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2019年海外旅行 ニューヨーク到着編

たった4日間の比較的安全な土地への滞在だったとは言え、ぬるま湯につかっていたオッサンにはとんでもなく大冒険であった人生初のアメリカ滞在ですが、いよいよメインイベントでありますニューヨークへ移動する日に。夜の便に乗り朝到着というおよそ5時間程度のフライトですが、どうやらアメリカ国内は西端から東端までは3時間の時差があるということで到着は早朝との事。

初のアメリカにテンションが上がってしまい、調子に乗ってリサイクルショップで靴(8足くらい?)や金属製の文具、陶器まで、かなり無計画に買ったりしたので、荷物がやけに重くなってしまいました。とりあえず歩いて駅に向かったものの、道の悪さと重さと疲れで出て僅かな時間で嫌になってしまい、生まれて初めてUberを呼ぶことに。既に日本で登録が済んでおりましたので、相乗りで手配して数分後に迎えに来てもらえたんですが、実際には相乗りの相手は乗っておらず安い値段で自分しかいない状態で行けたのでラッキーでした。

空港に到着し早速荷物の預け入れを行ったところ、なんだか重いなと思ったら重量が55kgだったようで、担当してくれた黒人のスタッフに、下の名前で「○○これ大丈夫だと思ったんか?あと3kg減らしてくれ、何とかするから」みたいな感じの事言われて、下の名前で呼ばれたことにビックリしたのと、なんて優しい人なんだろうかとビックリしたのと。無理やり減らしてなんとか通ることが出来ました。ニューヨークに着いてからこの50㎏の荷物を持って宿まで向かうのに、地下鉄乗ったり階段を上がったり、置き引きから荷物を守ったりと色々あるでしょうし、これ持ってコペンハーゲンには行けないだろうからどこかから荷物を送らないとなぁとか考えると憂鬱な気分になります。

そして飛行機に乗る訳ですが、たまたま並んでいた時話したサンフランシスコからボストンにボート競技のため向かう19歳の青年が、これまたたまたま隣の席になり、向こうがこちらに興味を持ってくれた為、この旅初めてとなる長時間のコミュニケーションチャンスが訪れました。およそ5時間の飛行機内限定で、夜中のフライト且つ朝着ということもあり、向こうの睡眠を邪魔するわけにもいかないなと思っておりましたが、向こうも気にしてないようで色々コミュニケーションをとっていたら寝ない内に到着。

出会いと別れが恐ろしいスピードで過ぎ去って一睡もしないままニューヨークに到着してしまいましたが、荷物のあまりの重さと、日本を出る少し前にYoutubeで見たニューヨークでのトラブルの体験談により、バキバキに覚醒したままジャマイカ駅から地下鉄に乗ることに。

まず券売機で空港からの電車エアトレインに乗ってきた代金と、地下鉄とバスを1週間程度利用する為のメトロカードを購入しようとして、券売機と格闘しておりましたが、10分くらいやってもどうにも買えないため近くの職員に聞くと、横のキオスクでしか買えないからそこで買えと。券売機で買えるようにしとけや、と心の中で思うものの、改札を出た瞬間から置き引き、スリ、強盗への警戒からかすぐさま防御モードに切り替え。

そんな緊張からか、地下鉄の入り口では1回目のスキャンで通らず焦り、2回目で開くもトランクが通せずで結局中に入れず。いきなり窓口のお世話になり横のドアを開けてもらい無事地下鉄に乗りました。どうにかなるだろうと思いGoogle Mapの言いなりに乗ったもんですから、宿の人に教えてもらった行き方とは全く違うAのラインに乗って目指すことに。ほぼ日本の地下鉄と変わらないじゃないかと思うような綺麗で明るい車内に、心の余裕が生まれますが、コートスクエアで乗り換えたGのラインは、写真や映像で見たことのある銀色の狭いアノ地下鉄で、緊張のあまり固まってしまいましたが、斜め前のエアジョーダン6にビリビリのスリムジーンズでドレッドの若者に恐喝されないよう、慣れた雰囲気を出しでなるべく目が泳がないよう、旅行から帰ってきた風に振舞います。恐らく名古屋の下の町から来ている雰囲気ビンビンだったと思われます。

