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Stephen Shames / ブラックパンサー党と子供の写真

60年代から現代の大統領選まで、今でも活動を続ける大ベテランの写真家Stephen Shamesさんの、昔の貧しい子供達(ブロンクスなど)やブラックパンサー党の写真。

まあとにかくショッキングと言いましょうか、手に注射器を打つ様子をとらえたものからキスの写真まで、当時の様子が伺えるそれはそれは刺激的な内容となっております。

昨今インターネットTVでもヒップホップの誕生にまつわるドラマなどやっており、見ていないのであまり大それた事は言えませんが、トレイラーで見る限り大分ポップめに仕上がっておりますが、実際の写真に写ったこの雰囲気ですと私なんかがこの地区に足を踏み入れた瞬間、小学生にカツアゲにされて抵抗しようもんなら銃殺されるかもなと震えた次第であります。

尚、ここにポストしたもの以外にも、撃たれて死んだ人や葬儀の様子、アメリカ以外のストリートキッズの写真、ロック、ジャズ等のミュージシャン、俳優の写真、ホーキング博士の写真、60年代の写真など、様々な写真が掲載されておりますので是非お昼休みや通勤電車のお供にどうぞ。

Bronx-Boysやブラックパンサー党のは写真集も出ており、アマゾンで買えます。



Stephen Shames

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Mayer Hawthorne / Party of One - EP

嫁の実家でチェブラーシカからインスパイアされたぬいぐるみを見つけて大笑いしたり、リサイクルショップでキョンシーの当時物人形を買うか悩んだり、#ハロウィンでエロい仮装は居ねーかと検索したりで、音楽の情報を追うのも忘れすっかり油断している間に、メイヤー・ホーソンが6曲入りEPをサプライズリリースしておりました。

収録曲のうち3曲はインストなんで実質は3曲なんですが、今回は一山当てた昨今のブギー寄りな作風ではなく、ソウル・ファンク色が強いものとなっており3曲ともタイプが違うのですが、いつもながらどうしてこんなに上手いこと作れるんだろうかと思うような内容になっておりました。

ちなみに海外のiTunesではすでに販売がされておりますが、日本はまだ上がっておりません。Apple MusicとSpotifyでは普通に試聴出来ました。というか聴くだけならYoutubeでフル試聴が出来ますので貼っておきます。




Mayer Hawthorne / Party of One - EP


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DJ Shadow / Endtroducing (20th Anniversary Endtrospective Edition)

インストヒップホップ、西海岸のアンダーグランドヒップホップ、アメリカ以外のヒップホップ、黒人ではない人のヒップホップ、それら全てに多大な影響を与えたDJシャドウ衝撃のデビュー盤も20周年ということで、20周年記念ボックスが発売に。

下記トラックリストでも確認できますが、このボックスセットには1枚目:通常のアルバム、2枚目:シングルのみのリミックスなど(カッケミのナンバーソング、オルガンドナーのリミックス等人気曲も収録)、そして3枚目:今をときめく人気プロデューサーやあの変態(レジェンド)などが参加した大変気になる内容に。

CDはお求めやすい価格ではありますが、アナログは万超えとまあまあします。今までアルバムはもちろん、主要なEP、シングルは持っている方も大勢いるとは思いますので、高額で再び買うのか?という壁がありますが、数ヶ月前ライブでの映像で少し話題になり今回発売に合わせて公式に発表された、代表曲「Midnight in a Perfect World」のHudson Mohawkeリミックスを聴いてしまいますと悩むところではないでしょうかね。

この曲とHudmoの作風(シリアス味)は確かに合っているとても良いリミックスでありますし、見事な過去と現在の融合に、通勤の電車の中で感極まりすぎて不覚にも泣きそうになり危なかったです。



DJ Shadow / Endtroducing (20th Anniversary Endtrospective Edition)

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DJ Shadow / Endtroducing (20th Anniversary Endtrospective Edition) - 6LP Deluxe Vinyl Box Set

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LP1 – THE ALBUM

1. Best Foot Forward
2. Building Steam With A Grain Of Salt
3. The Number Song
4. Changeling
**Transmission 1
5. What Does Your Soul Look Like Part 4
6. Untitled
7. Stem / Long Stem
**Transmission 2
8. Mutual Slump
9. Organ Donor
10. Why Hip Hop Sucks in ‘96
11. Midnight In A Perfect World
12. Napalm Brain / Scatter Brain
13. What Does Your Soul Look Like Part 1 – Blue Sky Revisit
**Transmission 3

LP2 – ‘EXCESSIVE EPHEMERA’

1. Best Foot Forward - Alternate Version
2. Building Steam With A Grain Of Salt - Alternate Take Without Overdubs
3. The Number Song - Cut Chemist Party Mix
4. Changeling – Original Demo Excerpt
5. Stem – Cops ‘N’ Robbers Mix
6. Soup
7. Red Bus Needs To Leave!
8. Mutual Slump – Alternate Take Without Overdubs
9. Organ Donor –Extended Overhaul
10. Why Hip Hop Sucks in ’96 – Alternate Take
11. Midnight In A Perfect World – Gab Mix
12. Napalm Brain – Original Demo Beat
13. What Does Your Soul Look Like – Peshay Remix
14. DJ Shadow Live In Oxford, England, Oct. 30, 1997

