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Jerry Paper / Like a Baby

前作までのことは全然知らなくて、Stones Throwからのリリースということで聴いてみたこのJerry Paperというシンガーソングライターなんですが、どんな人なのか調べていてたどり着いたこちらに書かれているように、既に日本にも来て全国的にライブしているようで(私の地元は来ていない)、すでに結構有名なんだなと知りました。

Stones Throwの最近のリリースの中で特に注目しているMNDSGNあたりが好きなら引っかかりそうな作風で、一番速いテンポの曲でもBPM100くらいで、大体90以下のゆったりとした、ヒップホップ・R&B、フォーク、アンビエント、レゲエなんかの音楽に影響を受けたと思わしきチルなトラックに、ジャケに写る彼がサラッと歌っている感じであります。

あまりにサラッとしていて聴き流してしまいますが、こういうとき英語分かったらもっと面白いんだろうなと悔やまれるのですが、いつものことながら仕方ないですね。昨日から何周かしただけで、まだそんなにたくさん聴いた訳ではないのですが、2曲目「A Moment」、8曲目「Baby」、なんかのちょっとレゲエよりの曲がアクセントになっていて良いなと。私の今年一年を支配している、ゆるくてダラダラした気分にピッタリフィットして心地が良いです。

オタク風青年が写るジャケ(よくみるとオシャレさんだと分かるが)は、同種の人間を絡め取る最良の仕掛けになっているような気がするのですが、自分ではこういう感じだと思っていなかったんですが、見た瞬間聴かなければと思ったということは、どっちかというとこちら側にいるんだなというのを認識しました。




Jerry Paper / Like a Baby

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Roy Blair / Cat Heaven

本日会社にて親切に対応した結果なぜか起こってしまったトラブルに、メインキャストとして巻き込まれて行くクソみたいな出来事がありましてすっかり疲れ果てておりますが、そんな話を居酒屋で聞いてくれる人は近くにはお嫁さんくらいしか居ないもんですから、音楽でも聴いて気晴らししようと思い、数日前ツイッター上で直接@syphtさんがお薦めしてくれた、Roy Blairの「Cat Heaven」というアルバムを何度目かですが聴いて気を鎮めております。(追記:昨夜書いた)

大注目のBrockhamptonにて絶賛活躍中(2017年12月15日に新アルバムが出ますね)の、Kevin Abstractのソロ作にコーラスで参加したキャリアがあり、そんな関係からKevinにもEPをプッシュされ話題になったりと急浮上してきた人のようです。

インディーロックをベースにヒップホップの要素(トラップではない感じ)も多少入れつつといった感じのクロスオーバーした作風に、白人でも黒人でも最近よく見かける髪の毛をピンクや青にした風貌で、現在の売れている若手世代に共通するスタイルといった感じでしょうか。

今作はBROCKHAMPTONのメンバーが参加していたりと期待をさせる点も多いのですが、インディーロックへの理解が低いばかりに、最初の内は中々覚えられずひたすら繰り返して聴き、最近なんとか覚えれてきてなかなか良いもんだなと思うようになりました。ながら聴きで何周かして、その後ミュージックビデオを見た際にこの大変恵まれた声質にようやく気付き、そもそも歌が上手い人が崩してやっているのかと感心した次第であります。

内容は繰り返す内にとても好きになってきたのですが、一点残念な点があるとしましたら、一年を通して温暖な気候のLAの人なんで作品も暖かい気温に適したものに聴こえるといったところでしょうか。最近の朝の寒過ぎる駅のホームで聴いていると、あまりフィットしない感じがしてきてよく分からなくなってくるので、来年春にもう一度試したら今よりもっと良さそうだなと。



Roy Blair / Cat Heaven

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Tracklist:
1.Grow Up
2.Alex
3.Family
4.Happy
5.Perfume
6.Thunder
7.Jane
8.Kansas
9.September
10.Switchblade
11.Grand Theft Auto
12.California
13.Hazel

