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京浜電子 「2018年の流行語8選wavデータ」 & 「SP 404用ノート」

今年、セク山さんとSDPのANIさんのユニット京浜電子が、文房具業界に殴り込みをかけた一品「SP 404用ノート」がユーザーの間で大変話題になりましたが、とても売れたようで感謝を込めて「2018年の流行語8選wavデータ」を、一週間限定で無料配布し始めました。

その8つのワードはと言うと、「そだねー」「ひょっこりはん」「ダサかっこいい」「ハンパないって」「悪質タックル」「奈良判定」「おっさんずラブ」「Tik Tok」なんですが、私が今年の中で一番好きで家庭でも使いまくった「やらなきゃ意味ないよ」は悪質タックルのところに含まれる感じなんでしょうかね。

ちなみに声の主はすべてセク山さんとのことです。明日酒を飲んで訳が分からなくなって、年始ボーッと過ごしてしまいますとダウンロードを忘れてしまう可能性がありますので、このポストを読んだらすぐにでもダウンロードしていただけましたらと。使い所は今夜もしくは明日の12時までがベストでしょうか。




2018年の流行語8選wavデータ

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SP 404用ノート
(ディスクユニオンのサイトへ)

「バンクが120個もあってどこに何が入ってるか覚えられない!」「現場でのボタンの押し間違いが恐い!」と嘆くSP-404ユーザーへ向けた夢のような商品です。 1冊でバックアップデータ4つ分までに対応しています。

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21 Savage / I am > I was

顔面にタトゥーも入っておりますし向こう見ずな性格な人かと思いきや、着飾ることに興味がなく今後は仮想通貨や不動産、株に投資して行きたいとも言い始めたりと、しっかり者というギャップにやや気になっておりました21 Savage。

前作、ユルユルで慣れてくるまで結構時間掛かったんですが、なんだかんだ言ってすごい沢山聴いて大好きだったんですが、最近出た新アルバムはすぐ分かるレベルですごく良かったです。

アトランタの人にしては珍しいJ.coleの参加したソウルネタの一曲目でいきなりガッチリ掴まれてしまったんですが、これDJ Dahiだったんですよね。

他のゲストも、Childish Gambino、Yung Miami、Offset、Gunna、Lil Baby、Yuoung Nudy、Travis Schott、Project Pat、ScHoolboy Qそして、ロックスターで組んで空前のヒットを生み出したPost Maloneと、隙の無い人選に。

ゲストも豪華ですが、今回はトラックが良いの多くて、結構ネタ感の強いものや、超スカスカシンプルだけどユニークな鳴りをしていたり前作の聴いてると頭がボーッとしてくる感じともまた違う、静かめだけど個性的な内容に。

Metro Boomin、Southside、Boi-1da、Cardo、Vinylz、そしてLil Uzi VertのXO TOUR Llif3をやったTM88から、Young Thugs仕事の多いWheezy、Travis Scottのヒットアルバムの数曲を手掛けるFKi 1st、大御所Carlos Santanaなどなど、結構カチッとしたプロデューサーを起用しつつ、さほどキャリアのない人たちも何人か入っており、これまた面白い人選をしております。

1曲目、3曲目、4曲目、10曲目、13曲目、14曲目が好きで、その辺をポイントに聴いております。

英語も算数も得意じゃありませんので合っているか分かりませんが、このタイトル、過去の俺より今の俺のが良いぜということでしょうかね。私もそう言えるような人生を送ってみたいもんです。



21 Savage / I am > I was

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Sauce81 & Shing02 / S8102

昨年あたりから、ちょっと嫌だなと思うプレゼントのリクエストを、適当にごまかして他のものをあげるという行為自体が難しくなってきたのは感じます。一瞬で飽きそうな今年のリクエストでありますiPadのような形のおもちゃをあげるくらいなら、iPadにしたいなと思うわけですが、幼稚園児には高価過ぎる&麻薬的だろということで、結局小さいスーパーニンテンドーにしました。

まあそれもiPadと同じくらいヤバそうですが、適切な画面への距離感と、適切な時間の範囲でマリオワールド、Fゼロ、ストII、ドンキーコングなど楽しんでもらえたら幸いであります。

