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KITO FUJIO / 公園遊具記録/Park Playground Equipment

以前タコのオブジェを集めたサイトをポストしたことがありますが、今朝海外のブログを見ておりましたら、シンボリックな公園の遊具を夜にライトアップして撮影しているKITO FUJIOさんの写真が載っておりとても良かったので。

たまに見かける、今時発注通すの難しそうだなぁと思う個性的でユニークなオブジェを、北は北海道から南は沖縄、そして私の家の近くのまで全国津々浦々撮影して回って、恐らく自費出版で写真集を出しているということだと思うのですが。

友達とタコ公園に写真を撮りに行った際、思った程上手くタコに力があるように写せなくどうしてなのか見当も付かなかった素人の私ですが、こうして背景が映らない夜に照明でグッと持ち上げることで、オブジェが持っている力がギュッと前に出て、最高に格好良く写るんだなと感心しました。

この写真を見てあらためて思うことは、私の家の横にある公園も、象徴だった巨大なコンクリート山がなくなり、凡庸なアスレチック器具みたいなのが投入され味気ない公園になってしまいましたが、こういう強烈な思い出に残るものは、ボロいとかで片付けないで出来るだけメンテして残したほうが良いよなと。

ちなみに、タンブラーには丁寧に撮影場所も書いてありますので、家の近所にはないか探して行ってみたら良いかと。



KITO FUJIO / 公園遊具記録/Park Playground Equipment (tumblr)

ホームページ
『公園遊具1~5』 販売ページ

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2017年のTシャツ 「CP」 

前回のTシャツはおかげさまで沢山の方々に購入いただきましてありがたいなと。で、あれからそんなには経っておりませんが、再びTシャツを作りました。

以前より色々な企画や何かしていただいた際のお礼に渡すためのTシャツ(たとえばCDの物々交換など)を作りたいと思ってデザインだけは作ってあったのですが、この度、私の家族共に、各種年間行事、誕生会、日本・海外旅行等、いつも行動を共にしていた先輩がずいぶん遠くへ引っ越す事となり、最後に渡すTシャツを作りたいということで、急ピッチで工場に発注したものになります。

今まで自分達の名前のプリントされたものは一度もなかったので、ようやくSampling-Loveと書かれた(実際にはSAMPLINGLOVEだが)ものを作ることになり、やや気恥ずかしい&生意気ですいませんと言ったところですがどうかお許しください。

で、そんなに数はあるわけではないのですが、物好きの方いらっしゃいましたら少しだけありますので良かったらどうぞ。数少ないとか言いながらいつまでも売れないのもダサいので、少し経ったら終了しますので宜しくお願いいたします。

尚、今年のTシャツ「犬」&「スーパーカー」昨年のやつなんかもまだ買えるものもあったりしますのでそちらも併せてどうでしょうかね。

いつもどおりWEB0.5レベルのオーダー方法で大変申し訳ありませんが、なにとぞご検討の程よろしくお願いいたします。



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「スパニンテンドー、セガジェネシス」






■ 2017年 CP T-Shirt

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ボディ : United Athre製 半袖Tシャツ / 綿100%

■ ショートスリーブ  価格:2,800円(税込)
白  ・・・  売り切れました。

■ ロングスリーブ  価格:3,200円(税込)
白  ・・・  売り切れました。








サイズ表:

ショートスリーブ
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ロングスリーブ
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ご注文方法

下記の情報をメールにてお送り下さい。折り返しメールでご連絡いたします。
※尚、行き違いによりすでに売り切れている場合等ございますので、その際はご了承ください。基本的にキャンセルは受け付けておりませんので、よくご検討の上お願い致します。

メールアドレス: order@sampling-love.com

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以下の必須記入項目をコピーして入力して下さい。

【お名前】
【郵便番号】〒
【住所】
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【オーダーしたい商品の色、サイズ、数】
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下記のいずれかをお選び下さい。

  ・ ヤマト宅配便(保証有り) ・・・ 下記料金表を参照下さい。

  保証無しでお安く送りたい場合は
  お荷物が1つの場合 - ヤマトDM便(追跡有り補償無しポスト投函)
                 → 108円(角2封筒サイズで厚さ2cmまで)
  お荷物が2つの場合 - クリックポスト(追跡有り補償無しポスト投函)
                 → 164円(角2封筒サイズで厚さ3cmまで)
  それ以上の方     - 追ってこちらからご提案致します。


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支払い
三菱東京UFJ銀行への振込のみとさせていただきます。


ヤマト宅配便の送料:
※60サイズの場合は下記の金額になります。他のサイズの場合は
後ほどご連絡させていただきます。

540円エリア
茨城・栃木・群馬・埼玉・千葉・東京・山梨・神奈川・長野・新潟・富山・石川
福井・静岡・岐阜・愛知・三重・京都・滋賀・奈良・大阪・和歌山・兵庫

756円エリア
宮城・山形・福島・岡山・広島・山口・鳥取・島根

864円エリア
青森・秋田・岩手・香川・徳島・高知・愛媛
福岡・佐賀・長崎・熊本・大分・宮崎・鹿児島

1080円エリア
北海道

1296円エリア
沖縄

YOROZUYA MUSIC / Pacific Reggae Mix

普段レゲエを追わなく、夏に湧いて出るタイプの典型的なニワカレゲエリスナーの私ですが、今年もその季節がやって来ましたので、ちょくちょく見かけるものを聴いたりしております。

