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映画「Beautiful Losers」
- 2008-09-17 /
- 映画・マンガ・本
![beautiful_losers[1]](https://blog-imgs-19-origin.fc2.com/s/a/m/samplinglove/20080917160207.jpg)
D.I.Y.で世界を変えた”落ちこぼれたち(ルーザーズ)”の軌跡を描く、ドキュメンタリー。
1990年代、アメリカ。スケートボード、サーフィン、パンク、ヒップホップ、グラフィティの真っ只中で“遊んでいた”若者たち。
世の中から“落ちこぼれ(ルーザーズ)”と烙印を押された彼らこそが、マーク・ゴンザレス、マイク・ミルズ、バリー・マッギー、ハーモニー・コリン、シェパード・フェイリーたちである。
社会からはみ出した彼らが生み出す「アート」をいち早く見出したのが本作の監督であり、NYで“ALLEGED GALLERY(アレッジド・ギャラリー)”を設立したアーロン・ローズ。そこでは、D.I.Y.(=Do It Yourself:自分で作る、手作り)の精神が自然と生まれていった。自分たちで創り、自分たちで展示し、自分たちでネットワークを作る・・・ビート・ジェネレーション以降、彼らほどオリジナリティのあるクリエイティヴ集団は他に類を見ない。
こうしてたった数年間で、アレッジドから生まれたアートは世界的に脚光を浴びるようになり、各国で展覧会が開かれた。そこに展示される作品、創る者、集まる多くのファン―そのどれもが世界共通だったアートの概念をひっくり返してしまった。アートは金持ちのためでもなく、高尚なものでもなく、ストリートで遊んでいたキッズ達のものになったのだ。
本作は、その鮮烈なムーブメントの軌跡を描き、彼ら自身と、生み出す作品の魅力に迫るドキュメンタリー。
孤高のアーティストではなく、ちっぽけな“落ちこぼれたち(ルーザーズ)” はいろんなものを創るのが好きで、それをみんなと分かち合おうとしている。そんな思いが作品に溢れ、若者たちの心を捉えて離さない。
映画「ビューティフル・ルーザーズ」公式サイト
名古屋での上映スケジュール