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Nas「無題」
- 2008-07-20 /
- ヒップホップ

日本では1st「Illmatic」リアルタイム世代は「ナス」(当時の背帯はナスでした)、
いつの間にやら最近では「ナズ」の名前で呼ばれる、
(※本当はナズの発音が正しいみたいです。Nasty Nasみたいに韻を踏むときにはナスと発音されることもあるみたいです。)
カリスマラッパー、リリシストNasのDef Jam移籍後第2弾、
通算9作目となるNewアルバム「無題」がリリース!!
元々「Nigger」のタイトルでリリースしようとしたみたいですが、
物議を醸しだし、結局取り下げとなり、"Untitled"、邦題では「無題」でリリース。
まず気になるプロデューサーは、
Salaam Remi、Polow Da Don、Stargate、Cool & Dre、DJ Green Lantern、Mark Ronson、Toomp、Stic.man、J.Myers、Eric Hudsonが参加。
そしてゲスト参加しているアーティストには、
Busta Rhymes、Chris Brown、The Game、Keri Hilson、The Last Poets、Mykel、Edan Thomas(The stylistics)。
Polow Da Don、Stargate、Cool & Dre、DJ Green Lantern、Chris Brown、Keri Hilsonの名前を見ると、
コマーシャル的な要素も強いのかなと見受けられますが、もちろんどの曲もクオリティーが高く、
曲によってはNasの持ち味を引き出した、渋めのアレンジのもあります。
特にStargate制作の"America"なんかは意外といえば意外な地味な感じで、
でもこれはこれでかなりカッコよく、裏人気がでそう。
こういったコマーシャル的な曲は、やっぱり最近のHip Hopのアルバムには絶対不可欠
なような気もしますし、逆に入ってないと、地味なアルバムで終わってしまいそう。
それとDJ的にも絶対に入っててもらわないと困りますよね。
他はDead PrezのStic.manが制作した、エッヂの効いたトラックがカッコいい"Sly Fox"、"Untitled"、男性シンガーMykelをフィーチャーしたMidメローチューン"We're Not Alone"の3曲、
個人的にはアルバム中でもこの3曲がお気に入りです。
生バンドそしてBusta Rhymesをフィーチャーした、Mark Ronson制作の"Fried Chicken"、
2Pacの声をサンプリンしたDJ Green Lantern制作による"Black President"、
Toomp制作の壮大バンガー"N.I..*.*.E.R."等、聴き所満載かと思われます。
アルバムリリース前にリークされた"Be A Nigger Too"
Pro.はSaraam Remiでかなりカッコイイのですが、どうやら未収録みたいです。
今作品は、1st「Illmatic」が好きな人には物足らない内容かもしれませんが、
全体的に渋めな内容で、コマーシャル的な部分と、ハードコアな部分のバランスが取れた、
仕上がりなのではと思います。
あとヒップホップを聴いていて、いつも思うのは(Nasのような偉大なラッパーの作品は特に)、
リリックが分かったら、更に楽しめるのではないかなということです。
英語が分からないことが本当いつも悔やまれます。
英語の勉強は若いころからしておきましょう!!
サンプリング・ネタの勉強も若いうちからしたに越したことはないですよ!!
Nasの元ネタはコチラ
Newアルバム「無題」のネタも少し追加しました。