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Thundercat / Drunk

若くしてあのハードコアバンドSuicidal Tendenciesのベーシストに起用され、その後もケンドリック・ラマー、フライング・ロータス、エリカ・バドゥ、ビラル、テイラー・マクファーリンなどのレコーディングやツアーに参加してきた、現行のソウル、ジャズ、ファンクシーンを次のステージに押し上げている重要人物の一人、サンダーキャットの新アルバム。

私も出る前から大分期待しておりますが、その根拠が内容云々ではなくとりあえずジャケが最高だったから、という事前に公開されたカバーの影響がかなり強く、本当にジャケって大事だなぁーと思った次第であります。

EPのような形式だった前作のThe Beyond / Where the Giants Roamでは、オーセンティックな極上のチルチューン(ヒップホップ以降ではあるが)といったイメージを持ちましたが、今回はBRAINFEEDERらしさが出たといいますか、ソウル、ジャズ、ファンクな基本路線に今日的な音色も配しながら、さらに80’s R&B要素も盛ったところで、渋路線好き以外の人のところにグっと近づいたような気もします。

Isley Brothers / Footsteps in the Darkのドラムサンプリングが印象的だったThem Changeのみが、前作からそのままスライドしてきておりまして、ゲストの参加はもちろんいるであろうケンドリック・ラマーをはじめ、マイケル・マクドナルド+ケニー・ロギンス、そしてファレル、ウィズ・カリファ、さらにはボーナストラックにマック・ミラーという、少ない人数に絞ってあり、尚且つコンシャス、ポップ、ヤンキーの完璧なバランスはさすがこのレーベルと言った感じ。

前半ちょっとトリッキーな曲もありやや戸惑いましたが、中盤以降はヒップホップ的なBPMのからダンスミュージック的なBPMまで、比較的クラブやミックスなどでも使用し易い形式のものが多くなっており、夏向きのもいくつか有りますので今年の夏ミックスに入ってくるのかな?と楽しみが増えました。仕事中にずっと聴いていられる内容なので、しばらく繰り返したいと思います。



Thundercat / Drunk
日本盤:マック・ミラー参加のボーナストラック有)

thundercat_drunk.jpg





東京:2017.4.27(木) LIQUIDROOM
名古屋:2017.4.28(金) 名古屋ブルーノート
京都:2017.4.29(土) 京都METRO
大阪:2017.4.30(日) Conpass








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