LP3 – ‘ENDTRODUCING RE-EMAGINED’

1. Best Foot Forward – Teeko Remix
2. Building Steam With A Grain Of Salt – Salva Remix
3. The Number Song – Lee Bannon Remix
4. Transmissions – Kuedo Remix
5. Changeling II – Adrian Younge Remix
6. What Does Your Soul Look Like Part 4 – DJ Spinn Teklife Remix
7. Stem / Long Stem – Clams Casino Remix
8. Mutual Slump – Daedelus Remix
9. Organ Donor – UZ Remix
10. Midnight In A Perfect World – Hudson Mohawke Remix
11. What Does Your Soul Look Like Part 1 – Prince Paul Remix
12. Building Steam With A Grain Of Salt – Bondax & Karma Kid Remix



映画 「Jaco」

35歳の若さで逝去した天才ベーシスト、ジャコ・パストリアスの生涯を追ったドキュメンタリー映画が12月3日より公開されるようです。

ジョニ・ミッチェルをはじめ、ウェイン・ショーター、ハービー・ハンコック、ブーツィー・コリンズ、カルロス・サンタナ、フリー(Red Hot Chili Peppers)、スティング、ゲディー・リー(Rush)、ジェリー・ジェモットと、インタビューを受けている人達も伝説級。

私はベースどころか楽器を何一つ出来ないので技術的な事は良くは分かりませんが、私の好きだったプロデューサーもサンプルソースとして使用しておりますし、早熟の天才でアル中でヤク中という絵に描いたような破天荒で短いミュージシャン人生を詳しく知ることにより、今まで以上に彼の作品を楽しむ事が出来るのかもなと思いますので見に行きたいなと。

それにしても男闘呼組っぽい顔ですよね。いや、男闘呼組の人がJacoっぽいのか。



映画Jaco

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有元伸也

海外のブログに強烈な人物写真が掲載されており私も知りました、日本人のカメラマン有元伸也さんの作品の数々。

パンクロッカーからホームレス、外国人、病人まで色々な人達を撮影してもますが、どれもこれもエネルギッシュで良い感じです。写っている人達に撮らしてくれと写した人の分だけお願いしたのかなと思うと、大変なことだなと。

ウェブサイトには海外の人達の写真などもいろいろあって、どれも熱量高くて良いですのでお昼ごはんのお供にどうぞ。



有元伸也 (Shinya Arimoto)

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Cut Chemist / A Stable Sound (dublab) : Podcast

ロサンゼルスのネットラジオ曲dublabにて、10月からカット・ケミストが始めたポッドキャスト「A Stable Sound」。

既に2回の放送がされ、まず1回目にはビート・ジャンキーズクルー、レッド・アラート、Thes One (PUTS)のDJプレイが聴ける他、ガスランプキラーや45kingのインタビューもあり、またNobody、B+、EgonそしてDJ Numarkなども駆けつけて、カッケミの誕生日と番組の立ち上げを祝っております。

そして、2回目の放送にはエジプシャンラバー先輩とアーサー・ベイカー先輩というレジェンド2名がゲスト参加という豪華さ。

とにかく番組自体が結構長いため、仕事のBGMとしてダラダラ聴くとします。それも無理な人はダウンロードも出来るので行き帰りの電車や車で聴いていただければと。

記念撮影の中にMIXWELLのTシャツ着てる人を見かけ、久しぶり過ぎて仰け反りました。



A Stable Sound : Episode 1 (ダウンロードはこのページへ)

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A Stable Sound : Episode 2 (ダウンロードはこのページへ)

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久々に聴きたい。



NxWorries - Yes Lawd!

昨年のDr. Dre - Comptonからソロアルバムを経て、このNxWorries名義でのフルアルバム発売まで3枚のアルバムとEP、そして他人の曲に参加したものまで、Anderson .Paakが関わったもの全てが素晴らしく、今年出たDJミックスへの収録の量から見るに100点満点中の120点を上げても良いんじゃないかという活躍ぶりは周知の事実であります。

一方、玄人好みのトラックメイカーという印象があるKnxwledgeは、ストーンズスロウからソロアルバムを出したり、Bandcampに膨大なトラックを公開して存在感はみせつけているものの、外部プロデュース業は直近ですとKendrick LamarやEarl Sweatshirt、Action Bronsonという有名ラッパーを含みはするものの、まだまだ少量でこれから楽しみという感じでしたが、この合体により大きく化けた印象であります。

そもそもEPという形で発表され人気を得ていた曲が収録されたという担保もあるとは思いますが、それにしたって新たな曲の方も、ザックリしたヒップホップトラックをたちまち独自のソウルに仕立て上げるボーカルの力量は前EPと同じく目を見張るものがありますし、こういう人とくっ付くとトラックメイカーがいかに良かったかも分かります。

