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「銀座の町おこしパーティー GL」 & 「MACKA-CHIN & B.D. a.k.a Killa Turner / GL2017 MIX」

すでに11年目となった「銀座の町おこし」をコンセプトに開催されている、地域密着型のサーキット型パーティ「GL」ですが、今年も11月18日(土)に開催されるようです。

田舎っぺの私共から見たら、目が潰れそうになるほどに眩しい銀座の街を若い人達が町おこしする粋さ加減、そして世界的に有名なDJから、東京でしか見られない東京ローカルのDJまで、様々な人達が集い一晩お祭り騒ぎをするというだけで夢の中の話じゃないのか?とすら思ってしまうわけですが、そんなイベントに先駆けてMACKA-CHIN & B.D. a.k.a Killa TurnerによるDJミックスが公開されておりました。(こういったジャブの段階ですでになんだか豪華で凄いですが。ちなみに昨年もミックスは出ていたみたいですが気付いておらず。)

前半(恐らくマカチン氏)は、最近から00年代に7インチで出ていたような近年のラテン関連が中心で、間に飛び道具(久々のJラテンのアレ)も。そして後半(恐らくBD氏)は、ブレイクがかっこいい昭和和モノ中心でこちらも途中、飛び道具に深く関連する音源が。

どちらも適度に遊び心を盛ってあり、こういうところからお祭り感伝わって来て行きたさに支配されておりますが、イベントにはよっぽどのことがない限り行けなさそうな私でありますので、フリーダウンロードも用意してくれておりますし家、車、通勤などでこのミックスを聴いてイベントを夢想しながら過ごしたいと思います。全国の行けない皆様も是非。



MACKA-CHIN & B.D. a.k.a Killa Turner / GL2017 MIX
(ダウンロードのリンクもあります)

glmix2017.jpg





GL (詳細はリンク先で)

gl2017.jpg



開催日: 2017年11月18日 (土)
開演: 19:00(店舗により異なる場合有り)
閉演: 確認中
料金: 前売り\2,000円 当日\3,500円
開催地: 銀座2丁目~8丁目
備考: 雨天決行


TOSHIKI HAYASHI (%C) / THREE

様々なラッパーのトラックを提供しバックDJとして活動しながら、自身の作品もコンスタントに発表し続ける%CことToshiki Hayashiさんの新アルバム「THREE」を聴きました。

基本的には今回も大きく作風が変わった印象はなく、90年代のピート・ロックの系譜を継ぐスタイルといった印象の、流れるように美しい低ビットサンプラーで紡いだソウルミュージックと言った感じでしょうか。パソコンでちゃっちゃとビート作って、ボタンをいくつか押して世界に発信する時代ですが、私たちおっさんが通ってきた90年代的思想のヒップホップ観へのリスペクトと言いましょうか忠誠心と言いましょうかがある種狂気みたいなものを感じます。

そんな完成された無駄のないオーセンティックなビーツに乗るのは、仲間たちTokyo Health Club、MGF、CBS、鈴木真海子、そしてKan Sano&jjjというメンバー。

ラップが主体になるようなトラックが多いので、やはりラップとの組み合わせで印象に残ったものが引っ掛かってくるのですが、まずトラックのピート・ロックネタ感と鈴木さんが上手く合わさった4曲目が好き、それから短いながら爪痕を残したjjjさんとロイ・エアーズオマージュを感じたKan Sanoさんの5曲目がベストトラック、グタっとしてスクリュー的な要素もあるCBS参加8曲目、そしてJ5的ファンキーさ(とはいえ流れを大幅に変えない控えめな感じ)を盛ったTHC参加の10曲目も耳に残ったと言った感じで、10曲すべてにらしさが出た内容だと。

毎度のことですが、作風がタイトなので結構じっくり繰り返して聴かないと分からないところもあり、通算10回以上は聴いておりますが、覚えて分かる事も多かったですしだんだん好きになりました。

とてもまとめ上手&器用そうという印象がありますが、例えば極悪系トラップとかこの人に無茶振りして作らせたら一体どうなるのかな?と、そういう部分も興味あります。まあそんな訳のわからないことしないでしょうが...。