で、こちらはたまたまツイッターのタイムラインで誰か(忘れた)がリツイートしていて流れてきました、ジャマイカやUKではなくニュージーランドやアメリカ西海岸などの地区のアーティストが沢山入ったミックス。

今はこうなのか、それとも国の問題か、それともたまたま選曲したアーティストがそうなのか、今現在のトレンドや地区的な音楽の傾向が一切分からないのでアレですが、とにかくカラッと爽やかで一発で南国の海が想像できる軽めに聴ける歌モノばかりで、私が考える範疇で大変乱暴な言い方で申し訳ないのですが、雑誌Relaxが出しても良さそう感があり老若男女ポップ好きから守備範囲違いの人達まで、普段及びデート時のBGMとして100点満点つけても良い感じの、全く嫌な感じの無いミックスになっているかと。

奥さんと現在人気の曲を聴いていたとしても、こんなヤンキーみたいなの止めてくれと、世界的ヒットなのにもかかわらず断られる事も珍しくない昨今の私の守備範囲の事を考えてみますと、なんだかんだ言っても音楽的に色々な人が共存出来るものはこの世になかなか無いなと思いますが、これはその中でも共有出来る率が高そうなので、とりあえずフリーダウンロードのリンクで落とし、MP3プレイヤーに入れておいていただければと。きっと夏に活躍すると思います。

シティポップジャケの延長線上にあるようなインパクトあるものになっており、聴く前からすっかりトロピカルな気分になるのに一役買っております。このあたりも良い所であります。



YOROZUYA MUSIC / Pacific Reggae Mix
(Twitter: @YorozuyaMusic

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Vince Staples / Big Fish Theory

中身とアートワークのバランスにより、自分の中で特別な存在としての位置付けを決定的にした前々作の「Summertime '06」、から、昨年のEP「Prima Donna」と、やはり一番この人の作品で引っ掛かっているところは、太くて不穏でスッカスカでドス黒い作風で貫かれているトラックの部分で、Pusha Tと同質の期待を持って見ております。

で、今回は夏場に出たのと、ここ最近のトレンド、そして魚がジャケに載っているという理由から(ファーサイドのアザフィッシュをその中に勝手に感じ)、やや涼しい感じの中心なんだろうか?とか思ったりしましたが、全くそんなことは無くて、前作よりテクノ、ハウス的な要素が増えたような、カニエ作品(イーザスやTLOP)のような方向への尖り方を強めた印象を受けました。

一曲目から既にそのような感じになっており、音質はクリアでなんというかバウンスしたテクノというか、硬質なブロークンビートというか、そういったどちらかと言えばダンスミュージック的なものに。

そして、2曲目はイントロから低音抜き(ハウスDJマナー)で始まり、そのベースはシカゴのハウスのような印象を受けますので、実際すぐに展開してビシャっとしたスネアのドラムとピーヒャラが入ってくれば西海岸チューンと言った感じになるものの、始まりの部分のイメージを引きずりダンスミュージックにやや振った印象を持ってしまいました。

恐らく音質のところでそう思ったのも強く、金曜の夜中に近所を自転車でブラブラしながらまあまあのイヤホンという環境で、普段聴いている音量くらいで再生しようとしたのですが、最初の方なんかはボーカルあたりの音域が埋まった印象で、結構大きくすると良い感じになるダンスミュージック聴いているみたいなバランスでした。途中下げないとちょっとしんどいバキンバキンのところもあったり、珍しく一枚終了するまでに途中若干音量一つ分下げるような事もしました。

全体としては、ハウス的なものやモッタリした西海岸のテイストのヒップホップなど色々入って緩急も良い感じです。エッジが効きまくったドコドコブイブイカンカンしたケンドリック・ラマーの所なんかは(音量下げた所、それをややおとなしくしたのがASAP Rockyのところと言った感じか)、元気じゃない時はやかましいと感じそうですが、メローづいていく世の中に迎合しない所を今回も見せることが出来ていて良いなと。

私的には結構聴くのに体力を使いますが、そんなんでも定期的に聴いていきたいなと思うような、この人ならではのアルバムだったと思います。何となくですが日本の祭り的なものを感じたりと個性的でとても良かったかと。



Vince Staples / Big Fish Theory [CD]

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Vince Staples / Big Fish Theory [デジタル]

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DJ Mitch a.k.a.Rocksta / R.I.P Prodigy #BTNC

先日亡くなっていたことが発表されたMobb DeepのProdigyですが、早くもDJ Mitch a.k.a Rockstaさん(@DJMITCHJPN )が追悼ミックスを公開しております。

Mobb Deep以外にも、ソロ作やQB関連、様々な時期の参加曲なんかを、スクラッチを交えながらミックスしておりますが、ソツがなく失速しないようグルーヴがキープされとても良い感じであります。特に興奮した箇所としまして、MC ShanのThe BridgeのところからQB Finestの方にネタふり的に展開し、そのままシリアスなQuiet Stormへトーンが落ちること無く行く所がありましたが、本当上手いもんだなと。

