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Lord Finesse - Live In Tokyo Pt.1&2

昨年から今年にかけて、音楽というより音楽ビジネスの話題で世間に賛否両論を巻き起こしたフォンキーメン師匠ですが、今年2月の来日で見せたDJセットが上がっておりました。

90年代の青春でありましたAdriana Evans/Realityの2枚使いの残像を残したまま、御大のDJプレイとの15年以上ぶりの邂逅でしたが、当時との落差などは全く無く、更にソツなく面白い内容になっているのにビックリした次第であります。年齢は重ねましたが、相変わらずの非常にアグレッシブなプレイスタイルで刺激を受けます。

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(写真:Subliminalさんのブログより)


踊れるダンスクラシック中心に時折2枚使いや、人気曲を多少いじったものを中心にプレイしたVol.1で完全に心掴まれたまま、Vol.2はR&Bで幕開けするのですが、序盤でTROOPのあの胸キュン名曲が放り込まれて、朝っぱらから何も手に付かない状況であります。今の今までアメリカ人てTROOP聴かないのかと思っていました。笑
その後も米英のR&Bクラシックで攻め立てられ、ローフィネ師匠の中身は日本人かイギリス人なのかと思うほどの内容に。その後はモチのロンのヒップホップクラシック祭りで、イントロ即死系のあれやこれやをアイデア豊かにネタと絡めてプレイ。次の出番の人がこの後DJやるの嫌だなーと思うような完璧な出来であります。

それにしても、会社という冷静な場所とチャカカーンの込み上げのギャップが凄すぎておかしな気持ちになってきましたよ。

もちろんどちらもフリーダウンロード可能(太っ腹じゃないすか)でありまして、お金は取られませんのでご安心を。若い方も例の一件に惑わされず内容の良さを評価してもよろしいかと思います。(サウンドクラウドの各ページに入っていくとダウンドードできるようです。)

当事者以外の人間には真意は分からないものかもしれませんし。私ども日本のオッサン達も老害化して自分中心にモノを話していないか、若者に尊敬を求めて偉そうに上から話していないかを今一度考えるいい機会にはなりましたよね。


LIVE IN TOKYO Part.1(via:EXTRACLASSIC)

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LIVE IN TOKYO Part.2(via:OKP)

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元ギャングや殺人の容疑がかかっている人が大ヒットを飛ばし、街でコカインを売り、平気で大麻を吸い、紫色のドリンクをガブガブ飲む、まるでフィクションのようなUSヒップホップ界の人達に、人としての常識を求めるという事自体が非常に難しいように思うのですが。死ぬほど稼いだのに破産する人が大勢いる業界ですからね。私はキン肉マンの超人のような感じで見ています。




私のリアルタイムはココから。おなじみドアップジャケも男臭さが充満しております。






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