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ニューヨークに限らず今回の旅のために、それぞれの街に合わせて乗り換えや時間が調べられるアプリを入れて行きましたが、実際にはGoogle Map一つで済んでしまいました。ただし今いる場所から目的地までかなり適当に使っていたため乗り間違いも多発し、ニューヨークでは大分大変な目に合うこともありました。

目的地でありますブルックリンのメトロポリタンの駅に着き徒歩で数分移動しましたが、案の定さほど遠くない宿までも、舗装状況と地下鉄&宿の階段で拷問かと思うような過酷な移動でした。飛行機降りてから宿までの情報量と乗り越えるイベントがあまりに多すぎてへとへとになりました。

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今回ニューヨークの宿探しは、やはり他の地区と比べて治安が不安だったのと、金額が高額なのが引っ掛かったので、どこに宿泊すべきか取っ掛かりもなく困っていたのですが、一時期住んでいたDonsta君(@idonsta)のアドバイスを元に、現地で短期ルームシェアをしている人をブルックリン周辺で探して、綺麗なマンションの一室(共同トイレ&バス&キッチン)にそこそこ安い金額で入りました。元々私の住んでいるところ周辺出身の人で、本棚にはナニワ金融道とゴリラーマンという、近所の床屋の待合のような家から出られなくなりそうなラインナップでしたので、読まないよう心掛けました。大家さん以外には、昼過ぎに仕事に行き、夜帰ってきて朝までラップトップで音楽を作っている長期契約者の白人男性(中年)がおり、サウンドクラウドでもバンドキャンプでも良いからアカウントを教えて欲しいとお願いしましたが、シークレットプロジェクトだと即答で断られました。

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これまでも金銭や時間など様々な都合から、もしかしたらニューヨークへは一生行けないかもしれないなと思っていましたが、こうして一番行きたかった頃を過ぎてようやく来れた事を嬉しく思いますが、無理してでももう少し早く来ていればなと後悔もしております。英語が話せないのに危険が多い場所に行くのが怖かったというのももちろんありましたので、いまだに若い頃に聞いていた治安が悪いという噂がそのまま頭に残っていて、大家さんに危ないところは無いかあまりにしつこく聞いたため、やや鬱陶しそうな感じでしたね。笑

大丈夫だと言われて、まずは近くのエリアを徒歩で巡るため外に出たら、いきなりミュージックビデオの中なんかでしか見たことのない、消火栓を開けて数人が楽しんでいるのを見かけて、本当にコレやっているんだなという感動と、本当にコレが許されているんだなという無法地帯ぶりに、やっぱり少し怖くなり気を付けないとなと思った次第であります。

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2019年海外旅行 ポートランド編

航空券、ホテルが決まり必要なものも購入し、準備万端で行く気も満々だったのですが、行く手前になると極度の不安からか、一体自分は何のためにこんな長期間に渡って沢山お金を使って海外に行くのだろうか?という疑問に頭が支配されそうになりますが、あんなところにもこんなところにも行くぞ!という過密なスケジュール組みで、それを打ち消すのを繰り返し、遂に出発の日に。

家族に見送ってもらい搭乗。デルタ航空を使いデトロイトを経由してポートランドに向かう機内では、Wi-Fiがメール用に使えて自身のiPadで映画が見れるのと、スターバックスのコーヒーが飲めるという事に驚きましたが、まあ結局どれもあまり利用することもなくといった感じでしたが。

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前に座る太った白人中年の寝相が悪く、気になってしまい落ち着かなかったので、目を疲れさせて寝るため映画をいくつか見ましたが、中でもオレゴン州が舞台となった「グーニーズ」を小学生ぶりくらいに見て、チャンクとスロースが最後に抱き合うところで少しばかり泣いてしまい、広瀬すずのコギャルの映画見ていた隣のオッサンに気味悪がられました。

