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韻ノート

ヒップホップを案外長く聴いていて慣れていると思っても、あまりにガチガチに韻を踏んでいる日本語の曲を聴いていると、同じ韻の単語見つけるの大変だっただろうなぁ~とかのが先行してしまい、あまり頭に歌詞が入ってこなくなることが多々ある私でありますが、逆に韻踏まない事を開き直られるとなんか寂しいなと思ったりと、自分ではやらないくせに複雑な心境があったりします。

その点USのラップは全く言語が理解できないので、ケツの母音が揃っているという程度のことが分かれば何となくノリが出て気持ちが良いなぁ位の感じで聴けてるだけで、ラップの意味が分かったら聴いてないかもしれませんし不思議なもんですよね。

ラッパーの皆様は人が使ったものでなく自分独自の言い回しを探したいとか色々あるでしょうし、これだけ作品が出ておりますので被りなんかを気にするのはとても大変かと思いますが、そんな悩みを解決する一つの手段になりそうな自分の使いたい単語を入れると韻を踏める単語を検索してくれるサイトがありました。(VIA @god_arrow_1st


というわけで、最新のトレンドワードで検索してみますと、

そだねー → 防波堤、導火線、強酸性、NOマネー、ボンカレー
牧歌的な響きに当てられる、なんだかカッチカチな日本語ラップ的な力強い単語。

もぐもぐタイム → トルコ風アイス
これまた牧歌的なワードに対して、意味が通る食品名が。

というように、自分のボキャブラリーからでは全く到達できないものがいくつもヒットしまして、更には検索した単語とヒットした単語のどの部分が重なるかという解説までも表示してくれるという代物になっております。どういったアルゴリズムでやっているのかや、言語のデータベースを持っていてそこから出してきているのだろうか?など、システムの中身についても大変興味深い内容となっておりますがとりあえず200万語が検索可能だそうです。

なんだか自分で考えずズルしている気にもなりますが、あえてわざわざこれ使うのも面白いと思いますし、まずは気になる単語をどんどんブチ込んでいただけたらと。




韻ノート

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365tshirts.com

ツイッターでリツイートやいいねをしてくれた人などを追っかけてみるという行為を私もたまにやってみたりするんですが、おそらくそういったキッカケでこの数日中に知ったものだと思うのですが、記憶力の低下から全くどのタイミングだったか思い出せないこちら。

着用しているTシャツを撮影してポストしている「毎日違うTシャツを着る」というコンセプトのブログの、小林”ナスオ”英知さん(@gosakuandyeti)の記事。

すでに600を超えるポストがあり、よくもまあこんなに持っているもんだなという数への驚きもありますが、特に面白かったのはそれらのTシャツの内容でしょうか。映画、音楽、ブランドと様々なものが出てきて、時折自分とリンクするものがポンと出てきたり、こんなの持っているの!?というのがあったりと上がるポイントも多く、それらを味のあるキャラクターのご本人が着ているもの良い感じ。
そしてそれらに付けられた文章もまた面白くて、一つ一つ昼休みを使って読んでいきたいところであります。

何となく所有しているTシャツやその時期などから、この人がどういうカルチャーを通って来て形成されているのか分かるのが面白いですよね。他にもこのブログ以外に映画や本、生活状況を綴ったブログもあったりして、そこもいずれ読んでいこうかと。




365tshirts.com (nasuoさんの記事)
もう一つのブログの方

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LIAR JACK RECORDS

少し前、既存のアーティスト写真に有名な企業やブランドのロゴを配置して、マッシュアップ的なものを作っているBustaskillさん(@BustaSkill)をポストして大変な反響がありましたが、その彼(彼女?)がもう一つやっているのが、全くもって存在しない架空のアーティストとそのアルバムカバーに対し、ディスクレビューを付ける(トラックリストも有:笑)という、これまた面白い音楽ブログ。

音楽の事をブログに書いていると、だんだんと必要最小限で分かり易く的確に手数少なく伝えるために似たような表現が増えていき、自分自身に飽々してくることが多々あるのですが、そんな状態を打開するため、ほとんどの装飾を外し言いたいことだけにクローズアップしたり、パーソナルな事を何となく混ぜたりと色々考える訳ですが、まあそれでもやっぱり何となく似てくるよなと。

これもまさにそういう音楽レビューあるあるや形態模写みたいなもので、なんだかどっかで見たこと有るような無いような文章には、メンバーの名前、出身校での出会いから、本人たち心情(の予測)まで書かれており、そのディティールの細かさにマジで暇なんかなと笑ってしまう次第であります。

そのよくできた文章を、有りそうなバンド名(読書感想文とか笑ってしまった)と組み合わせるわけですが、文章読んだ後本当にいるような錯覚に陥り再び笑ってしまうと言った感じです。ユニークさも有り難しくなく理解できるが、やっていることは高度な笑いと言った感じでしょうか。

このBustaskillさんの作るものに共通してして有る、中身がほとんど存在しなくて側だけをキッチリ作り込む面白さみたいなものは、新しいと思いますし今後の動向も気になります。



LIAR JACK RECORDS

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<Ahhh Fresh!> ラップ/ヒップホップ定点観測 by 小林雅明

今や音楽業界の情報展開もウェブ中心になり、有料、無料、インタビュー、ゴシップとあまりにも情報が増えすぎて、自分の好みの音楽や必要な情報に辿り着くだけでも大変であります。毎日更新されるブログのRSSリーダーには処理しきれないほどの記事が溜まり、面倒になっては無視を決め込み、少ししてそれではイカンと頑張って目を通したり、だけど英語なので目がショボショボしてくるし挫けそうになることも多々あると思います。そういった中で自分が目を逸らしたもの&聴いたが何だったのか理解が及ばず聴かなくなったものなど、サッと通り過ぎていったアレらは一体何だったのかを、月一のペースで教えてくれるSignマガジンの連載「<Ahhh Fresh!> ラップ/ヒップホップ定点観測 by 小林雅明」が、3回目の記事をアップしておりました。(3ヶ月目)