ソウル、80's、ジャズファンク、ヒップホップ、NCSなどのテイストが中心となり、流行りのダンスミュージック的なトラックを入れることはせず、ただひたすら渋くて最高であります。なお、前作のイントロだった曲は新たに手が加えられ収録されるなど、そういう面白い引き継ぎ方もされておりますので、比較して聴いても楽しいかと。とにかく捨て曲なしで一日流しっぱなしにしても問題なく大丈夫です。

Madlibを軸にスタートしたストーンズスロウの組み合わせ商法を辿ってみれば、強烈なインパクトを放った歴代ユニットが多数おりましたが、その中に並べても全く霞まない組み合わせになったのではないでしょうか。




NxWorries - Yes Lawd!
Stones Throwのサイトでは試聴もできます。)

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KNXWLEDGEをもっと知りたい人へ、膨大な音源の中から、
DJ KIYOが選曲して高度な技術でプレイするDJミックス。

KNXWLEDGE ‐ MIXED BY DJ KIYO



DJ Easy – Immortality: A 2Pac Tribute

早いもので2PACがラスベガスで襲撃され亡くなってから20年が経ったわけですが、ヒップホップはJay Z後という時代に突入しニューヨークでも西海岸でもない、ましてやアメリカ人でもないDrakeがラッパーのキングの一人になるなど、ヒップホップマップが随分書き換えられたような印象です。

最近ですとLil Yachtyが2Pacやビギーの曲を5曲も知らないと語って炎上したという話もありましたが、私も2Pacのアルバムを聴いたことが一度もありません。それどころか今まで服装から曲まで興味も持ったことがありません。(バンダナの結んだ先が妙に長いんじゃないか、短くしたほうが格好良いんじゃないだろうか...くらいは思ってましたが。)

当時の東海岸至上主義的な日本のヒップホップ文化&先輩の元で育ったからというのもありますし、映画「Juice」にて銃の魔力に取り憑かれていくどうしようもないヤツというイメージ(私自身がフィクションと現実の差が付いていないのが問題)によりあまり興味が持てず、東海岸のスタイルで出していた頃のシングルを数枚買ったのみで、その後の実態はカリフォルニアラブ(もらいものでシングルは持ってますよ。)やR&B的な曲のシングルカットくらいしか知らないと言った感じです。

そんなんですから、この年齢になってようやく聴いてみようと思っても、なかなかキッカケがなく手が出ない状況でしたが、この死後20年のタイミングでドイツのDJ Easyさんが、主要曲や関連曲、自身がリミックスしたものなどをミックスしたものを無料ダウンロードで公開しております。

結構なボリュームですが、基本メローなのが多めなのでR&B聴いているみたいに楽しめます。私もこれでようやくひとつ大きなピースが嵌まる感じがしてなんとなく嬉しく思います。ラップ分からないのが残念ですが。

現奥さんとの初めてのデートの時、車に有ったCDケース見せてもらったら死後発売されたアルバムが入っており、間違えて買ったという言葉がどうも信じられず、元ヤンだったんじゃないかとしばらく疑っていたのを思い出しました。アレなんだったのかなと、いまだに誤魔化してきますし。あと、その死後続々と発表されていた曲やアルバムですが、モンキーパンチ→栗田貫一のような感じになっているとしか思えないのですが、結局本当のところはどうなんでしょうかね。



DJ Easy – Immortality: A 2Pac Tribute (リンク先にダウンロードリンクがあります)

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Lance Skiiiwalker / Introverted Intuition

少し前に出たIsaiah Rashadのアルバムは、90's的な要素も多く取り入れたメローに徹した作品となり、とても聴き易くてたくさん聴きましたが、年を跨がず新たにシカゴのニューカマーLance Skiiiwalkerのアルバムを出してきました。

TDE諸作品の中でリリース毎に耳がいくところが、ファンキーでヘビーなモノが多い私ですが、この新作はそういった部分が結構あり、またそこにダンジョンファミリーぽいと言いましょうか、そういうのが好きそうな人達や現在だとアンダーソン・パックが好きな人にも受入れられそうなテイストを盛り込んだ印象を持ちました。

一曲目でいきなりこれでもかってくらいの前の重厚かつ猥褻なトラックをお見舞いされ、後半に向かって緩かったり軽快なのも増えて行きますが、終始根底のファンキーでドープな軸は変わらずといった感じで捨て曲がほとんど無しであります。ちなみにプロデューサーにはDigi+Phonics、Frank Dukes、DJ Dahi、O'bonjour、B.New、Ben Shepherd、Carter Lang、Chef Byer、J.LBS.、Peter CottonTaleなど良い感じですね。

一曲あたりが短くて曲数もさほど多くないため、あっというまに終わりますが、世の中のトレンドを受け入れるも、TDEカラーを結構前面に押し出し自由にやったのかなといった感じで、私の中では今年の数あるアルバムの中でもかなり上の方に来る一枚かなと思った次第でございます。

私の中でSZAがTDEでの歌の部分のイメージを担っていましたが、こうしたものが出てきてTDEのブランドイメージが少し変わりましたし、更に強固なものとなった気がします。