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乗り換えで着いたデトロイトは外に出る時間がないものの、空港の黒人職員がこちら側に案内で話すの自体がすでにラップみたいだし、荷物検査では靴まで脱がされるし、アメリカに着いたのをビンビンに感じさせてくれます。iPadを出し忘れて止められた時は、別室に連れていかれて尻の穴まで検査されるんじゃないかと思うほどなんだかピリピリしていて緊張しましたが、無事に乗り継ぎ夜のポートランドへ。


滞在地:アメリカ オレゴン州 ポートランド
携帯電話:ソフトバンクをそのまま使用(アメリカ放題)
移動:BIKE TOWN(レンタル自転車)、電車・バスの一日券、Uber
宿泊:ホステル(8人部屋)



そもそもポートランドを選んだ理由に、西海岸に行ったことのある&仕事でよく行く友人数人にロサンゼルスはどうか聞いたところ、僕が行きたそうなところは車が無いとどこも行けないのでは?と言われたため、同じような西海岸の文化圏でなるべくコンパクトで交通の便が良いところを選んだ結果なんですが。

安全で暮らしやすいなんて書かれている場所とはいえ、はじめてのアメリカ到着が夜遅くて、しかも電車で移動ということで怖くて仕方ありませんが、そこは余裕を見せるため「静かなるドン」をスマホで読み平常心を取り戻す努力を。しかしながら携帯はひったくりが来ても離さないよう固く握りしめ、かばんも足で挟んでがっちりガードという完全に素人旅行者であります。

到着した駅から暗い道を歩くこと15分でホテルに辿り着いたわけですが、後日夕方ウロウロしていると普通にプッシャーとか角に立ってるようなところだったので今思えば怖かったなと。ホテルにチェックインしている時に併設のカフェを見ると近所のおじさん達が数人で楽器を演奏してセッションしている最中で中々良い雰囲気。

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部屋の建物は古い洋館で独特の匂いがしますがまあ特に問題は無し。部屋を開けた瞬間、靴履いたまま寝ている誰か(メキシコ人の女の子だった)が目に飛び込んで来て度肝を抜かれましたが、誰にも興奮を伝えられないし、夜も遅いし、周りの事も考えライトも携帯の懐中電灯機能くらいしか使えないので、荷物だけロッカーに入れ南京錠をかけて、着いたそのままの状態で寝ることに。

翌朝明るい時に部屋を見れば、ボロいけど値段的には特に問題なく風呂トイレもまあ掃除もしてあるし良いかなと。どうにかなると思いホステルを選択しましたが、やはり英語が使えないとコミュニケーションが取れず、同室の宿泊者と仲良くなれないのはすぐに気付きましたし、最後までそれは変わらなかったです。

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ホテルが用意してくれているベーグル一つとコーヒーの朝食を食べ、さっそく行動開始。前日の夜には気付きませんでしたが、バックトゥザフューチャーに出てくるような、ブランコが玄関先にあるアメリカ丸出しの住宅が目の前に現れ、いきなりアメリカを実感し興奮しましたが、15分もしないうちに慣れました。

まずは慣らしがてら、ホテルから100mほどのところにあるホームセンターで2時間くらい商品を眺めておりましたら、おおよそ10人くらい居る店員の全員から話しかけられ、こうした少しのコミュニケーションで防犯的なものをしているのだなと感心。目的が無いのにホームセンターをウロウロするのが信じられないと言った感じですが、「I'm From Japan. I Like Hardware Store.」でなんとか切り抜けた次第であります。

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リサイクル店、ポートランドらしい店を混ぜこぜで回った感じですが、勝手に雑誌ポパイ的な洗練されて文化的なイメージを持って行ったものの、実際受けた印象はアメリカの田舎の都会(名古屋みたいなものか)を強く感じたのと、気候が過ごしやすいこと、人がフレンドリーなところなんかでしょうか。みんな個人が経営するコーヒーのロースティングもしている店でコーヒー飲んでるみたいな印象もなく、魔法瓶に入ったコーヒーをジョボジョボ継いでくれて2ドルみたいな感じです。

ナイキの本社がある他、なぜかアディダスの本社もあるこの町は、スニーカーがきれいな状態で中古で売られていることも多く、滞在中通っていたリサイクルショップのオジサンには「お前は毎日良いものを買っていくな」と言われますが、とても良いものとは思ってなさそうな日本ではあり得ない値付だったり、アメリカの多くの人たちは新品至上主義なんだろうなと思うようなところもチラホラ。

