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入江 陽 / Fish

最新の音楽モードを理解し持ち込みつつ、歌の部分は唯一無二の個性という、絶妙なバランスで音楽活動をする入江陽さんの事は、Youtubeで「やけど」を見た時に衝撃を受けて以来注意深く見ておりますが、家庭内でもよく聴いた前作「SF」から2年経たないくらいで自主レーベルから新アルバムをリリースしました。

前作はエレクトロニックな楽曲が多い印象でしたが、今作を聴いた限りザッと楽曲の印象を言いますと、

1 = 90'sの跳ねたR&B風味、
2 = 緩い電子南米
3 = しっとりピアノジャズ+太鼓
4 = TRAP
5 = 00年代ヒップホップの中東風バウンス
6 = ピアノ伴奏
7 = エレクトロニカ
8 = アンビエント
9 = 昭和のポップソング
10 = 虫の鳴き声+EDMぽいTRAP

てな感じでしょうか。

まるで見本市のような幅の広さで、字面で見てもなんだか凄いものがあるのが分かるかと思います。引き出しの多さと、それらを適切に処理していることに驚くばかりです。

そして歌詞についても相変わらずのキレは健在でありますのでそこも一安心。前作までは、プリンスや岡村靖幸の精神を継ぐ人みたいな役割かと勝手に思っていた部分もありましたが、今作はそれにプラスして狙ったのか狙ってないのか分かりませんが、フィッシュマンズのようなの印象もチラチラと感じまして、独特のファンクネスの進化を感じさせてくれます。

ちなみに、トラックメイキングにはTeppei Kakuda、粗悪ビーツ、耶麻ユウキ、ゲストにはBOMI、岩出拓十郎(本日休演)、黄倉未来、ガクヅケ木田(芸人)、セミ(虫)という人選。

ユニークな(ギリギリな)ジャケも相まって、とても面白くて新しい作品でしたので皆も聴くと良いなと。




入江 陽 / Fish

yoirie_fish.jpg












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