Lance Skiiiwalker / Introverted Intuition

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1. Forbidden Fruit
2. ((Ni)) Radio
3. Could It Be
4. Speed
5. Stockholm (f. Michael Anthony)
6. Sound
7 .All Stops
8. Skit / Her Song
9. Attraction
10. Toaster (f. ScHoolboy Q)
11. Advantage
12. Lover’s Lane
13. Reality








Lyric Speaker

既に半年近く前には公表されていたという、スピーカーの前面に流れている音楽の歌詞と、曲調に合わせたイメージ映像が表示されるスピーカーが、Isetan、三越にて発売されたとのこと。全く知りませんでした。

最近、リリックビデオもすっかり普通になったところで、今度はこういったハードとネットワークの技術を絡めての展開ですが、要る要らないはさて置くとして、こういうのをコンセプトモデルでなく実際出すのが偉いですね。
そして価格も324,000円(税込)と全く可愛らしく無い、お金持ちの人しか気軽には買えない内容ですが、一体どれくらい売れるのか気になるところであります。

仕組みは歌詞配信事業会社Sync Power社の、120万曲以上ある歌詞データベースから歌詞データを取得して表示させるということで、現在は邦楽が多く洋楽はやや弱めとのこと。イメージ映像なんかにはフライング・ロータスにケンドリック・ラマーが参加した「Never Catch Me」を使用していたりと、我々と音楽の趣味が近い人が関わっていたりするんだなと思ったりします。

まあとにかく、私の生活には価格的にも機能的にもオーバースペックではありますが、曲というより歌詞が大好きな人も沢山いらっしゃるという話も聞きますので、是非こういうので西野カナ、Aikoの歌詞を表示させてキュンキュンしまくっていただけたらと。それにしてもこういう貴族用の盛々機材は見てて面白いなと。



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僕は贅沢言わず、こちらで良いです。



CDの物々交換 「V.A. / Studio One Kings」

かなりのマイペースにより既に自然消滅したかのような印象も持たれているであろう、日本中の会ったことの無い人々と手持ちのCD交換をする企画ですが、ようやくCDをなんとなく把握し感想が書けるまで聴きましたので。

今回交換してもらったのは、前の持ち主がbeatinkのポップアップショップで300円で買ったというこちら。信頼のSoul Jazzレーベルからたくさん出ているStudio One関連作品のコンピの中から、Kingsの名にふさわしい私ですらも聴いたことの有るレベルの有名男性シンガーの曲をコンパイルした一枚。

中には知っている曲も有り、もちろん知らない曲も有るわけですが、最初全く頭に入ってこず全て似た曲に聴こえてしまい、自分自身が老いた事を痛感するという状況に。ですが、名曲を目の前にして怠惰な感想も無いなと思い(理解できたとしても大したことは書けませんが)、毎日少しずつ聴いていきますとさすがはSoul Jazzレーベルでありまして、本当に良い曲しか入っていないことに気付きました。

内容は当然古いレゲエということになりますが、聴くだけではなくサンプリングソースとして引用可能と思わしき部分も多くありまして、緩くてメローなトラックを作るのにも良いんじゃないでしょうかね。

普段から、合成着色料と添加物コッテリみたいな、瞬発的に上がるループや奇妙な音楽を中心に聴いていることから、極上の歌や癖になるリフがあまり聴こえてこないという問題がありまして、音楽仲間と話すとそれが如実に分かりなんとかならないだろうかと思っておりましたが、良いものを時間をかけて理解するしか他ないなと今回の件で思った次第であります。

ちなみに12曲目はノーベル賞で話題沸騰中のボブ・ディランのカバーも入っており、なんというグッドタイミングかと。あと、こちらのサイトには一曲ずつ解説が載っており参考にさせていただきました。



V.A. / Studio One Kings

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交換相手の方の感想


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名前 kasamo1026
住まい 東京
性別 男
年齢 27
趣味 音楽 格闘技 サイクリング
自己紹介・何か発表したいこと
kasamo1026というアカウントでツイッターをやってます。気軽にフォローしてくれると嬉しいです。
音楽の趣味は幅広いかなとおもいます。メタル、ハードロックも好きですし電子音楽やヒップホップも聞きます。よろしくです。


感想:
最近の電子音楽はなんというか1つのジャンルで形容することがなかなか難しく、様々なジャンルとクロスオーバーすることでオリジナリティを担保しているのかなと思うところです。今回頂いた作品もそんな印象を受けました。

UKガラージ主体で色んなジャンルの要素を取り入れようとしてるのですが、なんというかそれが自分にとっては不協和音に聞こえてしまうことが多く、ちょっと残念でした。おっ!とさせられる曲もありましたがそれは結構直球勝負な曲でして、そういう路線で勝負してほしいなあ。。。などと思いました。

そういえばこないだタワレコに行った時新譜が出ていたのでちょろっと視聴しました。一曲しか聞いてないので全体的にどうなのかは分からないのですが、今作ではとってもアンニュイなボーカルでそれが印象的だったのに、新譜ではなんだかそれが薄れてしまった気がして、変えるのはそこじゃねえ!ともどかしさを覚えました。

