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Vince Staples / Summertime '06

6月の終わり頃のリリースラッシュの中でも特によく聴いております、カリフォルニアはロングビーチのオッド・フューチャー勢とも親交の深いラッパー、Vince Staplesの待望の2枚組フルアルバムにつきまして。

昨年のEPは生活圏をテーマにジャケを作成した感じでしたが、今回はサマータイムというタイトルと波で海かな?イントロでカモメも鳴いてるし、という予想くらいしかできない抽象的なアートワークで、とにかく聴く前からなんだか凄いんじゃないかコレ?と思わせるイメージ戦略にも勝利した感じであります。(Joy Divisionのアレにも似てますね)

で、内容的にも前作EPをさらに煮詰めたような内容で、ドラムとベースに焦点を絞ったDisc1前半(全体的にもそういう印象があるが特に)を覆い尽くすタイト過ぎてドス黒過ぎるトラック群に、相性の良い高めの声のラップを聴きながら、このアルバムがDEF JAMから出ているという事実に驚き、ラップへの理解が0%ではありますが、圧倒的な特別感を(私に)植え付けることに成功しております。ちなみに、その前半のおかげからか後半の曲がより華やかに聴こえるというマジックも。

また、Disc2で気になることは、2000年代前半頃のメインストリームのビートから派手さや祭り感を抜いたような印象のトラックが何曲か入っており、これはリバイバルなのかこういう流れが普通に今でも存在するのか、メインストリームのトレンドも見失った私にはよくわかっておりませんが、新鮮に聴けてとても良かったです。(自分が主流と思っていた様なサウンドはChristian Rich作の9曲目みたいなやつ)

参加プロデューサーはNo I.D.、DJ Dahi、Kidd、Christian Rich、Clams Casinoという大変今っぽい組み合わせでありまして、それを見ているだけでも、益々メジャーとアンダーグランドや西東南の境界線がよく分からなくなって来たなという感じですが、こういうエッジの効きまくったのがメインストリームのレーベルから発売されるアメリカはやはり凄いなと。


Vince Staples / Summertime '06

vincestaples_st06.jpg





オッド・フューチャー感とウエストコースト感を合わせ持つ大変素晴らしい2011年の「Shyne Coldchain Vol. 1」と、No I.D.、アトランタのChildish Major、Dilated PeoplesからEvidence & DJ Babu、この中の(私が考える)ベストトラック「Nate」を作ったケンドリック・ラマーのPoetic JusticeのプロデューサーScoop DeVilleの布陣で送るまとまりの良い2014年「Shyne Coldchain Vol. 2」は、どちらも大変素晴らしく無料でダウンロードして聴けますので、Vince童貞の皆様、この際是非童貞だけでも喪失していっていただければと。




Tシャツも出てますが欲しいですね。格好良い。
http://www.myplaydirect.com/vince-staples/cd-wave-t-shirt/details/117480396

vs_st6_tshirt.jpg








これも並走してよく聴いてました。同じくスカスカ気味トラックですが、メローで聴きやすい。




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