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DJ NOTOYA / Tokyo 1980s Victor Edition

世界の音楽市場から見たらガラパゴス状態にあった、日本の音楽産業の数十年にも及ぶ過去作品の数々が、ある時期から国内のレコードコレクター&DJたちによって自国のレアグルーブとして再評価され、それが今や世界に広がっている訳ですが、現在のそういった事象の中心に居る一人が、DJ NOTOYAさんだと思っております。

SNSでの話題に上がる頻度や、自分が直接会った人達と話をした際なんかに若手のトップランナー的存在として出てくる事なんかを考えますと、この人が次世代のDJ MUROさんやDJ Kocoさんのような存在に当たる人なのが分かります。聞いた中でも印象的な話としまして、充分音楽の小売が出来る知識量を若くして持っているにも関わらずその道に進まなかったのは、営業職の方が自由に営業先の地域にあるリサイクル店などに堀りに行けるから...というのがあり、中々の病気具合だなと思いましたよね。

これまで発表した、日本産の音源を使用して制作した「Tokyo 1980s 1~3」、フューチャーファンク的な楽曲で構成された「Nu Funk Classixx Vol.1&2」(相当好きだった)など、無料、有料問わず発表するものが軒並み高い評価で、音楽への理解度やDJとしての構成能力や選曲能力など、バランス感覚は群を抜いており、今作のメジャーレーベルのビクターからオフィシャルのミックスCD発売という快挙も納得です。おめでとうございます。

今回はビクターからのオフィシャルミックスなので、当然ビクター音源になるわけですが、それに限らず私は基本的に日本産の音源はミックスなどで受動的に摂取しておりますので、今回もまた知らないものだらけでありまして、定番なのかレアなのかすら分かっていないのですが(恐らくはかなり珍しいものなども入っているのだろうと思うが)、DJ的な技術とそもそもの曲のカッコ良さに着目するといういつも通りの聴き方で聴きました。

自分的にはですが聴き慣れるまで、80年代以前の日本産音源の多くは、日本語かつ日本的なメロディーのセンスにより、ダンス的なものを感じる手前で昭和的なものを感じてしまう事が多いので、とりあえず知っている曲にするべく身体を慣らすため、ただひたすら繰り返し聴いたのですが、徐々に繋がった瞬間の格好良いブレイクであったり、そもそも良い曲が多いというのがクッキリ分かってきて理解出来ました。

今回はラッキーな事に発売前にサンプルを聴かせていただいたおかげで、このミックスのために随分時間を使うことが出来、京都に行く道中に妻に「これ今日何周した?」と聞かれる程に、家族共々繰り返し聴きましので大変思い出深いミックスになりました。先週末だけで恐らく20周以上は繰り返し聴いて曲を覚えた後でもまだまだ聴き足りない感じですし、どちらかというと曲を覚えて楽しくなって更に歌えるようになりたいという感じになってきております。皆様もきっと長持ちすると思います。

この内容が評価され、レーベルごとに彼のミックスが登場することを願うと共に、まだ彼の作品を未体験の方々は現在でもまだ無料で聴ける&ダウンロード出来る名作がサウンドクラウドに複数ございますので、是非一度騙されたと思って聴いていただけましたらと。

ちなみにカバーアートは80'sのジャケットの定番でもあり、再びトレンドの最前線となっている永井博氏でありまして、内容とのマッチングは言わずもがなでありますし、見た目をちゃんとこだわっていて本当に素晴らしいですね。中身と外見が伴っていてそういった意味でもクラシックになり得るミックスだと。



DJ NOTOYA / Tokyo 1980s Victor Edition

djnotoya_1980svctr.jpg




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