自己紹介・何か発表したいこと
@kasamo1026というアカウントでツイッターをやってます。気軽にフォローしてくれると嬉しいです。
音楽の趣味は幅広いかなとおもいます。メタル、ハードロックも好きですし電子音楽やヒップホップも聞きます。よろしくです。





新しい交換について

V.A. / Studio One Kingsと自分のCDを交換したい人を募集します。

今回送っていただいた皆様でクジが外れた方も、引き続き興味のあるCDがありましたら、前回応募したものと一緒のCDでも構いませんので、是非奮ってご応募宜しくお願いいたします。ちなみに交換ですので、CDの返却は無いことをご理解の上ご応募下さい。

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応募フォームはこちら

お願い
・定番でも新作でも構いせんし、もう要らないCDという括りで結構ですが、一応オススメだったりした方が嬉しいです。自分的にゴミと思っているものは送ってこないで下さい。
・データ交換ではないので、こちらからの発送はこちらが郵便代を支払い、こちらに送っていただく分は負担という事になりますのでご理解の上応募して下さい。
・基本的にCD-Rは受け付けておりませんが、CD-Rが正規リリースの場合はその辺りのことをメッセージのところに書いていただければと。
・一度交換したCDは返却出来ませんので、ご理解の上ご応募下さい。

Ricardo Cavolo / 101 Artists To Listen To Before You Die

今年の傑作アルバムに入ってくるKaytrandaの「99.9%」ですが、その人気の一端は見れば二度と忘れないカラフルでやや電波なアートワークのジャケも関係している気がします。

その絵を書いたスペイン・バルセロナのアーティストRicardo Cavoloさんは、ケイトラナダのアルバムが発売される前に、死ぬまでに聴きたい101人のミュージシャンを紹介する本「101 Artists To Listen To Before You Die」を出していたようでして、内容凄い面白そうです。(読んでない)

更に、この本以外にも、この人のportfolioinstagramに沢山の作品が掲載されており、こちらも見応えが有りますので是非。

思えば沢山目がある絵を電波系っぽいと初めて認識したのは、子供時代に読んで随分と影響を受けました相原コージと竹熊健太郎のサルでも描けるマンガ教室だったなと。




Ricardo Cavolo / 101 Artists To Listen To Before You Die


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参照したサイトはこちら



Dj Rie aka Mellow junk / SheKnowsWhy

一年半くらい前に出した春のミックスの時も相当繰り返して聴きましたが(大変良かったので)、ここ最近作られたこちらも相当良くて出てから毎日聴いております。

今現在旬の海外のものから国内の、オーセンティックでメローなのからややビコビコ、ビヨビヨしたメローなフューチャービートやヒップホップ、R&Bまで選曲しており、たまにDJ QUIK曲なんかも入れながら、終始自然な展開で曲をプレイしていっていると言った感じでしょうか。

派手な展開などが用意されている訳ではございませんが、とにかく私にフィットする曲が多く知らないのもたくさんありますしとても楽しいというのに尽きます。耳が本当に良いなと。そういうタイプのを聴かない人達も壁を感じる事無く楽しめる様に思います。

そもそも女性の作るミックスが結構好きな私ですが、その括りに入れなくても年間聴くものの中でかなり上位に入る素晴らしい内容だと。もちろん無料ダウンロードも用意してくれているので是非皆さん聴いたら良いかと。



Dj Rie aka Mellow junk / SheKnowsWhy

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Track List
1. Timelessness / Yagi
2. Lather / Mndsgn.
3. Game Over (Featuring Mayer Hawthorne) / Bobby Caldwell & Jack Splash Are Cool Uncle
4. Madd Demeaux / trian kayhatu
5. Distance / grooveman Spot & marter
6. Cheapest Flight / PREP
7. EverybodyLovesTheSunshine[ft.Versis&MelanieCharles] / SWARVY
8. Primm / Submerse x Lee (Asano + Ryuhei)
9. KNMM / tajima hal x ΔKTR
10. Dans.La_Gova aka // 0utro / DOC Mastermind & PI. Iѕα∆c
11. Use Ya Mnd (Twentyfourseven) / Mndsgn.
12. wn'tgonnado. / 8reg
13. On My Mind / ConsciousThoughts
14. The Circle / Ivan Ave
15.go slo(ft. sauce 81) / fitz ambro$e
16. Passing By (feat. Birocratic) / Flamingosis
17. You Are Everything / DJ Quik & Problem
18. BOOM BAP / TRILL(HAUS)
19. Miyazaki / Gallant
20. blvd ft. dominique / big wave + carter
21. Learnin’ / IV the Polymath
22. Pi Day / DOC Mastermind & PI. Iѕα∆c
23. Cheap Shot / GL
24. Back 4 More / Jamma-Dee
25. Just Wanna Love You / Eli Way & Rachel Marie
26. She Don’t ft. TyDolla$ign / Ella Mai
27. Where Ever U R / Mndsgn.
28. LOVIN’ TONIGHT / AESTHETICS PLEASE
29. Dang! (feat. Anderson .Paak) / MAC MILLER
30. CampoFormio [Starring El Train] / DOC Mastermind & PI. Iѕα∆c
31. Cosmic Perspective / Mndsgn
32. I DON WANNA - FUJIMOTO TETSURO / NAPE_
33. I DON WANNA - submerse rmx / NAPE_