私にも時間さえ有れば、見つけたアルバムをちゃんと全て聴きコレという一枚を見つけたいという願望は当然ありますが、翌月もまたすごい量のアルバムが出て無限に続く音楽リリースのサイクルの中でそんなこと言ってられませんので、極力人様のオススメには乗っかり、送られてくるメールには前向きに耳を傾けるようしておりますが、まあそれにしても結構肝心なものもあっさりスルーしたりします。

そういう不安定な情勢の私の音楽生活の中でこの何年かずっと頼りにしており、答え合わせなど色々とお世話になっております、音楽評論家で、現在人気の書籍「The RAP YEAR BOOK」の翻訳者でもある小林雅明さん(@asaakim)が、大物から小物まで気になった海外のラップ・ミュージックを、現在のトレンド(音楽以外も)、ラップの歴史、音楽以外の文化の知識(映画等)、社会情勢、若者の風俗などの知識を交え短く紹介してくれるという大変ありがたい連載となっております。

私は昔から基本的に細かく一曲ずつどんな曲かを解説をする、長めの音楽レビューをあまり読むことはしないのですが、それでも毎回ユーモアと様々な知識が練り込んである小林さんのレビューは本当に楽しみにしておりましたので、こういう形で音楽を紹介してくれているのは嬉しいですし、毎日音楽情報を追わない人達も月一の楽しみとして気軽に読めるので良いかと。とある一日の間、皆が話題にしていた音楽雑誌にも載らなさそうな、アノよく分からないヤツが一体何だったのかを話題にしてくれたりしますし、音楽に詳しい人ももちろん面白いかと。

ちなみにタイトルは、ターンテーブリスト達の中でも永遠の定番であります、Fab 5 FreddyのChange The Beatの最後「Ahhh, this stuff is really fresh」より引用とのこと。



<Ahhh Fresh!> ラップ/ヒップホップ定点観測 by 小林雅明

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>>>連載にあたって (Sing Magazine より)

この連載は、ラップの定点観測のような記事を連載形式で、との編集部からの要望に基づき、形にしてみたもの。ただ、具体的にどんな提示の仕方がいいのか、すぐには決まらず、原稿本体を書き進めてゆくうちに「Ahhh, this stuff is really fresh」がふと頭に浮かんだことで、方向性が固まった。ちなみに、これはファブ・ファイヴ・フレディによる1982年の“チェンジ・ザ・ビート”のB面収録の、ビーサイドによる同曲のフランス語版の一番最後に出てくるヴォコーダーを使った一節で、今現在に至るまで無数にサンプルされ続けている。

通常、freshという語は、新鮮、とか、新着の、とか、できたての、という意味だが、面白いことに、ラップ的には、このfreshには、80年代から、満足できる、とか、良さが認められる、というニュアンスも同時にまとっていた。真新しい曲であり、かつ、たちまち高評価、はたしてそんなことが実際に起こりうるのか、その検証のきっかけや足がかりになるべく、ここでは、だいたい過去一か月以内に発表された作品を対象に書いていきたい。題して(曲名まるごとでは長すぎるので、略して)「Ahhh Fresh!」









磯部涼の「川崎」 (サイゾーpremium)

我々世代を代表する音楽評論家であります磯部涼さんといえば、私が最初に見かけたのはポストさんぴん世代が活躍し始めていた時期で、雑誌の音楽評論やインタビュアーとして彗星のごとく現れたといった感じでしょうか。時にインタビューしたアーティストとピリッとした雰囲気になるなど、大きい流れに迎合しないスタイルが多くのファンとアンチを生み、アーティスと同じように発言や動向を気にされる存在だった印象があります。

ヒップホップの評論に一石を投じたと共に、日本のヒップホップシーンが、次の段階への成熟するきっかけとなった一人ではないかと。そんな磯部さんが、ヒップホップ王国神奈川県にあり、独自の空気感を纏った川崎市に、足を運んで取材し書いたルポルタージュ。

北部と南部の抗争の歴史、BAD HOP、A-Thug、FLY BOY RECORDSなどのヒップホップアーティスト、ヘイトスピーチとカウンター、お祭り、地下格闘技、工場の屋上でのレイブパーティー、リバーズ・エッジ、スケーター、ダンサー、フォークシンガー、コミュニティーセンターなど、それぞれの回のキーワードに、その土地で暮らす人々にフォーカスした15+番外編の計16回。

自らが文化の発生場所に入り込み得た、その場所の景色や問題点、現在活躍するミュージシャンや表現者たちの声(どのような環境で育ち、また立ち直っていったか...)などの情報が生々しく書かれており、しがらみの多い困難な人生を抜け出したいと模索している若者に、勇気を与えてくれるのではないでしょうか。それにしても、犯罪に手を染めないと納められないほどの上納金を中学生が集めており、川崎の不良は本当に過酷で大変だなと。

私自身、鎌倉・東京旅行の際、川崎北部地区(二子玉川の橋渡った辺り)の和室のホテルに2晩ほど泊まったことありますが、確かにあの川を隔てたあっちとこっちの雰囲気の違いはかなり印象的でした。



磯部涼の「川崎」 (サイゾーpremium)

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新しい本も出ております。




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