かと思えば、郊外のアメリカのビンテージ服を集めた店では、日本の古着屋に行った方が良いのではないかと思うほどの値段が付いており、どうりで気の利いた古着がゴミを売っているような店から出てこないわけだと納得しました。

ちなみに、ポートランド滞在時の移動手段のほとんどは、ナイキが運営するレンタル自転車サービス「BIKE TOWN」を結構使用しまして、ほんと降りては乗り降りては乗りの繰り返し。基本的に異常にタイトなスケジュールを立てたところもあり、電車とバスの一日券で大まかに動きながら、細かいところをBIKE TOWNで行き、極力移動時間を圧縮しました。他にも1ドルで解除して一分いくらで乗れる電動キックボードみたいなのもあり、そこら中でガラの悪い人が乗っていたり、道端に乗り捨ててあったりとよく見かけました。

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飲酒も普段ほとんどしなくなったのと、一人で飲むのもなぁというのもあり、そういったナイトスポットには行きませんでしたが、せめてと思い土曜の夜にロッキーホラーショー(仮装あり、ツッコミあり)を観に行ってきましたが、地元の人々の熱演もありましたがあまりの疲労に半分以上寝てしまいました。

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携帯でクレジットカード支払いができる仕組みを見て、本当にクレジットカード社会なんだと実感。

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ポートランド名物ともいうべきZINEが、普通に図書館に置いてあるのは凄いなと。

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様々な場所でどこから来たのかを結構な頻度で聞かれましたが、こちらが日本と答えても特にアクションがあるわけでもなく、あまり話が膨らまなかったです。みんな芸者、忍者、寿司とか言うかと思ったんですが、そんな人一人もいませんでした。そんな中、たまたまこの服を着て行った無印良品ポートランド店にて、男性店員に「お前のTシャツ最高だから写真撮らしてくれよ!」と言われましたが、そこがピークでそれっきりどの国に行っても無反応でした。とりあえず全体通してこの1いいねのみでしたね。笑

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カニエ・ウェスト論 《My Beautiful Dark Twisted Fantasy》から読み解く奇才の肖像

初めて「Through The Wire」を聴いた時のことは今でも鮮明に覚えておりますが、ズバリ嫌だなーこの感じというのが感想でした。チャカ・カーンの早回しが異常に小賢しく感じ、もっと良いサンプリングベースのヒップホップは沢山あるのにと。

アルバムはまあまあとは思っておりましたが(生意気言ってすいません)、本当の意味でガツンとやられたのは「Gold Digger」の時でした。この時期の私は人生で一番スカスカの音楽を聴いていた時代で、そんな時期とリンクするシンプルな楽曲だったのと、スパイクリーの映画「インサイドマン」でも、人質の銀行員が持っている携帯の着信音になっていたりして、そういうところでも好きだったんですよね。

そもそも何で自分もこんなに目が離せなくなったのかなと考えてみますと、テイラースウィフトの受賞に乱入したところから「My Beautiful Dark Twisted Fantasy」を出したあたりの、やっぱりおかしいのかなというのと、常に新しい雰囲気を出せる天才かもしれないなということを感じたからでしょうか。今でもゴシップまるけになりながらも、発売する度に我々の設定した低くないハードルを越えてくるという繰り返しで、遂には宗教を立ち上げるというところまで来ましたが、一体どうなって行くんでしょうか。大きい事件とか起こさないと良いんですが。

今回読みましたこちらの本も、現在の流れの大きな転換点になった「My Beautiful Dark Twisted Fantasy」を読み解き、セルフボースティングの鉄人カニエ・ウエストをアートやファッションなど幅広い括りを交えて知ることが出来る読み物となっております。この作品と繋がってくる前後のアルバムや映像作品なども解説しつつといった感じで満足の内容です。