インターネットヤミ市 東京 2016 〜買える力〜

東京は日本で一番美男美女が集まりますし、なおかつ一番勉強ができる奴も一番いますし、お金持ちも一番沢山いるのは間違いないと思いますが、それ以外にやや風変わりな(おかしな)人達ももちろん沢山おりまして、日夜そういった人達はそういう人達でしのぎを削って高めあっているわけで、そういうシーンすら盛り上がっている東京って本当に凄いなって、イオンのフードコートにて横目でヤンキー親子をツマミに日本全国の人達に受入れられていないスガキヤの甘いラーメン食べながらしみじみ思っています。

そんな、うちの嫁のおばあさんに見せたら固まって動かなくなりそうな奇妙な人々&店が大挙して出店する、大変面白そうなイベント「インターネット ヤミ市 東京 2016 〜買える力〜」が今週末の10月16日(日)に開催されるようです。

出店者達の商材を見てみますと、本当に何が書いてあるのかよく分かりませんし、会場に行って隅から隅までじっくり見たいところですが、旅行に行ったばかりなのでお金が無くいけませんので家でおとなしくしています。

その他にも何か授業みたいなのがあったり、コアラのマーチや手作りヴァーチャルお弁当などの飲食?などが売っていたりと、一日持つか分かりませんが、何しろどれもこれも楽しそうな出店者ばかりですので、行けない私の分までお近くの方は是非。誰か写真撮ってきて下さい。



インターネット ヤミ市 東京 2016 〜買える力〜

2016年10月16日 (日) 12:00~18:00
3331 Arts Chiyoda 体育館

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過去の開催の様子はこちら(「インターネットヤミ市」でGoogle検索)




インターネット闇市の概要より

インターネットヤミ市はインターネットっぽいものを現実世界で自由に売り買いすることができるフリーマーケット。インターネット上の秘密結社 IDPW により 2012 年に東京で始まったインターネットヤミ市は、その後、札幌、ベルリン、アムステルダム、ニューヨーク、ロンドンなど世界各地の都市で開催されています。

今回は文化庁メディア芸術祭20周年企画展ー変える力の連携企画として、2016年10月16日(日)に開催することになりました。 会場は、3331 Arts Chiyoda の体育館!!

会場ではデジタルデータや作品から、パフォーマンスや"記憶"といったその場でしかシェアできないものまで販売!おもしろいモノやレアな情報が取引されますが、“違法なものや危険なものは扱わない明るいヤミ市” です!

出店料無料・入場無料!!
完全フリーなインターネット、それがインターネットヤミ市!









Mndsgn / XLR8R [Podcast 456] (DJ Mix)

Mndsgnをはじめて見た時からなんか既視感があるなぁとずっと思っていたのですが、昨夜ようやく越前屋俵太だと分かり画像を検索したら髪の長さとヒゲが同じだけで特にそうでもなかったなと。

そんな、昨日新アルバムをポストしたMndsgnですが、そのリリース付近に公開されたXLR8Rのポッドキャストでミックス音源を披露しております。

インタビューによるとLaptop/Abletonと言っているようにパソコンで作ったものだと思うのですが、ジャズ、ディスコ、ソウル、ブラジルからわりと最近のヒップホップ、R&B、そしてプリンスのアレまで、かなり短く使ったり(前半)、普通にかけたりと彼らしい部分が抽出された、一体どんな音楽に影響を受けてアルバムを制作しているかが一聴して分かるミックスとなっております。

淡々としているかと思うと時折繋ぎがまあまあ良かったりと、特にグイグイはやってないですが良いところはたまにはある感じで、アルバムとセットで一緒に聴きたい、ひたすらダラダラと聴ける内容になっているかと。

もちろん無料ダウンロードもできるので、是非アルバムと一緒にMP3プレイヤーに入れていただけたらと。



Mndsgn / XLR8R [Podcast 456]

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Body Wash / Mndsgn

一度見たら忘れられない風貌と、幻想的で夢見心地な作風の組み合わせで、ついつい出る度に今回はどうなんだろうかと気になるMndsgn。前々から自分のキャラクターを熟知しているのかな?なんてMV見て思ったりしてましたが、今作の明らかに狙って作ったであろうひょうきん懺悔室の様なジャケにまず持って行かれます。

内容は前述した通り幻想的で美しくドープなシンセやサイケな歌が、ブギーやソウル、ダウンテンポ、ジャズ、フュージョンぽいのまでと様々な種類のビートに絡む内容で、チル音楽に徹していた前作よりもフロアライクなものが多くてDJの流れで聴きたいのもいくつか。