TOSHIKI HAYASHI (%C) / THREE

toshikihayashi_three.jpg







収録曲
01. like a plane feat. MGF
02. Bubblicious feat. J TEMPLE
03. Niebla Roja
04. 金木犀 feat. 鈴木真海子
05. little life feat. Kan Sano & jjj
06. Atlantis
07. Remind feat. CHIYORI
08. Ready or not feat. CBS
09. Mistico
10. 平和 feat. TOKYO HEALTH CLUB










SEX山口 / Space Madness

玉袋筋太郎氏同様に、活躍の場を広げる度に名前の事が心配になるセク山さん(SEX山口)ですが、新ミックスCDが約1年半ぶりにdiskunion限定でリリースされました。

基本的にはセク山さんらしいチルで雑食な選曲なんですが、今回のジャケットのネタなのか?と思っている「Dexter Wansel - Life on Mars」収録の宇宙系ブレイクス古典「Theme From The Planets」的な(これは入ってませんよ)、新旧のレトロフューチャー的宇宙系の楽曲が多め。

そこにやたらと盤質がパチパチのソウルだったり、クイックだったり、人気トラックのブレンドだったりと色々イベントがありながら、いつも通りグルーヴを壊さず上手くまとめた印象です。

今までの作品に共通して言えることですが、今回もまたポップなものが好きな人に込み入ったものを理解してもらえる(ドープサイドに引きずり込む)、稀有かつ重要な役割を果たしているセク山さんらしい受け入れ易く長く聴けるミックスとなっておりますので、女の子へのプレゼントなどに是非。




SEX山口 / Space Madness

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アーティスト名:SEX Yamaguchi
タイトル:Space Madness
レーベル名:S.C.W.
品番:SXM-14
フォーマット:CD
販売価格:¥1,620(税込)
発売日:10月20日(金)


内容紹介:

SEX Yamaguchiが贈る、ロマンチシズムとファンクネスにユーモアもほんのり効かせた白宙夢的2017年宇宙の旅。

Electronic、Ambient、Jazz、Hip Hop、R&B、ChillWave、Japanese Pops……ジャンルや時代、国境をこえた楽曲を無重力空間のように縦横無尽にMIXしたサウンドは、漆黒の大宇宙にあって星の光とともに微かに聴こえてくるチルアウト・ミュージック。

銀河をたゆたうリラックスした雰囲気の中には安らぎだけではなく緊張感もあり一筋縄ではいかない。

Matsumoto Hisataakaa(Vinyl7 RECORDS)によるマスタリングで冴えわたる、ひんやりした感触のメロウ過ぎないグルーヴが静かな熱狂(Madness)を生む62分35秒。宇宙遊泳や天体観測、人肌恋しい夜のお供に。

TEXT:渡辺一史(音楽ライター / 子役)













365tshirts.com

ツイッターでリツイートやいいねをしてくれた人などを追っかけてみるという行為を私もたまにやってみたりするんですが、おそらくそういったキッカケでこの数日中に知ったものだと思うのですが、記憶力の低下から全くどのタイミングだったか思い出せないこちら。

着用しているTシャツを撮影してポストしている「毎日違うTシャツを着る」というコンセプトのブログの、小林”ナスオ”英知さん(@gosakuandyeti)の記事。

すでに600を超えるポストがあり、よくもまあこんなに持っているもんだなという数への驚きもありますが、特に面白かったのはそれらのTシャツの内容でしょうか。映画、音楽、ブランドと様々なものが出てきて、時折自分とリンクするものがポンと出てきたり、こんなの持っているの!?というのがあったりと上がるポイントも多く、それらを味のあるキャラクターのご本人が着ているもの良い感じ。
そしてそれらに付けられた文章もまた面白くて、一つ一つ昼休みを使って読んでいきたいところであります。

何となく所有しているTシャツやその時期などから、この人がどういうカルチャーを通って来て形成されているのか分かるのが面白いですよね。他にもこのブログ以外に映画や本、生活状況を綴ったブログもあったりして、そこもいずれ読んでいこうかと。




365tshirts.com (nasuoさんの記事)
もう一つのブログの方

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BROCKBEATS / Calm Life

海外のサイトで掲載されているのがきっかけで日本のビートメイカーBrockbeatsさんを知ったのですが、Bandcamp、Soundcloud、iTunes、Spotifyと、様々な場所で音源を公開しておりますが、SNSの類が見つからず素性が一切分からない(追記:FBアカウント有りましたが、素性不明変わらず。)という状況でありますが、一番新しいビートアルバムがとにかく凄く良かったです。

