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Vince Staples / Prima Donna

先週末、ヤンサグの新作のジャケットで話題騒然でしたが、もう一方で心待ちにしておりましたVince StaplesのEPが予定通りリリースされ、息子が坂本慎太郎の鬼退治を繰り返し聴きたがるのをなだめて、なんとかこの2枚を聴き続ける週末となりました。

昨年DefJamから発売されたSummertime '06は、私が大手老舗レーベルに勝手に持っていた(途中から)チャラついたイメージに、こういうのもやるのかと変化を持たせる、大変タイトな内容(歌詞の内容はよく分かってませんが)で、とても印象的でカッコ良いカバーの絵、そしてテレビに出てくる時も飾り気のない本人のキャラクターと合わさって、それまでのオッドフューチャーの人達と仲が良いなどの予備情報がいらない存在まで一気に上がった感じでした。

そして今作のEPもまた、前アルバム前半に見られたタイトなトラックを選び、そしてバウンスした曲が多いように見受けられまして、ダンスホールっぽさと言いましょうか00年代メインストリームをアップデートした感じと言いましょうか(3曲目だけルーツっぽいか)、そういう印象となっております。

最初プロデューサーの情報を見ずに聴き始めたのですが、一貫しているトラックの感じから、同一プロデューサによるものかもしれないなと思ったんですが、ウィキペディアを見たらDJ Dahi、No I.D.の前回参加組の他に、James Blakeが頭とケツの2曲やっており、もう一人2015年のグラミーにノミネートされたJohn Hillが参加という内容。

ゲストには、前アルバムにも2曲参加したKilo Kishちゃん(これは前作の時に録られた使用されなかったものだろうか?)と、ノリノリのタイトル曲にA$ap Rockyの2名が参加しておりまして、どちらの曲もバッチリとハマっております。というか、EP中に捨て曲が無く全てカッコ良いと思いますし、尚且つ全てフロアユースかと。自分は特にNo I.D.の作った6と前述したタイトル曲5、スッカスカの1が特に引っかかりましたが他のもほぼ同じように好きです。

あんな意味ありげで格好良かった前作のジャケだったのに、今回面白路線で来るのは一体何なんでしょうか。まあ、これはこれでいいけど。



Vince Staples / Prima Donna

primadonna_vincestaples_C.jpg






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