まだ一回しか読んでないので、ちょっと難しくて何言っているか分からないところなんかもありますが、序盤に出てくる、
「My Beautiful Dark Twisted Fantasyはカニエ・ウエストを凝縮したものであり、カニエ・ウエストとは、ある意味、まだはじまったばかりのデジタル時代の凝縮である」、「My Beautiful Dark Twisted Fantasyはアメリカのマキシマリズム(ミニマリズムの対義語、詰め込み主義)の第一級の証言者」、「カニエ・ウエストとはSNSとヒップホップのあいだにできた子ども:ルー・リード」
なんていう突き刺さる表現が時折出てきてやられてしまいました。音楽を聴きながらもう少し突っ込んで読んでみたいなと。

また、今回翻訳を担当した長年カニエをウォッチする池城美菜子さんによる文章もあり、決して量が多いわけでないですが読み応えがかなりありとても面白い観察の記録となっております。そしてカニエのやらかした歴史がザっと把握できる2019年途中までの年表もついておりますので、皆様是非今一度アルバムを1stから振り返りながら眺めて酒でも飲んでいただけましたらと。




カニエ・ウェスト論 《My Beautiful Dark Twisted Fantasy》から読み解く奇才の肖像

カーク・ウォーカー・グレイヴス (著), 池城美菜子 (翻訳)

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目次
第1部 ポップ界のキリスト イーザス7つの美徳
第2部 早熟の巨匠あるいはモンスターの肖像
第3部 現代一のナルシシスト
第4部 不穏な5枚の絵
第5部 贖罪のアート
第6部 大学(ユニバーシティ)という宇宙(ユニバース)――《The College Dropout》
第7部《808s & Heartbreak》についての短い考察

My Beautiful Dark Twisted Fantasy
Dark Fantasy――高みを目指す男の暗いファンタジー
Gorgeous――自信こそセクシーの源
POWER――デジタル時代のオジマンディアス
All of the Lights――前科者もマイケルも光からは逃げられない
Monster――4つ首のラップ・モンスター
So Appalled――トップ40ヒップホップを揶揄したポッセカット
Devil in a New Dress――マジックアワーに包まれた、悪魔との戯れ
Runaway――許しを請う音のバレエ
Hell of a Life――AV女優と結婚してみたら
Blame Game――分裂していく罵り合いゲーム
Lost in the World――作品全体のDNAを内包する祈り
The Yeezus Singularity――「ただ愛されたい」カニエ・ウェスト教のマニフェスト

解説――カニエ・ウォッチャーが見た奇才の素顔
付録――カニエ・ウェスト年表




2019年 海外旅行 準備編

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有給消化中に出来れば海外に行きたいのだけど...というありがち且つあまり叶わなさそうな転職の際の淡い希望みたいなものは、皆さまそれぞれ有るとは存じますが、私にもそういった思いはありました。実際この先これだけまとまった休みをとれる確率の低さや、金銭的に難しいかもしれないというところもあり、まだこの年齢ならどうにかなると考え、思い切って複数の国(都市)に旅行を計画することに。

まず、どこへ行くかという事を決めなければならなく色々考えてみましたが、時間だけは余裕があるため、今後仕事をし始めたら恐らく行きづらくなりそうな遠めの場所、自分の好きだった事に関係する場所、現在注目されている場所なんかが良いんじゃないかなんて思い、キューバ、NY、ベルリンなんかをピックアップしてH.I.Sへ。

担当してくれた城みちる似の美少年スタッフに聞いたところ、すべての旅を往復にした方が結果安くなるのでは?という回答に。そんな馬鹿な!?という文字が頭に浮かびましたが、なんせこっちは素人なんでとりあえずまあそういうもんかという感じに。結局航空券だけでおよそ60万円くらいとの回答をもらったんですが、いちいち日本に戻ってきてまた行ってなんてことを繰り返すの嫌だし、本当なんだろうかと若干疑ったところもありましたので、それならバックパッカーだった友人N君に相談した方が良いかなということに。

運良くすぐに会ってくれることになりましたので行って相談したところ、まずキューバは2週間後の出発までにビザが取れるかどうか分からないため、今回は止めた方が良いということで無しに。その代わりアメリカ大陸に行くなら、ニューヨークだけだと勿体ないから、レンタカーを借りなくても回れる規模の西海岸側の場所を追加することに。というわけでオレゴン州のポートランドなんかが良いのではないかということに。