もの凄い奇抜なものが入っている訳ではないので1、2周では把握できず、じっくり聴いて覚えるまでに結構時間がかかってしまいましたが、何度聴いても飽きないバリエーション豊かでありながら、自分の心持ち次第ではどれだけでも聴き流せる、職場での労働中に聴くものとしてもとても良いアルバムじゃないかと。

内容が素晴らしかったのはさておき、音楽においてのビジュアル戦略は中身と同じくらい重要なことだと思いますが、欧米のシーンでは特に追い風にならないであろう、私共と同じアジア系ど真ん中のヴィジュアルを、これでもかというくらい活かしたやり方をしており、アジア人(の見た目の人)が欧米の音楽シーンで色物としてでなく成功していくための大変良いお手本かと思います。

それにしたって、ストーンズスロウがKnxwledge、Pyramid Vritraと一緒に闘魂三銃士のように押してきた訳ですが、今の3者の活躍を見ていると、なんだかんだ言って発掘してくる能力凄いなと。



Body Wash / Mndsgn

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少し前に見て、あまりに格好良かったスペースシャワーで流れている映像はRyu OkuboさんとMndsgnの組合せによるもの。


The Ghost Of Cartoon (music by Mndsgn) 60sec ver. (SPACE SHOWER TV STATION ID 2015) from SPACE SHOWER TV on Vimeo.













前アルバムも最高で本当によく聴いたが内容は思い出せない。




Chuck Inglish / Texturizer Vol.1

海外ブログを巡回中に最初に見かけた時、ジェリーカールが目に突き刺さるあまりにも直球なジャケでしたもんですから、まあそういう感じの音なんだろうと思い聴いてみましたところ、たしかにそういう音色ではありますが、80年代のそれをスピードダウンして808を後乗せしたような楽曲ばかりで、ちゃんと現代にアップデートしてあるのが良いなと。

そもそも時代的に都会的でクリアなサウンドが多いので、遅くするとスペイシーでレトロな未来感があり良い感じであります。聴いたことのあるネタも使用していたりと取っ付き易い部分もありまして、実際何か同じようなものはあるだろうか?と思い出してみますと、スクリューは近いニュアンスではありますが一緒かというとちょっと違うし、こういった落とし所の質感のものはそう言えばあまりないよなという感じもします。

これを作ったのは、数年前DiploやM.I.AにフックアップされたグループThe Cool Kidsというユニットで(リユニオンするとか)80'sヒップホップに影響を受けた楽曲を制作していた、現在はソロなどでアルバムを出すChuck Inglishという人で、ここ3年位毎年アルバムをコンスタントに出していたものの今まで縁が無くて聴いてこなかったんですが、この機会のそれらを聴いてみたのですが、これまたなんとも言えない誰とも被らなそうな落とし所で、この最新のEPが絶妙な感じがする理由もなんとなくわかった気がします。

今年出た「Ev Zepplin」は古いロックテイストを軸に今の最新の感じも入れつつという感じでかなり新鮮で、昨年のはDonnie Trumpetが参加している曲もあったり、更にその前のアルバムは Chance the Rapper、Action Bronson、BJ the Chicago Kid、Ab-Soul、Mac Millerという今見るとびっくりするような豪華な人選のゲストを迎えていたりと。なんで、もしこちら「Texturizer Vol.1」を気に入っていただけましたら、今度はSoundcloudにてアルバムがいくつか試聴できますので是非。

ちなみにこのEPのダウンロードですが、やや面倒ですが必要項目を適当に入れて金額も0を入れて進むと、フリーダウンロードのリンクがメールに送られてきて無料でダウンロードできますので、試聴して気に入ったらあるうちに落としたら良いかと思います。アルバム名で検索するとその面倒な手続きも要らないんじゃないかと思うほど色々出てきますが...。



Chuck Inglish / Texturizer Vol.1(DL&試聴できます)

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これにも参加してた。




原始時代の生活を再現する動画 「Primitive Technology」

@xxxlililxxxさんのツイートで知った、原始時代に行なっていたであろう道具作りや家づくりなどを、現代人がそのままやってみるという人気動画シリーズ。初めてみましたがとても面白く、やることがたくさんあるのに、布団の中で全て見てしまいました。

常に紺色の短パンで上半身裸の男性が淡々と目標に向かって作業し続けるのですが、無駄を削ぎ落としたテンポの良い展開により、ひたすら見続けれてしまいます。

火おこし、土器、鍛冶用ふいご、弓矢、炭、いくつかの屋根付きの小屋、かまど、芋畑、敷物、カゴなどを色々やっておりどれも良いのですが、武器を作る回はひたすら練習するものの実際に狩猟に行かないのでややズッコケました。

昔の人はその辺にあるもので工夫してモノ作りをしていた事と、低予算でも工夫次第で出来る文化でありますヒップホップと無理矢理結びつける必要は無いとは思いますが、それにしても学ぶところは多いなと思う次第であります。



Primitive Technology (動画)
ホームページ

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KAYTRANADA / 0.001% (DJ MIX)