似た感じのジャケで続けて出しておりましたので、前作2つも併せて聴いてみたのですが、最初はもっとヒップホップ的と言いましょうか、ドラムが立っている感じでノリがあるようなトラックが目立ちますが、次作、その次になるに従ってクタッとしたものと言いましょうかホッコリした感じと言いましょうか(雑ですいません)、そういったものが増えてきて、最新作「Calm Life」は自分の今の気分に凄くフィットするものになっております。

ソウルやジャズなどの古さを活かしたものばかりで、全体的に何となく綺麗だな~だけで終わらずに、しっかりサンプリング感があってしかも耳に残るフレーズや使い方をしているところがかなりセンス良いなと。時に挟み込まれる声ネタやスクラッチ(及び逆回転など)に、ああ俺は今ヒップホップを聴いているんだなと思わせてくれて、ただのチル音楽で終わってないところも良いです。

何か近いものは無いか考えてみて特に思いつきませんでしたが、何となくKid KoalaのMoon Riverのルーティンが好きな人とかに良いかもしれないなと思いました。また、前二作の中には大ネタを使ったかなり良いのが入ってたりしますのでそこも要かと。

ちなみに限定でカセットテープでのリリースも有り、この内容をテープで聴いたら凄い良さそうですね。ラップ(格好良いやつ)乗ったところも聴きたいですね~。




BROCKBEATS / Calm Life (Bandcamp)
アマゾン

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参照サイトはこちら



Kendrick Lamar & Nike’s “DAMN.” Cortez

ミュージシャンやレーベルとのコラボスニーカーに一部を除きさほど興味が無いのですが、特に前に出たケンドリック・ラマーとリーボックのコラボモデルを見た際、コラボとはいえそこもそんなにコンシャスにするか?と言うようなパンチ薄な印象に見えましたが、皆様はどうだったのでしょうかね。

今回のコラボはCoachella2017でのライブ時に、カンフー服と合わせて着用し話題になりました、西海岸ギャングスタスタイルの定番スニーカーでありますNikeのコルテッツとのWネームなので、コンプトンをレペゼンする者としてはバッチリですし、タンのタグには須藤凛々花でもおなじみ「DAMN.」の文字、そしてカカトにはイニシャルであります「K」と「L」が白い刺繍でドカンと左右それぞれに施されており、パンチもあるしバランスも悪くないし良い感じであります。

「赤のコルテッツ=トシちゃん」というその昔から選ばれたトップアイドルが履く刷り込みがあるのと、赤という色は戦隊のリーダーもしくはキャスバル兄さんのイメージカラーというのもあり、今のケンドリック・ラマーに相応しいスニーカーであることは間違いないでしょう。

ちなみに、コルテッツを履いていて頻繁に起こるちょっとした段差で足がグキッとなるの、当時マラソンで使う人とか大丈夫だったんかなと心配になります。ほんとよくグキッとなって人前でコケるんですよね。一回名古屋のパルコの真ん中のところ(この街のオシャレさんが多く居るところ)で派手に転んだことは忘れもしません。



Kendrick Lamar & Nike’s “DAMN.” Cortez (Hypebeast)
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Lil Pump / Lil Pump

少し前ポストしたSmokepurppの親友Lil Pumpが先々週アルバムをリリースし、発売日が近かったのもあり地続きで聴いておりました。

Smokepurppのアルバムは贅肉少なめでパンチはあるトラックが多かったでしたが(前半部)、この友人の作品もそれよりもう少しハードさは控えてはいるものの、基本的には同じ感じのエレクトロニックな仕上がりになっており、そこまでの荘厳な感じも無ければメローさも無いですが、癖になるようなオリエンタルなサウンドやミニマルなトラックが多いです。

言い方が難しいですが、Bad and Boujee以降のダンスミュージック的解釈で聴けるようなトラックが多いのかなと。ただひたすら淡々と気持ちよく聴けるのですが、特に2 Chainz参加のIced Outがめちゃくちゃ好みで格好良い為、自分的にはそこがフックとなりまして、テクノのミックス聴いているような感覚で楽しんでおります。