ダウンロードのリンクも用意してくれておりますので、週末はおじさん方も久々にバンダナでも巻いていただき(三角を出して)、ハードな気分で車とかのお供にしていただけましたらと。



DJ Mitch a.k.a.Rocksta / R.I.P Prodigy #BTNCDownload Link

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-R.I.P Prodigy-#BTNC
01.introduce
02.Keep It Thoro / Prodigy
03.Stick & Move / Planet Asia & Prodigy
04.Tick Tock / Alchemist ft. Nas & Prodigy
05.La La / Mobb Deep & Capone-N-Noreaga
06.Ny Ny / Tha Dogg Pound & Snoop Dogg
07.From NY 2 Cali / Prodigy ft. Gail Gotti & 40 Glocc
08.Outta Control (Remix) / 50 Cent
09.Give It To Me / Mobb Deep
10.Real Gangstaz / Mobb Deep ft. Lil Jon
11.Flood the Block / Mobb Deep
12.It's Mine / Mobb Deep ft. Nas
13.The Bridge / MC Shan
14.Da Bridge 2001 / QB Finest
15.Quiet Storm / Mobb Deep
16.Shook Ones Pt.2 / Mobb Deep
17.Burn / Mobb Deep
18.The Game Of Rock / Ghost Face Killah & Prodigy,Raek Won
19.Anytime / Prodigy
20.Survival of the Fittest / Mobb Deep
21.Drop a Gem On ‘Em / Mobb Deep
22.Hell On Earth / Mobb Deep
23.Real Niggaz / Mobb Deep
24.Neva Change / Mobb Deep
25.Temperature's Rising / Mobb Deep ft. Crystal Johnson
26.Playing Your Game, Baby / Barry White
27.Stop Fronting / Prodigy








Young Thug / BEAUTIFUL THUGGER GIRLS

ラップとR&Bの境界線が曖昧になりすっかり歌えるラッパーが強さを発揮するようになった昨今の、代表的なアーティストでありますYoung Thugがその強みを活かしてR&Bアルバムをリリースしました。

この人は売れている割にリリース量が多い方ですので、前作をちゃんと処理できていないところにリリースが来たり、また言葉が分からなくヒット曲以外どれも同じに聴こえるということが自分的には結構あり、毎回まあまあ適当に処理しているところもあります。(2016年のアルバム「Jeffery」はやや多めに聴きまして好きな曲もありましたが、キル・ビルサイレンが時折来る度に切ろうかと思うことも多々。)

そんなどちらかと言えば、彼のファッションやその他曲以外の話題にばかりに目が行きがちな私ですが、最近ブログにも書いている通りUSのトラックのトレンドが自分のストライクゾーンに入ってきてる風潮もあるため、今回のアルバムは特に受け入れ易い内容でとても良いと思いました。

ジャケのアコースティックギターを持つ写真を見て、楽曲で聴こえて来るギターも自分で弾いているのだろうか...それともまさかジャケだけの演出なのか?という疑問が頭の中でグルグルして素直に受け取る邪魔をされながらも楽しんでおりますが、世代的なものでしょうか、ラップ上がり+アコースティックギターという組み合わせで、単純ですがワイクリフを思い出します。と言うかアルバム「Jeffery」の一曲目はタイトル名Wyclef Jeanでしたが(そういえば参加曲もあったか。)、好きなんでしょうかね。

ギターを使っていない曲ももちろんバランス良く入っており、全体的に夏向きの作りで垂れ流すのに最適なアルバムだと思います。私は特に淡々と聴いた後一番最後にくる、クラブでも映えそうな「Take Care」が凄く好きでした。出勤時到着直前に流れてくると、特にメチャクチャやる気が出たりはしませんがほんの少しだけ元気になります。



Young Thug / Beautiful Thugger Girls

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これがアナログで出ているのなんか良いですよね。



The People & Food of the Homi Projects ー名越啓介が出会った保見団地の日々ー

私の親も系列企業で終身雇用で働き、私が従事する今&以前の仕事もまた関連する仕事があり、そしていまだに2週に一度ペースで頻繁に行くこともあったりと、この街で生きていると切り離せない位置にあるのがトヨタ自動車と豊田市ですが、世界的なシェアを支えるため本拠地及び近郊には、日系ブラジル人やその他の外国人労働者が多く働いており、その人達が多く住む保見団地という存在も当たり前のようにある存在でした。

そんな日本と外国の文化が入り交じる場所に、カメラマンの名越啓介さん(とても男前)が部屋を借りて撮影するという話を、出演したクレイジージャーニーにて話されており知りましたが、名越さん本人がそこで知り合った人々との交流などをViseのNoiseyで映像化しております。

豊田市と言えばパンクロックが盛んなイメージで、トヨロックや橋の下音楽祭などの独自の音楽イベントが開催されているのですが、撮影された保見団地の若者達の表現方法はラップで、豊田市の市外局番をリプレゼント日本語でラップしているのが面白かったです。やはり今現在の若者の表現の主流の一つがラップで、すぐお金をかけずに誰でもすぐに始められるので、本当労働者の音楽だよなとあらためて。

また、ペルー人のファミリーのお父さんの誕生パーティーに招待されるシーンでは、外国人に何歳になってもダンスの文化があるのが分かり良いもんだなと。他にも興味深い私達の知らない食生活の事や、塩盛ってレモンの汁をかけて飲む酒の文化の事など、とても面白い内容でした。



