り返しで仕事した後、数日空けて再び聴くみたいなのを繰り返したんですが、控えめな中にああこの曲好きだなぁというのがいくつか入っており、それらを軸にしてアルバム通しても良くなってきております。

全く仕事の邪魔になりませんので、考え事しながらやらなければ行けない作業にも向いているかと思います。



SAMIYAM - Pizza Party
アナログ

samiyam_pp.jpg






こちらも前作(と認識している)Sine & Moon(2012年)は、当時フリーダウンロードで公開されてとてもよく聴きましたが、今回は全体的にフォーキーなテイストを各所に配し、コーラスが曲のポイントになっているものが多いなと。

アンビエントやダンスミュージックだったり、ドラムが強めのヒップホップ的なものだったり、チルなまんまフォークだったりと、こちらも控えめでタイトな内容でありますが、寝る時に片耳にイヤホン入れて最後まで頑張って聴こうと思って布団に入る事が多いんですが、大体3曲目くらいで気持ちよくて寝てしまうので最初の3曲を特に覚えています。

こちらも仕事中ずっと聴いていられる内容の大変癒されるアルバムとなっております。



Jonti / Tokorats

jonti_tokorats.jpg

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