他にもSmokepurppはもちろんのこと、Gucci ManeやあこがれのChief Keefも参加しておりなかなかの待遇であります。ラップ分からない私ではありますが、この人一押しのフレーズ「ウ~」がとても分かり易くやたらと大量に入っておりますので楽しめました。

ちなみにLilと付いていたので身長を調べてみましたら、171cmというのが出てきました(オフェシャルかは不明)。
Lil Wayneは165cmくらい、Lil Uzi Vertは162cmくらい、Lil Peepは178cm、Lil Yachtyは179cmと、ざっくり調べてみればLil界は身長のバラつき結構ありますね。大分若い頃に付けてそのままにしていたりとかですかね?そのまま大きくなったが名前そのまま行ったとか。



Lil Pump / Lil Pump

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Stupid Kozo / BSE V

秋になってから夏のミックスを度々ポストしておりますが、8月終わりに出たものを通常真面目に聴いてちゃんと理解するまでは当然これくらいかかる訳で、夏はすっかり終わっておりすっかり肌寒くなってきてはおりますが、本日朝出勤時に聴いた感じで結構まだまだ行けるなと思ったのでポストする運びになりました、Stupid Kozoさん(@Stupid_Kozo)の夏に出しているミックスシリーズ「BSE V」。

この数年彼の作ったミックスを聴いたり、ツイッターを通して活躍ぶりを見続けておりましたが、徐々にテンション高かった学生ぽい感じから落ち着いて大人になって行く過程みたいなのを見ながら、良い感じになってきたなぁ~と。

新しめの知らない良曲から知っている80年代や90年代の定番から時には和モノまでを混ぜて、ダンスミュージックをかけるテンションで1時間半ゆったりと聴ける内容であります。

あまり言葉で表現するのが難しいのでアレですが、まあとにかく何十回と聴ける内容ですし、しかも洒落ているし、その中に普遍的なものも入っているしといった、この歳までクラブミュージックやラップなどを聴き続けているオッサンにも嬉しいし、若者にも良いだろうしといった感じの大変良くできたミックスということでしょう。雑な言い方すると、一番長持ちするタイプのミックスです。

ダウンロードも用意してくれておりますので冬まで是非どうぞ。僕は近々南の方に行きますのでそこでまた聴きたいと。



Stupid Kozo / BSE V

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Track List
01. Sleepover - submerse
02. New Beginnings (feat. Clara La San) - TD_Nasty
03. Oasis (Erotikk Mix) - Francis Inferno Orchestra
04. JAM 1 - C.O.O.L BAND
05. Don't Put Me Off Til 'Tomorrow (Instrumental) - Giorge Pettus
06. Good Morning (Benedek Remix) - Joyce Wrice
07. Lost & Found - 1-O.A.K.
08. The After 6 Mix (Juicy Fruit Part II) - Mtume
09. Let It Go (feat. Missy Elliot & Lil' Kim) - Keyshia Cole
10. Give It 2 You (J.D. Extended Remix) - Da Brat
11. I MUST CHANGE MY LIFE & LOVE FOR ME - Toshiki Kadomatsu
12. Summertime (Instrumental) - DJ Jazzy Jeff & The Fresh Prince
13. Kickin’ Back (Kozo Edit) [Slowed] - Mila J
14. CC102 - DJC
15. cntrl vip - DJ Pigeon
16. Nobody Else - Ella Mai
17. Crisis (Special Mix) - Jam City
18. LMK - Kelela
19. Touch Pass (RLP_Tool_100) - Tinashe
20. Build You Up - Kamaiyah
21. Wanting Some, Getting Some - Gang Fatale
22. Castle 2 Castle - Benedek
23. Right Beside You - Jex Opolis
24. Get It Together (feat. Black Coffee & Jorja Smith) - Drake
25. Paradise 660 - TSVI & Wallwork
26. Ocean Park (feat. Just Tony) - Benedek
27. Rain Forest (Original Mix) - Paul Hardcastle
28. I wanna get high - RGL
29. Untitled - RLP
30. Aziza - TSVI & DJ JM
31. Prioridades (RLP afroblend) - Ynfynyt Scroll x TSVI & DJ JM
32. Love Shy (Tuff Jam Vocal Mix) - Kristine Blond
33. Nothin (feat. Syd) (Club Mix) - Kingdom
34. Ice Cream (feat. Dom Kennedy & Ty Dolla $ign) - DJ Mustard
35. FaceTime - 21 Savage
36. Where U Wanna Be (feat. Clara La San) - TD_N