The People & Food of the Homi Projects ー名越啓介が出会った保見団地の日々ー

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昔レコード店で働いていた時、豊田市住まいのブラジル人の若者のお客さんに聞いた話で、当時西海岸のターンテーブリストシーンとも繋がりのあった、自分もブレークビーツ集のレコードを持っていた結構有名なDJが、ブラジル人コミュニティーだけのために来日したりとか、日本のクラブシーンの軸とは別の軸があり、知らない間に来日して知らない間にツアーしてるなんてこともあるみたいで、面白い話だなと思った記憶があります。



で、こちら名越さんの写真集。

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Young Chop / 8417

シカゴ発のヒップホップ、ドリルのプロデューサーとして、チーフ・キーフなどのプロデュースをしてきたチャーミングな巨漢プロデューサー、Young Chopの曲数やや少なめの新アルバムを、豊満ボディ&中指というファニーなご本人、青空&黄色いスポーツカーのコントラストにヤラれついつい聴いてしまいました。(今までソロ作は聴いたことがなかった)

そもそもドリルと言えば、おどろおどろしい緊迫したゲトーミュージックという印象が強く、どの曲を聴いてもとにかく張り詰めた雰囲気で、言語がわからないのもあり恐らくラップは俺に逆らったらブチ殺すとかただじゃおかねぇとか言ってるんだろうくらいの多少乱暴な感覚で捉えており、そこまで色々なものを聴くということはしなかったのですが、昨今のメロー流行りのおかげかそれとも夏だからなのか、今作はとても聴きやすい内容でありましてかけっ放しにするのにも最適だと。

アルバムと併せて、そもそも可愛らしい彼のキャラクターはVISEの「noisey CHIRAQ シカゴの闇から生まれたドリル・ミュージック」で見れたりしますので、是非それも併せてどうぞ。

最近USの流れが全体的にそちらに動いていっているので、以前とは逆に全て大丈夫みたいになってきて、ストライクゾーンに入ってくる球の量に若干困っておりますが、それもそのうち飽きるんでしょうかね。



Young Chop / 8417


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Sunny Day Service / Popcorn Ballads

92年結成、94年メジャーデビューで、私の青春と並行して活動をしていたものの、私自身ヒップホップに夢中で2010年代に入るまで、名前しか知らない存在だったSunny Day Serviceの新アルバム「Popcorn Ballads」を、この週末嫁実家にいる間、海へ行って遊んだりAKB総選挙を見ている間、買ったばかりの肌色のイヤホンでこっそり合計6時間くらい繰り返して聴いておりました。(ジャケにつられたという感じです。)

以前からPSGとの曲だったり、主宰のレーベルから出たHOTEL NEW TOKYOだったりと、付近のものはやや聴いているものの、こうしてアルバムを一枚ちゃんと聴くのは初めてだったのですが、自分が好きなものと近いことをやっているのだと知り、今まで何故聴いていなかったのかと勿体無く思いました。今後徐々に遡って行くように聴いていきたいと思います。

それで、内容はというとダンスミュージック調やそのダブバージョンみたいなのだったり、旬のラッパー参加のヒップホップだったりの自分が比較的聴いている方のものから、シティポップ調やローファイなロックンロール、メローなアコースティックなど、バラエティに富んだ内容で、夏に欲しいキラキラ成分も入っております。

今現在ヒップホップやダンスミュージック以降の世界でありますので、他ジャンルに取り入れられているのは割りと普通という感じもありますが、ポップに行き過ぎない適度な湯加減でここまで上手く折衷しているのは、やはり凄いもんだなと。



Sunny Day Service / Popcorn Ballads

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片耳Bluetoothイヤホン(ヘッドセット) 「GoNovate G8 肌色」

週末、テレビのみが娯楽と言った限界集落気味の場所に位置する嫁実家にて、紅白を見ているようなテンションで嫁の一族と共にAKB総選挙を見ておりましたが、既に嫁実家のお茶の間の空気感はすっかり冷めているなと言った感じで(だけど唯一の娯楽だから見るみたいなところもある)、あの私も興奮した残酷ショーはなんだか太ももと足首の強調された衣装の若い女の子が、「素敵な順位」という便利な言葉などを駆使して行うスピーチ大会という印象に変わっておりました。(多分自分が変わってしまっただけだと。)

私は10位くらいから適当に見始めたのですがそれより前の順位に、今までの中で最も爪痕を残す内容であろう「結婚発表」をするという人が現れていて(後で知った)、いつの間にかツイッターTLでは裏切りだの人権的にオッケーだの様々な意見が飛び出し、更にはFUCKという帽子を被り挑発するOG大島優子が挑発動画をアップしたり、それに応えるためかは分かりませんが、ケンドリック・ラマーの「DAMN.」Tシャツを着て本人が出てきたりと、何故かヒップホップファンも巻き込んだ一大騒動となり盛り上がりを見せておりますが、名前も知らなかった須藤凛々花さんの名前が一気に知れ渡り、過去無い程の売名に繋がっていることも大変興味深いなと。