で話は変わりますが、日付変わりまして25日より、以前コラボレーション作品を出していたSauce81とShing02による組み合わせで、新アルバム「S8102」が各サービスで公開されました。アルバムの詳細が書かれたものはなく、下記に掲載しました英日の文があるのみ。それを読んだところ、疑似ではありますが前澤社長、剛力さんより先に宇宙旅行に連れて行ってもらえるとのこと。

トラックについては二人がどういう分担で作っているのか分かっておらず色々知りたいことが山積みなんですが、とりあえずの一曲目からいきなり、90年代終わりから00年代頭頃の西海岸アンダーグランドを現代的な感覚でリバイバルさせたような曲が出てきて(サビもターンテーブリスト系スクラッチ)、絶妙なタイミングだなと驚かされました。

とまあ、懐かしさを感じるところも部分的にありながら、ビートミュージックやPファンク、トラップ、ダンスミュージックなど様々な音楽要素を、現代の味付けに昇華させたハイファイな仕上がりがとても格好良いです。今年どれも良かったBrainfeederの作品群のような、スタンダードな部分は踏襲しながらも新しさもある音楽を聴いているような感覚がこちらにもあります。
今年は年末にたくさん引っかかるものが出てきている印象ですが、これもまた忘れられない一枚になりそうです。

Shing02さんが10年以上前に、某海外アーティスのライブのフロントアクトで自分の地元に来ていた時、たまたまナンパが盛んな大きめのクラブに一緒に居る機会があったのですが、その際にナンパ箱的な流れでかかるHeavy D & The BoysのNow That We Found Loveで脇目もふらずガンガン踊っていた、全くスカしていないアンダーグランドのカリスマに感動を覚えた記憶が鮮明に残っており、今まで見たゲストの中でも一番印象に残っている人です。




Sauce81 & Shing02 / S8102
各種サービスへのリンク

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Sauce81 and Shing02 are S8102… the maverick spaceship carrying a motley crew of adventurous spirits. Battling through the various perils of the galaxy, S8102 must reach the castaway planet Euphoria to witness the biggest concert in the universe. Will they make it? What will await them? You are recruited to become the newest crew member for this sonic exploration.

キャプテンS81と副操縦士S02によるS8102号は、冒険心に満ちた乗組員達と共に宇宙空間に飛び出した。彼らは惑星ユーフォリアでの銀河一舞踏会に参加すべく、様々な危険に立ち向かっていく。どんなアドベンチャーが待ち受けているのだろうか。あなたはこの音響探索隊に入隊したばかりの新人乗組員。果たして、星舞う彼の地に辿り着けるだろうか…


Lucky Daye / I

11月にリリースされた大型新人Lucky DayeのEPなんですが、およそ1ヶ月以上経過した今もなんとなくなんですが、まだ聴いております。

普段から色々と参考にさせていただいている、京都の@erolin0906さんから、年末向けのApple Musicのプレイリストを送ってもらって聴いていたんですが、自分がこの一年聴いていたものと大分リンクするところが多く、この中の楽曲も入っていたため思い出してポストした次第であります。

Ty Dolla $ignやH.E.R.など人気アーティストを多く手がけるDernst "D'Mile" Emile IIが全曲に絡み、爽やかでソウルフルな楽曲が多めで、そこにFOを感じさせるインディー・ロックも通過した感じの歌唱スタイル&透明度の高い声室のボーカルという組み合わせ。

一曲目からカコンカコンいうドラムが気持ちの良い流麗なミッドから始まり、遅ダンサブルな2曲目、ベースが強調されたファンキーな3曲目、美しい曲にやや現行サウスチックなところを取り入れた4曲目(ファルセットが印象的)&5曲目と、全曲ハズレ無しの構成であります。

R&B、ソウルの王道的な良さと、近頃のトレンドを配合するバランスは、これくらいが一番良い落とし所だよなと思いました。凄く良いし、わずか5曲ですが繰り返してても苦になりませんので是非。




Lucky Daye / I

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B+ 写真展 “ゴーストノート: 演奏されないサウンド" & オープニング・レセプション・イベント

