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Coachella 2018 Beyonce

毎年海外の有名ミュージシャンのライブ中継が当たり前のように観られるようになり、ありがたみが減っているのもあってかこの数年でずいぶんツイッターのタイムラインも静かになりましたが、驚きのゲストが登場するとそれまで静かに視聴していた方々も思わず興奮が隠せない様子を見せ、なんだかんだみんなやっぱり観てるんだなという。

私もなんとなくですが、つけっぱなしにしてダラダラと観ておりましたが、やはり今年は皆が騒ぎ思わずツイートしてしまったように、ビヨンセの野外イベントとは思えない様な、熱量、圧、強度すべてが高く別格のショーケースに心を奪われ、アメリカエンターテイメント業界の基礎体力の違いにブチのめされた次第であります。

フェス独特の緩さが良いみたいな空気感を完全無視で、バチバチに完成されたステージングを披露したわけですが、エジプト、チア、ブラックパンサー、ミリタリーの要素を盛り込んだ衣装に、まるでピラミッドの様な鉄骨のセットと例のアマゾネス集団みたいな女性ダンサー、コミカルな男性ダンサーを従えたビジュアル的にも圧倒的な、他の出演者にまるで遠慮の無い完成された世界観に度肝を抜かれます。

音楽的には、ニューオリンズ・ブラスバンド、マーチングバンド的なテイストが終始支配しますが、サウスの名作等が引用されたりスクリューしてみたりと情報量も多めで、ゲストも予想していた家族から驚いたデスティニーズチャイルドまで、コーチェラに期待しているサプライズも見事成功した感じであります。生気を抜き取られたかのような何故かヨボヨボのJay-Zにはその嫁と反対のものを見ているみたいで若干驚きましたが。

負のパワーすらも芸の肥やしにし、既にレジェンド達(マイケル・ジャクソン、マドンナ等)のクラスと同等の場所に居るのだなというのを感じると共に、今後何処までこの伝説を増やしていくのか、ピークはまだ先にあるのかもなんて考えると楽しみです。

ちなみに途中で何度かX Japanも見学しましたが、並べて見ていると牧歌的で可愛らしいオジサン達と言った感じで、Xが手榴弾ならビヨンセは核爆弾みたいな感じでしょうか。本当、この後誰もやれない、やりたくないであろうレベルの焼け野原状態と言いましょうか、草木一本生えない感じであります。



Coachella 2018のBeyonce

beyonce_coachella2018.jpg












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