結婚する権利を有するものが、恋愛をしないという幻想が支配する世界の中で、飯を我慢したりして投票したり、700万円も投資する懸命に貢いでくれるオタクを裏切って良いのか?いけないのか?という、どちらも悪いような別にどうでも良い問題ですが、俯瞰的にしか興味が無い私にとっては、坊主事件の方がビジュアル的にはヤバめに見えております。

貢がせているのに夢を壊した、1位と2位の発表が霞んでしまうから空気を読め等、色々と意見を見かけましたが、そんなことよりもこの女の子が女子大生的フワフワ家着短パンみたいなのに合わせてケンドリック・ラマー関連グッズを導入し、それ自体も併せニュースに取り上げられた事により、今でも急速に拡散している海外・国産のヒップホップが更に加速して、人気がダサめに消費されていき第二の冬の時代がやって来て、また静かに楽しめるのではないだろうかという期待感も。芸人、アイドルという2大ガツガツ勢力に気付かれておりますので、その辺に飽きられたらまた静かになるのか。


そんな週末の出来事の感想はどうでも良いとして、労働時のお供にどうだろうか?とずっと買うのを悩んでおりました、Bluetoothイヤホンを購入して試してみました。購入する条件は、

・ 今まではケーブルが有り、プリンターへ行く時など身動きが取りづらくケーブルも目立つのでBluetoothに
・ 肌色以外だとイヤホン付けてるのがあからさまなので肌色に
・ 電池の持ちが悪いと何度も充電しなければいけないから持ちの良いのに
・ 音質はできるだけ良いほうが良い
・ 値段は安いほうが良い

という条件をクリアすべく選択しました。

アマゾンで見かけるいくつかあるものから、一応評価を見て買ってみたのは「GoNovate G8 Bluetooth ヘッドセット 片耳」で、USBにさせる充電機にマグネットでくっ付ければ出来るというもの。耐久性などは買ったばかりでなんとも言えませんが、本日も問題無く使用できており値段も¥1,900で私でも買えます。こういうの幾つか見てて思ったんですが、ブランド名や色を若干変えてある、全く同じ形と思われる商品があるんですね。

嫁実家でも、まさかこちらが音楽聴いているか分からないので、感じ悪くならずに音楽を聴け会社以外の用途でも便利ですが、なんせパッと見本当に何も付けて無いような感じなので電話しているとひとりで話ているみたいに見えるみたいで、おばあさんにギョッとされましたので要注意です。



GoNovate G8 Bluetooth ヘッドセット 片耳

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DJありがとう / Lose sight of you

私も大好きなDJありがとうさんが、10年ほど前にまだ「DJ笑っていいとも!」と名乗っていた頃、喫茶店の女の子にあげようとして、結局あげられなかったCD-R3枚を再現したミックスを公開。この子の事好きだったんでしょうかね。

選曲している曲のジャンルは多岐に渡り、今でこそ絞られているイメージがありますが、その現在のスタイルのバックグランドにはこういった音楽趣味があり、10年かけて削り落とされて現状の形になったと思うと大変面白いです。自分の趣味と重なる部分も多々有り、今現在発表しているミックスを聴いてシックリ来る理由が何となく分かった気がします。ちなみに大好きな「Gene Harris – Losalamitoslatinfunklovesong」が入っておりまして少し嬉しかったです。

本人曰くこの頃は格好付けていたんだろうと言っておりますが、今はズルムケということなんでしょうかね。確かに、哀愁、劣等感、荒廃、虚無、情け無さと言った感情が特盛りの今のブルージー(?)な佇まいは一皮むけた感じあります。

2時間もありますので、無料ダウンロードして、ダラダラとBGMとして再生するのが良いかと。とても面白かったです。
ちなみにその後、美容師みたいな人とキスしている所を見たとの話もあり、もう一枚ドラが乗った感じがします。



DJありがとう / Lose sight of you

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Tempra 「BABY ARMOR」&「MILL STROLLER」

一昨日、ミリタリー調の抱っこヒモでありますMission Critical社製「Baby Carrier」(米国)をポストしましたが、これをキッカケにSNSにて日本製のミリタリー調抱っこヒモの存在を何人かの人(川島さん、@kick41さん)に教えてもらい、実は既視感があったのはこちらのを見たからだったのかというのを、画像の髭&サングラスのお兄さんを見て思い出した次第であります。

こちらは画像で構造を見るに、エルゴと同じ方法で抱っこするように見えますので使いやすいでしょうし、製造元・縫製が日本で問い合わせ易いのも魅力であります。

その他にも、赤ちゃんに触れる部分にはノンホルマリンのオーガニックコットンを使用、日よけのフード有り、エルゴより腰のサポートなどがしっかりしている、ポーチやよだれカバーでカスタムをする楽しさもありと、かなり良い感じの仕様となっており、自分の時もこれ買いたかったなぁと。

これ以外にも、ミリタリー調のカートもありこちらも良い感じであります。これから予定がある方々是非。



Tempra 「BABY ARMOR」&「MILL STROLLER」

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Tempraのお店のHPより


構想1年、製作1年半、やっと完成したBABY ARMOR。

お父さんが赤ちゃんを抱っこして出かけたくなる!
お母さんが他のお母さんと抱っこ紐で差をつける!!
を目指して製作されたミリタリー抱っこ紐です。

見た目は、軍用のベストをイメージ。
素材は、ミルスペック規格に順じた部材(生地、テープ、バックル類)を使用し、
米軍規格のパルステープを配置。その為米軍規格のポーチ類(別売り市販品等)がアタッチ出来、
自分でカスタムして哺乳瓶やオムツ、財布や携帯を入れて手ぶらで移動が可能です。
赤ちゃんに触れる部分にはノンホルマリンのオーガニックコットンを使用しているので、
見た目はハードですが赤ちゃんに優しい仕様となっています。

