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Lil Yachty / Teenage Emotions

昨年ミックステープ「Lil Boat」が出た時、その極度に多幸感大盛りドリーミーサウンドと赤を基調とした強烈なルックスに一瞬でヤラれてしまいましたが、それは私の個人的な感覚なだけというわけでなく、アトランタの新世代で凄いのが出てきたなという空気感がSNSを支配し、皆で特別なものの誕生を見た同時体験のような感覚がありました。

あれから一年間、その注目度の高さやニュージェネレーション故の感性から、自由に発言した結果騒動に巻き込まれたり(絡まれたり)しながら、いつの間にかすっかりキーパーソンの一人となりました。そして世界中の期待を受け発表したデビューアルバムがこちら。

ジャケを見れば多様な人種が、そして男性同士のキスが写り、常にマッチョが支配してきたヒップホップに新しい時代がやって来たという感じですが、この決意を持ってみたいな感覚が皆無に見えるサラッとやってるところが良い所ですよね。

音楽性に関しては、前作までの主力だったドリーミーなトラックもちろんありますが、少しシリアス、メローなタイプから、モロにMigosそしてレゲエに寄ったものまでと、大分バラエティーが豊かな感じがします。私としましては終始ドリーミーで駆け抜けても良かったんですが。まあ、でもコレで良いとも思います。

ゲストについてもアメリカ国内のギャングスタラッパーや若手から、UKやオーストラリアまでと多岐に渡っており、サウスの有名どころでガチガチに固めていない所(Migosはいますが。笑)が良かったなと。

ちなみに自分が気になったこととしまして、一曲目や11曲目聴いていてなんかSADEみたいな感じがするなということです。多分裏声のボーカルにリバーブがかかり、サウスのトラックが80年代のトラックと重なる音色などがあるからそう聴こえただけだと思うのですが。

しばらく飽きずに聴けそうなアルバムになっているかと。



Lil Yachty / Teenage Emotions

lilyachty_teenageemotions.jpg











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