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音専誌App新刊『音楽は嘘をつけない』

音専誌の新刊“音楽は嘘をつけない”を読了しました。
音専誌の企画、編集もされていて、凄腕Chopped & Screwedリミキサーでもある佐藤研さん(@sugakey)と音楽ライター/翻訳家の小林雅明さん(@asaakim)で音楽シーンの価値観や変化などを肌感覚に語られております。文章が手紙形式となっており、非常に読みやすくお二人の音楽に対する考えが自然に入ってきました。

ネット普及以降、それこそ数か月単位で慌ただしく変化する音楽サービス(サウンド・クラウド、バンド・キャンプ、iTunes Matchなど)と合わせ売り方、聴き方の変化について書かれており、ケンドリックラマー、スクールボーイQなどのTDEやビヨンセ、ウータン、ソウレクションなどの作品のリリース例を交えながらですので特にブラックミュージック好きの方にはならわかりやすく読み進めることができます。
これからフィジカルとデジタル、フリー音源の進むべき道なんかはどうなっていくのか私も興味が尽きません。

私は小林さんのミックステープ文化論から後追いで聴き方と価値観がどんどん変化していき、自然とお二人やツイッターのフォロアーさんの影響を受けまくって今に至るわけですが、俄然面白くなってきていると感じることが多い2014年、この本を読んで音楽の価値について改めて考えることで、さらに楽しくなり新しい出会いができそうです。

音専誌App新刊『音楽は嘘をつけない』 iOS , アンドロイド

ongakuhausowo.jpg

2014年2月から6月の約4ヶ月間に渡って行われた、音専誌App編集部の佐藤研と『ミックステープ文化論』著者/評論家の小林雅明さんとの往復書簡の全記録です。

◆曲そのものの善し悪しで判断することが、フリー・ダウンロード音源に対する初期設定。

◆これまでは「売るための」ふるいにかけられた音楽にのみ触れる機会が、圧倒的に多かった。

◆ミックステープを公開し、ファンを大事にして育て上げて、かなり地道にやってきたケンドリック・ラマー/TDEに目をつけたのが、インタースコープだった。

他、約47,000字

みなさま是非ご一読くださいませ!!!

ちなみに小林雅明さんによるハイパーリンクな解釈で1980年代のDiscoと 2014年のDiscoをB2Bスタイルでミックスした“DISCO BACK2BACK”が最高ですので是非チェックを!



[追記:2014.07.29]小林さんのミックス“DISCO BACK2BACK”の続編Vol.2がアップ!こちらも必聴です!



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