製作は、安心のMADE IN TOKYO JAPAN、
カラーは、こちらのMC(マルチカム)、MCBK(マルチカムブラック)、
MCS(マルチカムスノー)、WL(ウッドランド)、
OD(オリーブドラブ)、BK(ブラック)、DH(ダックハンター)の7カラーです。

主な機能
・バックル部分に脱落防止ループ
・赤ちゃん用調整式ヘッドレスト(脱着可能)
・日除けフード(ポケットに収納)
・ウエストベルトサポート(腰の負担を軽減)
・モール・パルステープ(米軍規格のポーチ等装着可能)
・保冷保温ポケット 等
※使用時は取扱説明書を必ずご確認の上ご使用ください

◯素材:CORDURA NYLON、オーガニックコットン
◯適応月齢/体重 : 生後4ヶ月、体重約5.5kg以上(首が完全に座った乳児)36ヶ月、体重約15kgまでの幼児










BROCKHAMPTON / Saturation

昨年アルバムをリリースし頻繁に聴きましたテキサスのKevin Abstractですが、在籍するBrockhamptonのアルバムが出たことを友人から教えてもらい、一昨日ポストしましたSZAと同時進行で聴いておりました。

Kevin Abstractの前作の時はドラムは太めでヒップホップぽくも、全体的にはインディーロックな曲調のものが多かったですが、今回は前半ややハードめのヒップホップというのがいくつかあり、ジャケも厳ついイメージなのでハードな感じか?と緩いのばかりいっている私は腰がやや引けましたが、その後後半に向かっては緩くなり、最近のトレンドを踏襲したような曲調や歌っぽいのが増えて、そもそも好きだった部分の感じとヒップホップが丁度良い状態のところで折り合いが付いているかと。

下記に貼りました「Gold」のMVに映る、自由かつ変てこりんな若者達見まして、若い頃大変影響を受けましたファーサイドを思い出した次第であります。タイトルロゴの統一感も好きですし、音楽、ヴィジュアルどちらもセンスを感じる理想的な打ち出し方だと思います。

実は昨年アルバムが出ていた事を知らず、取りこぼしておりましたのでこれから聴いてみたいと思います。



BROCKHAMPTON / Saturation

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Lambはアルバムに入っていないです。良い曲だが。









Mission Critical Baby Carrier

結構年齢がいってから子供が出来ますと、イクメンというキャッチーな言葉とは裏腹に、育児(特に乳幼児期)に関するグッズのファンシーさにこちら(おじさん)の見た目が合わずなかなか自身で見るのもキツイ場合があります。

自分に子供が出来て使っていた時は、同じエルゴの抱っこヒモを持つ人達が目に入って来るんですが、そのおじさん達がよだれカバー(北欧風柄など)を付けて子供をおぶっているのを客観的に見て、俺もこんな感じなんだろうな...という諦めみたいなものを感じたりしておりましたが、今更ながらたまたま海外ブログの広告で出ていて見つけた、こちらのミリタリーのディティールを取り入れた抱っこヒモならなんとか私共でも良い感じになりそうであります。

奥さんも軍モノ風なら持てるでしょうし、ボロくなってもミリタリーなんでこんなもんかという感じもしますし。カーキも良いですが、特殊部隊風のブラックも捨て難いです。子供生まれてバタバタし始めると、物を選んでいる時間なぞ無くなりますので、あらかじめこれが良いと夫婦間で話し合っておいていただけましたらと。

国内にないか軽く検索したら33,000円となっており、ちょっと難しい価格になっておりました。Mission Criticalでは$179ですが海外発送やっていないみたいです。なんとかマシな価格で買う方法はないもんでしょうかね。私はもう必要ないですが。



Mission Critical Baby Carrier


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日本のアマゾンにはカバンしか無かった。


SZA / Ctrl

「セラミック」という今まで何気なく使っていた単語が、突然パワーワードに化け心を持って行かれた週末でしたが、皆様いかがお過ごしでしたでしょうか。

アルバムをずっと心待ちにしていた一人、TDEレーベルの紅一点SZAが2014年のEP(とは言え10曲入り)を経て遂にフルアルバムをリリースしました。

前作は、モッタリとした速度中心に時代性からかアンビエント風味が全体を覆っており、HiiiJackやBabylon(ft. Kendrick Lamar)などかなり好きになった曲もありましたが、今回はというとこれまたモッタリですが、時代性からかメローでドリーミーな楽曲が中心で、まだ5回くらい聴いただけですが、前回同様にかなり好きな内容でして繰り返して聴けるアルバムだと思いました。

1曲目にファレル作のトラックを持ってきているのですが、2周してもファレルと気付かず。そしてそれに続くTravis Scott参加の2曲目とKendrick Lamar参加の3曲目もゲストの参加を特に意識することをしなくても良い曲で、その後もまた終始良曲が続くというかなり出来の良いアルバムという印象です。