BEAT GRANDPRIX 2017 - Presented by OTAI RECORD -

数少ないトラックメイカー達のコンテストであります、Otai Record主催の「BEAT GRANDPRIX」が今年も開催されます。

名古屋で行われる全国大会は2017年11月11日(土)ということで、丁度一ヶ月後くらいですが、エントリーの受付は2017/10/15が締め切りとなっておりますので、考えていた皆様はお忘れなく。

ヒップホップの中でも、バンドのボーカル的な位置付けのラッパーが一番モテるは当然とは分かっていても、ビートメイカーは時間がかかり機材も買わなきゃだし大変な割には...という辛酸を嘗めてきた人達も多いかと思いますが、とはいえボーカルよりドラムがモテる世界はX Japanなどの稀有な例を除いては余り見かけるものでもないので、ここは諦めてせめてトラックメイカーの中で一番モテるのを目指してみたらばと。

毎年何となく気になる、ブーンバップとサウス以降のビートを一緒に並べた時に、ちゃんとジャッジ出来るのだろうか?とか、そもそも部門自体が違うような気もする事を共存させるため、主催側も色々と苦労されているとは思いますが、3回目にしてようやく審査員のバランスが取れているような気がします。ちなみにTaku Takahashi(m-flo)、刃頭、OLIVE OIL、Sheiho、AVA1ANCHEという顔ぶれ。

今年の優勝賞金や商品の詳細はまだ出ておりませんが、きっと例年通り色々沢山もらえるでしょう。すでにそれでお金を儲けている人も、ベットルームからまだ外へ出していない人も、今の時代何がいきなり評価されるか分かりませんので、皆様是非優勝を目指して奮ってご参加を。

ありがたいことに今年もネットでの中継がありますので、現場に来れない皆様もお家で楽しんでいただけましたらと。
とりあえず詳細は下記リンク先でどうぞ。



BEAT GRANDPRIX 2017

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PUNPEE / MODERN TIMES (Summit)

00年代の途中から10年代の途中までと、特定のレーベルやアーティスト以外のヒップホップを追うことを止めていた期間がまあまああり、日本語のラップもほぼ聴かなくなった時期でもあるのは以前からよくここに書いていますが、ふともう一度聴こうかなと思った時顔を上げたら居たのがこの人とこの人の弟でありました。

特に最初全くの無の状態で5lackさんを聴いた時、その圧倒的なセンスと無駄の無さにめちゃくちゃ驚きまして、自分と同じくUSの作品にしか興味が無かった友人に勢い余って電話して、30半ばのブランクもある自分の感覚が正しいのか確認したくて取り乱してしまったことを思い出しました。

それからPUNPEEさんのこれまでの活動内容や作品もチェックするようになっていったのですが、知れば知るほど陰陽の様と言いましょうか、ドラゴンボールのピッコロ大魔王と神様や、サンクチュアリの北條彰と浅見千秋を見ているような2人の役割を見て、同じ家にタイプを変えた天才×2とかあるんだなと。

今回出たファーストアルバムもファーストというところで驚きますが、下手なもの出せない雰囲気もあり中々大変だっただろうなと思いましたが、見事にポップさとドープさが混在した、様々な要素がモリモリに盛り込まれた情報量の多い内容に。

イントロを抜けた後に来るアルバムの顔ともいうべき2曲目は、若い頃聴いていたEMANONのようなとぼけた感じのトラックで、いきなりらしさが出ているなと思いましたが、その先はトラップのようなものから、サーフっぽいもの、ミドルスクール調、遅いメロー、ソウルフルまで様々なタイプのトラックを用意しており、まあまあ情報量の多い肉厚な作りのものも多い印象です。

声質的にあまりにトラックが肉厚だと埋もれそうだなという印象がありましたが、聴こうと思えば聴けるし流そうと思えば流せるような絶妙なバランスで(外国の曲聴いているみたいな感じに思う時も)、最近のスッカスカトラックにエモーショナルなラップみたいなのを多く聴いていた自分としましてはとても新鮮に聴けました。

