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Phony Ppl / mō'zā-ik.

ヒップホップの中心地が既に全米各地に散った後ではありますが、それでもブルックリンという出身地、またレジェンドDJ Jazzy Jayの息子もメンバーに在籍という事から、どうしても由緒正しいものに見えてくるのは、ヒップホップが40年以上の歴史を持ってしまっているというのもあると思いますが。

自分がハマったきっかけにもなったEP「Nothing Special」の時から、既にオリジナルで完成された雰囲気を持っており、ヒップホップの子の世代が出てきてこの文化を更新していくんだなと、業界では増えつつある2代目みたいな人達の最良の成功例として注目し続けているPhonny Pplですが、待望の新アルバムをリリースしました。

ヒップホップ、R&B、ソウル、インディーロック、ジャズ、ディスコなど様々な要素をクロスオーバーさせたバンドがここ以外にも同時期にいくつか出て、現在世界的なアーティストとして扱われたりしている中で、それに比べるとややマイペースな印象もありといった感じですが、Elbee Thrieの恵まれた声質にモヤがかかったようなチルなトラックの組み合わせは何ものにも代え難い存在であります。

自分の中ではずっと変わらないままいって欲しいなとも思っておりましたが、そういった元々の特色みたいなのは残しながらも、ダンサブルな2曲目、ドラムが乱れ打つこれまたダンサブルな3曲目、終わり間際イヤホンが断線したか壊れたかと思った5曲目、80'sのような爽やかな音色の8曲目など、新しい要素も盛り新たな境地に行った内容になりました。

自分的にはもちろんアルバムトータルで好きですが、あえて一番好きなのは何かと考えてみますと、夏に先行でカットしていた9曲目の「Before You Get a Boyfriend」がやはりらしくて良いなと思います。このアルバム夏頃出てたらもっと良かったなと。




Phony Ppl / mō'zā-ik.

phonnyppl_mozaik.jpg











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