B+を知って意識し出したのは、西海岸のアンダーグランドシーンが注目された辺り(90年代終わり頃から2000年代初頭)でしたでしょうか。若かった私は、何かで見たバラバラに撮った写真を雑にくっ付けたようなコラージュ的なものを見て、なんだこの新鮮さ!なんて思ったわけですが、その後も写真という表現にとどまらず、MOCHILLAを主宰したりしてあの「KEEPINTIME」などのプロジェクトを行うなど、DJ達を使って様々な面白い音楽へのアプローチもしていて凄い人だななんて思っておりました。

そんなB+が、ここ最近発売した写真集「Ghostnotes: Music of The Unplayed」のリリースを記念して、ロサンゼルスやサンフランシスコ、アイルランド(出身地なんですね。初めて知った。)で写真展を行っていたようなんですが、明日より東京でも開催される模様。

入場は無料で1ヶ月開催されるということで、東京近郊の方が大変羨ましいのですが、さらに本日12月14日は19-22時までの間、B+御本人とDJ MUROさんのDJプレイもあるオープニングレセプションもあるそうで。

行きたくもない会社の忘年会に断る大きな理由もなく参加表明をしてしまった憂鬱な皆様も、お昼から少し無口にそしてうつむき気味にしていただきまして、14時頃からなんか調子が悪いと周囲に漏らし始め、16時には寒気がすると、そして17時にはちょっと仕事も手に付かない感じを出し、無事定時退社し渋谷区神宮前に急いで向かっていただければと。急な体調不良の仕込みまだ間に合います。

知らなかった皆様はこちらのMOCHILLA内の自身のページに有る過去の写真をまとめたところ見ていただけますとよろしいかと。あの有名なジャケットもこの人だったのか思うかもです。久しぶりに見ましたが本当に格好良い写真ばかりだなと。メインストリームからアンダーグランドまでのヒップホップレジェンド達はもちろん、ジョージ・クリントン、デイビット・アクセルロード、ファロア・サンダースなど大御所まで、私達の大好きなアーティストをたくさん撮影してきておりますので、全てのブラックミュージックファンが楽しめる催しになっているかと。



B+ 写真展 “ゴーストノート: 演奏されないサウンド"
東京 at 16(Sixteen)渋谷
住所: 渋谷区神宮前6-19-15
開催期間: 2018/12/15 - 2019/1/14 (月曜定休)
時間: 12-8PM
入場無料

*オープニング・レセプション・イベント*
12/14(金) 7-10PM @16 渋谷
Book Signing by B+ / Guest DJs: B+, Muro


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Ghostnotes: Music of the Unplayed
“ゴーストノート : 演奏されないサウンド"

今回の集大成となる写真集: "Ghostnotes: Music of the Unplayed”は、200枚以上のフォトエッセイとなっており、ヒップホップ音楽とその影響を与えたカルチャーが回顧的に表現されている。まるでビジュアルのDJミックステープのように、ヒップホップアーティスト、音楽プロデューサー、レコードディーラー、ワールドミュージックなどがミックスされて描写されている。

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ヒップホップ界のレジェンド・フォトグラファー: B+(ビー・プラス)

キャリア集大成となる写真展が東京で12/15(土)から1ヶ月間、渋谷@16(Sixteen)にて開催。12/14(金)7-10PMには、B+も来日し、盟友MUROもゲストDJに迎えてスペシャルなオープニング・レセプション・イベントを行いますので、是非ご来場お待ちしております。

ヒップホップ界のレジェンド・フォトグラファー: B+(ビー・プラス)の写真展が東京で12月15日から開催。先日リリースされた写真集"Ghostnotes: Music of The Unplayed”のリリースを記念し、ロサンゼルスやサンフランシスコ、アイルランドなどで写真展が開催され、ついにここ東京でも渋谷16(Sixteen)にて1ヶ月間開催される。

90年代初頭からビギー、エリカ・バドゥ、ローリン・ヒル、ウータンクラン、ナズ、スヌープ、J・ディラ、マッドリブ、ダミアン・マーリー、フライング・ロータス、ジョージ・クリントン、デイビット・アクセルロード、ファロア・サンダースなどなど、、現在まで100名以上のアーティストのアルバムカバーやオフィシャルのアーティスト写真を撮り続けてきたリビング・レジェンドの写真展。