僕自身、こういうUSのメインストリームのトレンドを下敷きにしない日本独自の匂いがするもので、内容も面白く格好良いものを強く望んでいるところが常にありまして、こういうのを心底待っていたので本当に満足でありますしすでに20周位聴いてます。



PUNPEE / MODERN TIMESSummit

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Track List
1. 2057
2. Lovely Man
3. Happy Meal
4. 宇宙に行く
5. Renaissance
6. Scenario (Film)
7. Interval
8. Pride
9. P.U.N.P. (Communication)
10. Stray Bullets
11. Rain (Freestyle)
12. 夢のつづき
13. タイムマシーンにのって
14. Bitch Planet
15. Oldies
16. Hero

『カクバリズム 15 Years Anniversary Special』新作Tee

魅力的なアーティストが多数在籍し、自分の中では日本でのストーンズスロウ的な位置のように感じているインディペンデントレーベル「カクバリズム」ですが、現在15周年のライブを全国各地で開催しております。

その中で各会場にて様々なTシャツも販売されておりまして、関わっている人脈ゆえにかどれもこれもとても良い出来になっておりますが、そんなTシャツの一つ(2つか)の説明文に(インスタグラムも)私共の名前が書かれていたことを知り驚きました。そのおかげで週末大変幸せに過ごす事ができました。

特に自分達は運良くma1llさん(@MA1LL)に描いていただいただけなのに、名前まで出していただき本当に幸せでありますし、どちらにも感謝しなければと思い、こうしてブログとしてポストした次第であります。ありがとうございました。

ちなみにTシャツですが、可愛い熊と可愛いお化け?で、見たまんまですがどちらもとても良い内容です。会場にて販売されると思いますので、行く予定の方は是非物販コーナーで見つけて下さい。



『カクバリズム 15 Years Anniversary Special』新作Tee


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■ 9月16日(土) 京都 磔磔
■ 9月17日(日) 京都 Metro 「カクバリズムの真夜中」
■ 9月18日(祝・月) 京都 磔磔
■ 9月23日(祝・土)北海道 札幌 Zepp Sappro
■ 10月9日(祝・月) 広島 CLUB QUATTRO
■ 10月22日(日) 大阪 なんばHATCH
■ 11月5日(日) 東京 新木場スタジオコースト






LIAR JACK RECORDS

少し前、既存のアーティスト写真に有名な企業やブランドのロゴを配置して、マッシュアップ的なものを作っているBustaskillさん(@BustaSkill)をポストして大変な反響がありましたが、その彼(彼女?)がもう一つやっているのが、全くもって存在しない架空のアーティストとそのアルバムカバーに対し、ディスクレビューを付ける(トラックリストも有:笑)という、これまた面白い音楽ブログ。

音楽の事をブログに書いていると、だんだんと必要最小限で分かり易く的確に手数少なく伝えるために似たような表現が増えていき、自分自身に飽々してくることが多々あるのですが、そんな状態を打開するため、ほとんどの装飾を外し言いたいことだけにクローズアップしたり、パーソナルな事を何となく混ぜたりと色々考える訳ですが、まあそれでもやっぱり何となく似てくるよなと。

これもまさにそういう音楽レビューあるあるや形態模写みたいなもので、なんだかどっかで見たこと有るような無いような文章には、メンバーの名前、出身校での出会いから、本人たち心情(の予測)まで書かれており、そのディティールの細かさにマジで暇なんかなと笑ってしまう次第であります。

そのよくできた文章を、有りそうなバンド名(読書感想文とか笑ってしまった)と組み合わせるわけですが、文章読んだ後本当にいるような錯覚に陥り再び笑ってしまうと言った感じです。ユニークさも有り難しくなく理解できるが、やっていることは高度な笑いと言った感じでしょうか。

このBustaskillさんの作るものに共通してして有る、中身がほとんど存在しなくて側だけをキッチリ作り込む面白さみたいなものは、新しいと思いますし今後の動向も気になります。



LIAR JACK RECORDS

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Smokepurpp / Deadstar

フロリダの20歳、Smokepurppのデビュー盤「Deadstar」をほとんど何も知らないまま聴いたのですが、一周目からヤラれてしまいまして最近ずっと聴いております。

少し前に出たYoung NudyのNudy Landが自分的にもまあまあ良かったのですが、皆が結構高く評価している中、まあまあと感じてしまう事に(若干物足りないのはラップの意味が分からないからというのもある)、だんだんついて行けなくなったか?と自身の事を若干心配になっている状況でありました。