中でも私が気に入っているのがSCUM(意味:浮きかす、上皮、浮き泡、人間のくず、人間のかす、ごくつぶし)という人がプロデュースした10曲目の「Anything」という曲で、ウネるドリーミーシンセとブツ切りビヨビヨベースのスッカスカトラックがかなり格好良いです。

カメラを少し方向変えたら、監視カメラ作動中とか鳥居の書いた看板がありそうな、PCの不法投棄感をフィーチャーしたジャケも、R&Bのジャケとしてはまあまあ珍しい部類に入りますよね。そういった部分でもTDEの色が出たとても良い内容のアルバムだと。



SZA / Ctrl

sza_ctrl.jpg






「妄想MUROナイト2017」 と 「Kuma the Sureshot / Japanese Sampling Sports[MURO Suite Edit Pt.1&2]」

本日、6月6日ムロの日(平日)の振り替えで行われると思われる、毎年恒例「妄想MUROナイト」が開催されます。出演者の妄想により始まったこのイベントも早4回目(4年目)となり時間が過ぎるのはあっという間だなと。

最近では、イベントのメンバーによる妄想ペイジャーも中古市場にて高値で取引されるようになるなど、妄想が実社会にまで影響を及ぼすようになりなんだか凄い事になったのですが、イベントは相変わらずの感じでDJ MUROさんにゆかりの深いゲストなども参加し楽しく行われるようです。TINAさんのところにKODPのナンバーが付いているの見て思わず笑ってしまいました。

で、そのイベントに合わせて、Kuma the Sureshotさんが作ったDJ MURO関連音源のネタふりミックス第2弾が配布されるとのことで、それがストリーミングで公開されたのと、過去配布したVol.1のほうのミックスがダウンロードリンクできるようになりました。本日イベント終了まで落とせるらしいのでお早めに。

タイムリーなことに、本日朝から近所のコメダで、当時ペイジャーを一緒に聴いていた先輩(ツイギー派)と一年ぶりくらいに会っていたのですが、このミックスの話をしようと思っていたのに、すっかり忘れておりました。後でメールしとこうと。

と言うわけで、行ける人もいけない人も今日はこれ聴いて過ごしたら良いかと。



kts_murosuite1_2.jpg



Kuma the Sureshot / Japanese Sampling Sports[MURO Suite Edit Pt.1]





Kuma the Sureshot / Japanese Sampling Sports[MURO Suite Edit Pt.2]






妄想ページャーの新曲もこのタイミングで公開。ペイジャー臭すごい。笑








mousou_muronight2017.jpg

2017/6/10 (SAT)
開場23:00
開演11:15:4
終演 6:6 「妄想 MURO NIGHT!」
at 下北沢 Three
2,000円 1D + 来場者特典

妄想MURO GUEST:
RYO-Z (RIP SLYME)
TINA (KODP #27)
BEN THE ACE

妄想MURO LIVE :
MOUSOU PAGER

妄想MURO DJ :
CICCI (Smile Village)
LADY-K
Kuma the Sureshot (MOUSOU PAGER)
PoLoGoD. (Threepee Boys / MOUSOU PAGER)
showgunn (MOUSOU PAGER)

Record shop :
SPELLBOUND RECORDS
TURNTABLE TOKYO








HIP HOP definitive 1974 - 2017 (ele-king books) / 小渕晃 (著)

日本のヒップホップ名盤をランキング形式で紹介したミュージックマガジンは、炎上しつつも見事今年一番のトピックとなりましたが、騒いでいる人たちのまとめを読んだら、なんだか自分のツイッターTLで見かける人たちが多くて笑ってしまいました。

そんな、およそ10年以上ぶりに盛り上がりを見せる日本のラップとは対照的に、米国のラップ音楽は世界規模で消費されるポピュラー音楽の中心として機能しており、今現在こちらも最高の盛り上がりを見せているかと。

そんな日米の状況を、時代、政治、地域の視点から語り合った「ラップは何を映しているのか」は、それぞれの国で起こることの大枠を知るのに大変素晴らしい書籍でしたが、こちらの「 HIP HOP definitive 1974 - 2017」は目次を読んだ限り、細かくアメリカのトレンドの移行を知れる内容になっているようで、著者はbmrの編集長だった小渕晃さんです。

こうして目次だけ見ても、シーンが数年で変化していく大変新陳代謝の良い音楽だというのが分かりますが、若者が主軸となる音楽とも言えますし主流の人として残っていくのは大分シビアだよなと。

この中で特に興味深いのは、「格好良い」の再定義が各所で行われる所あたりでしょうか。私はいつだったかの時期に一度脱落しており、それまで大好きだったものが受け付けなくなってしまった時期がありますが、2010年代の雰囲気には90年代の自分が聴き始めた頃のような新鮮さを感じておりますし不思議なものだなと。

ちなみにこのシリーズ、ソウル: 河地依子さん、CLUB JAZZ:小川充さん、アンビエント:三田格さん、テクノ:三田格さん、ハウス:西村公輝さん&三田格さん、ギターポップ:岡村詩野さんと、結構ジャンル別に沢山出ており他のも面白そうですね。