今回の貴重な東京開催では、代表作の約60点に及ぶ写真が特別に展示/販売される他、写真集と東京開催限定のマーチャンダイズ(スウェット、Tシャツ)も販売される予定。

またB+本人もロサンゼルスから来日し一夜限りのスペシャルなオープニング・イベントが12/14(金)に会場の渋谷16(Sixteen)にて開催(19-22時)。本人のサイン会はもちろん、ゲストDJにB+と東京からMuroも参加する。



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- アイルランドで開催されたB+写真展にも参加したエリカ・バドゥよりコメント

"B+ありがとう、

音楽の素晴らしさがドキュメントされたこの写真集と写真展に私を含めてくれて。

あなたは私たちを捉えて、結晶化してくれて、額に入れてくれてる。この素晴らしいメンバーの中に私も参加できて光栄だわ!(J・ディラ、ローリンヒル、アウトキャスト、ダミアン・マーリー、ジェイ・エレクトロニカ、ナズ、フージーズ、グッディ・モブ、ケイ・ドット、Qティップ、そしてカルチャーやそれ以外の素晴らしい瞬間を捉えてくれている、、)

さらに、ディラの告別式が行われたあの日、あの丘で、そうその時の空に映った二つのハートも写真にしっかり捉えてくれている。私はその時のことを”TELEPHONE”という曲で書いたの。私とクエストラブ、ジェイムス・ポイザー、マイクスと、、。ゴーストノート by ブライアン・クロス aka B+、本当に素晴らしい本だわ。”

文化系のためのヒップホップ入門2

この数週間、年末定番の労働の増加と、突然やってきた外からの依頼などに翻弄されブログなど止まっておりましたがゆっくり再開したいと。

前作「文化系のためのヒップホップ入門」も、発売して少し経った後に友人に借りて読んだのですが、今作2も同じ友人が貸してくれてようやく読むことが出来ました。

発売時にはツイッターのタイムラインでも軽い騒動があったりと、ゴシップを燃料とする部分も多い今のヒップホップのような炎上プロモーションが機能したことについて、いよいよ文化系ヒップホップにもそういった波が来ているのかと笑ってしまったところも。
その事も含めて色々楽しみだったんですが、結局読んでみて思った事は、このタイトルが混乱を引き起こした原因ではないのだろうかと。

内容を見れば分かると思うのですが、前作同様にある期間に出たコンシャスなものから量産型のギャングスタ・ラップまで、代表的なヒップホップ作品やアーティストをゴシップや過去から他アーティストの関わりなんかを含めて語っていくというスタイルで特にこうあるべきだという事は書かれていないものの、対等に扱っておりそこに色々な価値観を認めているものになっているかと。

悪いのが格好良いと思い悪い人に憧れて始める人、悪い人が考えたヒップな事を聴きたい人、社会に対して一言言いたい人、お金になるからやる人などなど、すでに世界中の様々な人がヒップホップゲームに参加しており、それぞれが違う考え方をしている場合も多いためどういった事が正解かは私も分かりませんが、この中に書かれている事は正しい事の啓蒙でもギャングスタを賛美するわけでもなく、ただあるがままのシーンの登場人物を語っていくという大変ニュートラル且つ洒落の通じる内容になっておりますので肌に合うのかなと。

今回の範囲は私も通ったところで大方のことは把握しているところなんですが、こうして社会情勢やゴシップと共に再度把握出来るととても良いですし、心の中で思っていたことなどを言語化してくれているところもあり大変面白かったです。なんとなく聴いてみたいがハードル高かった他ジャンルの興味を持っている人も、人物像と併せてアルバムを聴くことが出来るというところが良いのではないでしょうか。固有名詞が多くなってしまうヒップホップの会話を補佐するべく明解な注釈が書かれていたりと読み易さはバッチリ。

ご本人たちの趣味や本当は好きなものなども分かったり、今回大々的にUKの音楽シーンからロバート・グラスパー、BBNGまで現行のジャズとヒップホップの関わりについて、Jazz The New Chapterの柳樂光隆氏を迎え語っておりそこも大変面白く、こういう越境したものもなかなか無いので凄く良かったです。




文化系のためのヒップホップ入門2

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