そんな中、今回のこのSmokepurppのが出て、聴けば一周目からかなりしっくり来ており、単純にピンと来なかっただけかと勝手に安心した次第であります。なるべく理解したいと思っても、体がついていかなくなる時が音楽にもあるのかなと最近思うことも多く、いつかやってくる?その日をビクビクしながら待っております。

内容ですが、ノイジーな質感が印象的な奇妙で怪しいトラックが前半~中盤まで続き、後半は優しい質感にと言った感じで、私としましてはその前半~中盤が肝かなと思っております。

おどろおどろしいハードなサウンドが若干苦手な私でありますが、そうなりがちなハードな質感を上手いことスカスカ&奇妙な感じで表現し、単純で印象的なラップが映える良いバランスにしたなと思います。

ちなみにゲストにはLil Pump、Chief Keef、Yo Gotti、D.R.A.M.、Juicy J。案外繰り返して聴けますので皆様いかがでしょうか。



Smokepurpp / Deadstar

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The 91 Best Hype Williams Videos (mass appeal)

あんまり映像の事も詳しく無いのでアレですが、それでもヒップホップMVの巨匠と言えばHype Williamsという程度の認識はあり、私が青春時代を過ごした時代のミュージックビデオ名作を数多く手がけております。

そんな数々の記憶に残る仕事をmass appealにて91作品ピックアップしております。

イメージとしましては魚眼レンズで歪んだ世界に、宇宙船みたいな背景みたいのやら、スローの映像にフラッシュが時折パカッパカッと入るやつなどの、Bad Boy周辺やミッシー・エリオット、バスタ・ライムス、ビギーなんかの印象がありますが、ウータンの初期作のコレみたいな、仲間を大量に呼んできてワサワサやるタイプのもやっていた時期があったりと、知らなかったこともあり面白かったです。

時期の早い順に見ていくのも楽しそうです。お昼ごはん時にやってみたいと。

日本でもおそらく沢山影響受けたり、パロったりパクったりした人達はたくさんいると思いますが、私が思い出すのは下記に貼った2つです。あと、久しぶりにMaseのFeel So Goodを見かけ、発売時に持った感情(なんだこのバカっぽいのはという感じでしょうか)みたいなのを思い出しました。その後普通に好きになりましたが。



The 91 Best Hype Williams Videos (mass appeal)

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DJ SAS / COOKBOOK#9 ~Beloved Soul Beats~

後輩たちとの邂逅と変わらぬ上手さが印象的だった、DJ SASさんのレジェンダリーなDJミックスシリーズ「Cook Book」ですが、再びブラックスモーカーから新作をリリースに。

このミックスの事を知った段階で、次はスローだろうか?という予想が頭をよぎりましたが違いまして、内容としては前半ネイティブタン関連と言った感じでネタからFeat.曲、改造モノなどを通過した後、90'sのR&Bタイム(これにも詳細が分からない改造品がいくつか)があり、後半はトラップ以降の楽曲も有るというのが大雑把な流れ。

前半抑え気味な状態から、LadyのCJマッキントッシュRemixで上がり、少ししてライトヒアのドラム挟んでのもう一丁CJマッキントッシュRemixが来てという、サス過ぎてすいませんと言った感じの展開に感激であります。

その後も色々見せ場がありますが、特にZanからボビ夫&ホイ子のテディー・ライリーそっくり楽曲対決からのメジャー・ストレスへの歌引用繋ぎのところは、BPM的には少々強引な所がありますが、BPM+15くらいになってもやりたかったんだなぁとチャーミングな一面を見た気がしました。そういう所も良いなと。

R&Bクラシック以外の曲ですと、全体的に何らかの形でそれらを引用していたり、ネタにしてたりという楽曲が多く、そういうものならどんなものでも(黒通使いのTripy Turtleとか)チェックしているところが面白いですし、使用した理由などの答えを探したりするのも楽しいです。もちろんいつも通り曲自体が良い物を使っておりますのでそういう所も好きでした。

とりあえず2本出ましたんで、昔の再発でも良いけどスローなやつ出ると良いなと。




DJ SAS / COOKBOOK#9 ~Beloved Soul Beats~


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