HIP HOP definitive 1974 - 2017 (ele-king books) / 小渕晃 (著)

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目次

Chapter 1 1974~ ヒップホップの誕生
Chapter 2 1982~ エレクトロ・ブーム
Chapter 3 1984~ ストリート回帰~第2世代の登場
Chapter 4 1986~ ヒップホップ・ネイションの誕生
Chapter 5 1988~ コンシャス~メッセージ・ラップ
Chapter 6 1988~ ギャングスタ~プレイヤー・ラップの隆盛
Chapter 7 1990~ ニュースクールからハードコアへ
Chapter 8 1992~ Gファンクの猛威
Chapter 9 1992~ サウス~ミッドウェスト・シーンの台頭
Chapter 10 1994~ リリシスト~サグ/マフィオソ・ラップ
Chapter 11 1994~ ポップなスタイルの復活~全米のポップスに
Chapter 12 1996~ コンシャス派~インディ・シーンの盛り上がり
Chapter 13 1999~ ウェッサイ・ファンク2000
Chapter 14 2000~ サウス&ミッドウェストの時代
Chapter 15 2006~ 「クール」の再定義
Chapter 16 2011~ ヒップホップの新時代


内容紹介

すべての音楽ファン待望の、ヒップホップ全時代の主要アルバムが1冊でわかる唯一の本!

1979年のシュガーヒル・ギャング「Rapper's Delight」、あるいはアフリカ・バンバーターの『Death Mix』から──

ヒップホップの誕生、
ブロンクス、クイーンズ、ブルックリン、ロングアイランドから絶えまなく生まれるストリートの音楽、そしてトミー・ボーイ、デフ・ジャム、コールド・チリンの隆盛からヒップホップ・ネイションの出現へ。
コンシャスからギャングスタへと。ハードコアからGファンクへと。
サウス/ミッドウェストが台頭するいっぽうで、ニューヨークのサグ・ラップも燃え上がる。
また、ポップスとしての地位を確立する他方ではインディ・シーンが立ち上がり、ウェッサイのファンクが脚光を浴びたかと思えばネオ・スクールが台頭する。

つねに変化しつづけ、拡大し続けるUSヒップホップのすべての時代にわたっての主要作品が、この1冊でわかる!
すべての音楽ファン待望の『ヒップホップ・ディフィニティヴ』、ついに刊行!


著者について
元『bmr』編集長


Lexx / Summer Sequence

Beipanaさん(@beipana)のミックスを知った際、ツイートも遡っていくつか気になる情報(一つはこれ)を知ったのですが、こちらのミックスもその一つで知ってから定期的に聴いております。

スイス(チューリッヒ)のLexxさんによる、アメリカ、イギリス、ドイツから日本、韓国までのファンク、ソウル、バレアリック、アンビエント、エレクトロニック、ダブ、ジャズ、フュージョン、チル、ダウンテンポ、ワールドと言った感じの楽曲で作られた、ヌターとして力が入らない感じの大変気持ちの良いミックスとなっております。

私は知らなかったんですが、スイスでは有名なBlingg ‘n’ Lexxというラップグループ参加していた人とのことで、ヒップホップ出身者という事を知った瞬間から、更に身近に感じた次第でございます。

一周目では全く気付かずその情報を知った後に聴くと、その痕跡が最後から2曲目に入っている、De La SoulもサンプリングしているBayeté - Free Angelaなのかな?とか都合よく勝手にブレイク的なものに思えてくるのが不思議ですね。笑

夏のクソ暑い日にも凄く良さそうです。無料ダウンロードもあります。



Lexx / Summer Sequence
ご本人のウェブサイト

lexx_summersequence.jpg









こちらのコンピにも参加しているようです。


Snoop Dogg / Neva Left

ポップな市場を意識した感もあった、ファレルを全面的に絡めた前々作はあまりピンと来ず、Just BrazeやSwizz Beatz、Timbaland、J Dillaなどの2000年代のレジェンドプロデューサー達とToo $hortやE-40、Suga Free、そしてJeremih、Wiz Khalifaが参加した前作は凄い好きで、今回はどうなるのかすごく楽しみでしたが期待を裏切らない内容だったと。

BadBadNotGoodとKaytranadaがやった既存曲にスヌープがラップを乗せ、トランプ大統領を挑発するようなPVが話題の先行曲「Lavender (Nightfall Remix)」が、あまりにも格好良かったので、こんなに期待を持ってしまったのがありますが。

一曲目からThe Charmels – As Long as l’ve Got You使い(Wu-Tangのアレの)で奇襲をかけられた気分になったり、3曲目はATCQ(これも東的)を大胆にサンプリングした曲だったり、ZAPP的なトラックにRedman、Method Man(これも東か)そしてB-Realという麻友参加のものから、熱 VS. 緩のコントラストが良いKRS-ONE(で、これも東だ)参加の曲など、西海岸マナーの中に東海岸のパーツを落とし込んだ所が案外良かった印象です。

もちろんそれら含め全体的に西海岸のテイストで纏め上げてあり、涼しいのからファンキーなのまで前作同様アルバム通してとても良くて好きでした。ちなみに一番好きだったのは6曲目「Swivel」。メチャクチャ格好良いですね。



Snoop Dogg / Neva Left

snoopdogg_nevaleft.jpg








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