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Ella Mai / Ella Mai

DJ MusterdにフックアップされたElla Mai(エラ・メイ)のBoo'd upの大ヒットや、Jorja Smithのこともあってか、イギリスから引っ張ってきた人が好調というのが今年のR&Bの印象的だった事のひとつでした。そんなElla Maiがアルバムを遂に発売。

マスタード作品と言えば今年リリースのYGの3rdアルバムに参加し、クラシックでありました1stアルバムのフィーリングが再び!?という期待もありとても楽しみにして何周か聴きましたが、自分としましてはこのElla Maiのアルバムの方が圧倒的に好みで、一曲一曲がスコンと耳に入ってくる感じです。歌だからかな。

まあまあの価格のイヤホンを付け聴いていたのですが、大幅にマスタード絡みで、何曲かその他のプロデューサー作があるような構成なんですが、重いキックとベース、そして分離したハイファイな鳴りにアルバム通して仕上げられております。

もちろんアルバムの核となるのは、マスタードのトレードマークであります地を這うようなベットリとしたベースが特徴の西海岸G由来のトラックですが、少し味覚を変えるという感覚でその他のプロデューサー作の楽曲が間にバランス良く収まってアルバムの構成としても良く出来ております。

ゲスト参加にはChris Brown、John Legend、そして注目のH.E.R.というラッパー無しというのも良いですね。スカスカながら超ヘビーというこの音の感じ、本当に格好良いし今年のアルバム上位に入ってくる内容だと思います。R&Bのアルバムというよりはヒップホップのアルバムを聴いている気分になってきます。

ちなみに、ポン酢を切らして夕方近所のスーパーに急いで自転車で買いに行く秋の夕方というシュチュエーションでチラッと聴きましたら、大変気持の良い内容でしたので、さすがはマスタードやはりこれは乗り物(車)に最適なサウンドではないかと確信した次第です。

地場産業感の強いウエストコーストヒップホップですが、よその国の人が歌うという事が普通の時代になったんだなぁと面白さを感じるとともに、どことなくElla Maiの顔つきが西海岸でやっていけそうな感じに見えたのも、最初に違和感を感じなかった点なのかなとも。(UK出身と知らず)



Ella Mai / Ella Mai

ellamai_ellamai.jpg









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