そしてそのままヨーロッパに移動するのも、おそらく自分で航空券を取れば安いんじゃないかとの事で、試しにSkyscannerを使って調べることに。ポートランド、ニューヨーク、ベルリンという流れで検索。経由地にデンマークのコペンハーゲンがあったため、プランに入れてもさほど金額の変動がなさそうとの事で4都市に。H.I.Sでもらった軽い見積もりより遥かに安い金額が画面にあらわれ驚きました。

今回の旅は、家族を残して一人で行くということへの後ろめたさ(特に金銭的に)もありますが、なにより長期間に渡り同じ仕事のルーティンで過ごしてきた自身の生活に喝を入れるべく、価格を下げてストレスを増やす方向性にすることに。オッサンになってまさかの貧乏旅行ですが、困難を乗り越える仕様にしとけば次の仕事開始時に色々な事が辛いと思わないようになるかなという狙いも。ということで、乗り継ぎ回数増えがち、トランジット長くなりがちという問題をある程度飲み込み、値段が安いまま行けるよう数日間、組み合わせを色々変化させ、25万円強という予想以上に安いプランが見つかりましたので、さっそく予約を。

結局キャンセル・乗り逃しの補償みたいなのを付けて27万円くらいで落ち着き、そこに合わせてホテルと海外旅行用の保険も予約。こういうやり方があることすら知らなかったため、これまでは旅行代理店での予約をしておりましたが、グッと海外が近く感じるようになりました。

さらに、友人N君に意見を聞いて、半分を複数人でシェアするホステル部屋(8人部屋から4人部屋)、東京の友人Donsta君(@iDonsta)に教えてもらった掲示板で短期シェアを募集している個人宅、ストレスにならないようキッチン付きのシングルホテルも入れるなど、各都市様々な形態の宿もおさえておよそ14万円程度に。

僅か一週間の準備期間で、しかも結構情報量多めの4都市の計画を立てられるかかなり心配ではありましたが、書店、図書館、アマゾンの中古本、他人のブログ、友人からもらった情報をすべてGoogleのマイマップに入力し、各都市の交通情報や移動手段、向こうから荷物を送る方法などをまとめた資料も用意。毎日夜に地図を頼りに次の日のプランを考えるようにしました。

持っているスーツケースがまあまあ小さかったので、ギリギリ通りそうな大きめサイズ(3辺合計156㎝くらい)の軽くてやたらと安い(確か7,000円くらい。壊れませんでしたよ。、)セカンドストリートオリジナルのスーツケースと、その他物価の高い国&和食が食べたくなる問題を解決するカップ麺、チンするご飯、フリーズドライの味噌汁とスープを買いに行きました。また、USBが4つ挿せる海外コンセント対応のスマホ用電源、すぐ乾いて便利且つユースホステルの目隠しにも使える速乾バスタオル、シムロック解除した自分のiPhoneに挿して使用するヨーロッパ対応の激安SIMカード、ホステルのスーツケース用ロッカーや普段バックパックに付けておくダイヤル式の南京錠を購入。

軽さと使いやすさから、穴が数か所空いていたノースフェイスの財布をしつこく使っており、あまりのボロさに妻が見るに見かねて新しい財布を買ってくれたところまでよかったんですが、やや高い財布のため緊張しながら使うのが嫌で、さらに海外行った時に全く気にしたくないため、結局たまにお世話になっている革製品のお直し屋さんに、ノースフェイスの表面を解体してレザーで再構築してもらいました。

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中側はナイロン外側は革で、目指していた軽くて薄い見た目を実現。ナイロン財布の安ぽさとレザーの質感の組み合わせが、あまり見たことない感じでとても気に入っております。ロゴの入ったタグも移植出来るけどどうする?と聞かれましたが、昨今の流行り方を考え止めておきました。開いたら中側にはついてますが。お金払う度に見えるので近々取り外そうかと。いくつかストックが欲しいので、同じものでボロくて安いの探しております。

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