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Ravyn Lenae / Crush EP

NonameやSminoの作品に参加していたシカゴの19歳が昨年3月に出した「Midnight Moonlight」は、Sminoやチャンスの兄Taylor BennettをプロデュースするMonte Bookerや、SZAのTVライブでギターを弾いたりしているCarter Langなどがバックアップした長く聴けるEPでしたが、今回はレイヴン・レネー嬢と同じく20歳くらいの年齢で現在旬中の旬であります、The InternetのSteve Lacyが全曲プロデュースという前作同様の注目作になっており、5曲中の2曲に歌でも参加しております。

シングルとして出た一曲目の「Sticky」の、一度聴いたら忘れられないキャッチーで独特な歌が、このEPの印象を聴いた瞬間から特別なものにするのに一役買っている気がします。そしてその後に続く4曲もこの低年齢の組み合わせで作ったのかと驚くようなタイトさで、Steve Lacyのダンサブルじゃない方のモードな印象を受けました。前作と違うプロデューサーであれほぼ同様のテンションで聴けます。

Odd Future周りがシーンの中の大きい一角を形成しているのは昨今の流れとして当たり前のように感じておりましたが、今回のコレやKali Uchis、Badbadnotgood、そして昨年のDaniel Caesarのアルバム「Freudian」なんかもそうですが、周辺人脈や外部仕事みたいなのさえも特別なものになっていくのを見ていると、あの子供の集まりみたいだった彼らは、本当に才能が結集した特異な集団だったんだなぁと今更ながらに思います。



Ravyn Lenae / Crush EP

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