Sunny Day Service / Popcorn Ballads

92年結成、94年メジャーデビューで、私の青春と並行して活動をしていたものの、私自身ヒップホップに夢中で2010年代に入るまで、名前しか知らない存在だったSunny Day Serviceの新アルバム「Popcorn Ballads」を、この週末嫁実家にいる間、海へ行って遊んだりAKB総選挙を見ている間、買ったばかりの肌色のイヤホンでこっそり合計6時間くらい繰り返して聴いておりました。(ジャケにつられたという感じです。)

以前からPSGとの曲だったり、主宰のレーベルから出たHOTEL NEW TOKYOだったりと、付近のものはやや聴いているものの、こうしてアルバムを一枚ちゃんと聴くのは初めてだったのですが、自分が好きなものと近いことをやっているのだと知り、今まで何故聴いていなかったのかと勿体無く思いました。今後徐々に遡って行くように聴いていきたいと思います。

それで、内容はというとダンスミュージック調やそのダブバージョンみたいなのだったり、旬のラッパー参加のヒップホップだったりの自分が比較的聴いている方のものから、シティポップ調やローファイなロックンロール、メローなアコースティックなど、バラエティに富んだ内容で、夏に欲しいキラキラ成分も入っております。

今現在ヒップホップやダンスミュージック以降の世界でありますので、他ジャンルに取り入れられているのは割りと普通という感じもありますが、ポップに行き過ぎない適度な湯加減でここまで上手く折衷しているのは、やはり凄いもんだなと。



Sunny Day Service / Popcorn Ballads

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ビートルズのホワイトアルバムのみを執拗に集めたインスタレーション

この間ポストしたレコードコレクターのお部屋のアーカイブ「DUST&GROOVES」の中にあった記事の中で、一番気になったのをピックアップ。(一年以上前に少し話題になっていたみたいですね。知らなかった。)

15歳の時ガレージセールで買ったのを皮切りに、ビートルズのホワイトアルバムを7年の間インターネットで集め続けているアーティストRutherford Changのインスタレーションで、白いギャラリーをレコード店に模してホワイトアルバム(白いレコード)のみを展示してあります。もちろん面だしから餌箱までホワイトアルバム一色。

ホワイトアルバムと言えばナンバリング入りのものがあり、若い番号は高額で取引されることもあるとのことですが、この人は20ドル以上は出したことが無いみたいですし、生産国へのこだわりなども特に無くコンディションの悪いものも平気でありますが、落書きやダメージなどその盤が持つ固有の特徴に惹かれている部分が多いようです。(ナンバリングの価値についての参考先



Rutherford Chang / We Buy White Albums


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しかしまあ白いばっかりに色々な手が加えられておりますね。自分で絵を描いてしまったり、メッセージを書いてしまったり、切ってみたりと色々あり面白いですね。この人2,800,000番台に縁が無く、持ってないそうでそこだけ空になっております。

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でもって、彼が作ったホワイトアルバムのA面を100枚分重ねた音源。最初はまだ普通っぽいが後半はズレてきて重厚な雰囲気に。2回は通して聴きましたが僕は再び聴かないかもな。笑





アマゾンにもシリアル番号4桁の高額盤あった。


ロックのルーツと派生を表した「100 Years of Rock Visualized」

音楽方丈記さんで知った、ロックミュージックのここまでの100年のルーツと派生の歴史をチャート図にしたもの。開いた時に線が徐々に繋がっていく動きは3回見ましたがまだまだ飽きておりません。あと5回はいけそうです。(PCで見ました。スマートフォンでは未確認。)

ジャンル名のところをクリックすれば、そのジャンルに属する音楽を再生してくれますので、このボリュームなら1週間は楽しめそうであります。ちなみにヒップホップはロックからの視点のため、細かく再分化されておらず単にヒップホップのみ。

ですので、ヒップホップやダンスミュージックにつきましては、
・ 同じく音楽方丈記さんに掲載されているIshkur's Guide to Electronic Music
私どものブログに以前掲載しましたコレ
曲も貼って細かく書いてあるこのブログ
を参考にしたらよろしいかと。


100 Years of Rock Visualized

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ヒップホップ名作が生まれた背景を知れるとても面白い本。




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