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How J Dilla humanized his MPC3000 (THE FIND)

週末が始まる前に見た、MPC3000をJ Dillaがどのように使っていたかという動画ですが、様々な人によってブログやツイッターにポストされこれ以上ないくらい拡散されておりますので、週明けで大分経過しており今更感も否めませんが、何度見ても面白かったのでポストしたいと。

J Dillaのトラックの特徴で自分が一番印象的に思う箇所は、やはり異常に太く感じるつんのめる様なキックですが、今でこそフォロアーも大量にいるため普通に受け入れられておりますが、その名が広まり始めた時は一体なんなんだという人も多かったですし、ちょっと分かり辛いというところもありました。

当時の衝撃と腹に落ちない感じは中々のもので、それがゆっくり世間に浸透して認知されていくにつれ、どうやらクオンタイズをOFFにして打っているらしいとか、エフェクトは何々を強烈にかけているんだとかいう情報などが出回り、機材で出していたヒップなノリみたいなのを使わないという革命だった事を知るわけですが、そういう事が10分程度で理解できる大変便利な映像資料になっております。
今まで聴いたこと無くてなんで世間がこんなに騒いでいるのか知りたかった方々や、ヒップホップ初心者の人たちに、映像資料で理解出来る便利な内容だと思います。今でこそこれだけの事の様な気がしますが、当時の雰囲気を考えるととんでもない発想だったなと思います。

同時期にはアンダーグランドですとカンパニーフロウが独特な音作りをしていましたし、サウスも盛り上がり、大物予備軍ですとティンバランドやスウィズ・ビーツ、ネプチューンズも大活躍しはじめていた頃で(これをみるとこの時期もある意味ゴールデン・エラだなと)、その中でもとりわけ地味な印象でしたが、当時自分としてはいちばん好きだったのがJ Dillaだったので、デスティニーズ・チャイルドのBootyliciousの中にJay Deeのクレジットを見つけ、遂にこういうのに進出出来たのか!と喜んだもんですが、同名のJonathan Donckerさんの方だったのを、亡くなってからインターネットかなんかで知ってズッコケた記憶が蘇りました。

ちなみに映像内ではクオンタイズ以外にも、ソウルネタをブツ切りにして組み替えるなどと言った手法も視覚的に分析しており、こういう見せ方は面白いので是非プレミアやピートロックとかのものでも見てみたいもんです。



How J Dilla humanized his MPC3000 (THE FIND)

mpc3000_jdilla.jpg










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