数ヶ月前に発売され評判も上々で、様々な夏のミックスに収録された事でも人気の程が伺えた、KAYTRANADAのアルバム「99.9%」ですが、ここに来て0.001%という名のミックスを公開。この洒落の利いたネーミングセンスというかコンセプトというかは、聴く前から楽しいですしとても期待してしまいます。

で内容ですが、前半は短く2枚使いを交えてブレイクを繋いでいく感じなんですが、なんだか淡々としておりまして大丈夫かこれはという気持ちにもなってきますが、しばらくじっと聴いていますと後半のダンスミュージックに向かってどんどん盛り上がってきたりしますので、しばらく寛容な気持ちで接するのが良いかと思います。

Chance The RapperのAll Nightや、Anderson.PaakとのGLOWED UPなどの他の人&自分のリリース作品から、99.9%には収録されなかったもの、さらにはクラシックのブレイクまでと色々入った約一時間半となっており、基本カットインで雑に繋いでいく感じですが聴けば聴くほどハマり込みます。

生で録音したような雰囲気が残してあるのも良いですし(いや、どこまで編集か分からないが荒っぽい感じがそう思わせるのかな。)、本人の作風や好みがダイレクトに伝わるとても良いミックスだと思います。

無料ダウンロードもありますので是非繰り返し聴いてみて下さい。それにしても残りの0.099%も聴いてみたいですね。



KAYTRANADA / 0.001%

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0.001%と併せて99.9%の方もせっかくなんで。最近の傾向からある程度予想はしていたダンスミュージックの比率が高めで、この人らしいポップセンスで料理した内容になっております。フューチャービート以降の世代では頭一つ抜けた存在ですし、この作品もそんな感じかと。

明らかに電波系なカバーアートにより近づき難い雰囲気は重々承知ですが、内容はとても聴き易くて良いので是非とも。



KAYTRANADA / 99.9%

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Timothy Saccenti

昨日ポストしたDanny Brownの新アルバムの内容はもちろん好きなんですが、カバーデザインもとても好きでありまして(なんだかハービー・ハンコックのMagic Windowsを思い出す)、一体どんな人がやったのだろうと思い検索してみましたら、数多くのヒップホップアーティストと仕事をしているニューヨーク在住の著名なディレクター、フォトグラファーのTimothy Saccenti氏のお仕事でした。

今回のダニー・ブラウン仕事では、他にもComplexの記事に使われている合成写真なんかも、全てやっているようです。

ほんの一部を抜粋して載せてありますが、過去の作品はホームページにもっと載っていて、見たことのある写真もありますが、初めて見る写真もかなりたくさんあり、面白いので是非ご本人のサイトに行って見て下さい。



Timothy Saccenti
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Danny Brown / Atrocity Exhibition

アメリカ各地の新世代のラップスター達と肩を並べる、デトロイトの星Danny Brownがようやく新アルバムを発売しました。しかもWarpから。

とてもよく聴いた前アルバム同様に、Paul Whiteが2/3をプロデュースしており、その特異なトラック群と甲高くてクレイジーフロウのラップとが上手いこと馴染んでおり今年のアルバムの中でも上位に入ってくる出来だと感じました。

で、そのゴールデンコンビの途中途中に差し込まれる他のプロデューサーのもとても良いものが多く、最近も色々なところで見かけるThe Alchemist、歌で参加もしている南アフリカのPetite Noir、西海岸のDJ Playa Haze、カニエ先生の傑作Yeezusに参加したUKの若手Evian Christ(この人の曲も凄く良かった)、そして今回のアルバムの中でも私的に(みんな的にもそうかもしれないが)目玉トラックだと思っているケンドリック・ラマー、アール・スウェットシャツ、Ab-Soulが参加したメチャクチャ格好良いマイクリレーの4曲目をやった同郷のBlack Milkという布陣。そして上記以外のゲストは、みんな大好きB-Realと注目のシンガーKelelaという、必要最小限かつとても好感の持てる人選であります。

1曲目からフリージャズ、プログレみたいなのから始まりいきなり強烈過ぎて笑ってしまいました。そして2曲目も、昔のSFみたいなシリアスなシンセみたいになってるところにサンバみたいな軽~い笛と陽気な太鼓が合わさり同じく強烈な曲となっており、3曲目歌ありので一旦落ち着く感じですが、それが終わると例の4曲目のやたらと格好良いマイクリレーへと展開し、前半戦だけですっかり心を掴まれます。

今回先行のMVでも気付いた方大勢いると思いますが、トレードマークだった前歯(が無い)がいつの間にか歯を入れており、少し寂しい気もしますが、大食い番組の中村ゆうじがいなくなり照英に変わった事にいつまで違和感を持っていてもしょうがないのと一緒で、同じく慣れるようにしないといけませんね。まあそんなことはどうでもいいとして、とにかく、誰ともかぶらない作風でとてもかっこよく仕上がった重要作だと。



Danny Brown / Atrocity Exhibition
日本盤:解説、歌詞・対訳付)

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ジャケも格好良いですね。










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