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Chaka Khan / Hello Happiness

ナイル・ロジャースやトニー・アレンなどのかつて一時代を築いたレジェンドたちが、現在もなお新しい世代の人たちと組んで活躍を継続しているのを見ておりますと、ほんの少し前は元気な爺さん達だなくらいの感覚でしたが、現在はステキで憧れるお爺さん像に変わってきたのも老化でしょうか。

先週出ましたChaka Khanの新アルバムもそういった今のモードで作られた現役バリバリといっても差し支えない攻めた内容で、彼女を支えるのはMajor RazorのオリジナルメンバーだったSwitchであります。先行で公開されたMVがあまりにカッコ良かったのもありずいぶん期待しておりましたが、その期待通りの内容になったと思います。

ダンスミュージックからギターギンギンなバウンス、そしてレゲエ・ダブ風味までとバラエティに富んだ近代的な音像のトラックの上で、全盛期と変わらぬ力強いボーカルを聴かせてくれるところと楽曲の部品的な役割を果たす今っぽいところなんかが共存しており、個性が出ながらも演歌感も無くベストな落としどころになっているかと。

御年65歳ということではありますが、コートの隙間から太腿をドーンと出して、右手にはハリセン?巨大扇子?のようなものを持ち、ナメた口きいているとソレでぶっ叩かれそうな、、、そんなパワーがジャケからも漲っておりますね。最近の人たちの楽曲に慣れておりますと、とても新鮮な内容でありました。



Chaka Khan / Hello Happiness

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PAX / Because We're Old

特にシティーボーイ感の無い私ではありますが、このなんとなく雑誌ポパイ感漂うジャケが気になりまして、なんとなく聴いたらとても良かった西海岸はカリフォルニアのPax。

1曲目の頭のルーツのような始まり方にいきなりオッときますが、基本的にはロック、ジャズファンク、ヒップホップ、アンビエントなんかを下敷きにした曲が中心になっており、いわゆる今風に言うとBedroom Pop(インディーロック)のようなものなのかなと思います。ボーカル入りは2曲で、残りはアコースティックギターを中心に据えたインストの曲になっておりまして、どの曲も日没が頭に浮かんでくる、西海岸ぽい穏やかな音楽となっております。

また、11曲目にはダンスミュージックが入っておりまして、テイストはその他の曲と一緒でこちらも気持ちが良いですし、Bandcampの方には極上のキラキラ遅ソウルもボーナストラックとして収録しており、それも聴いてみる価値有りだと思います。

自分が近いなと思うのがトミー・ゲレロ辺り(をもう少し爽やかにした感じ)だったんですが、気になって過去のものを聴いてみたら、2018年に出していた別のアルバムはもう少しドープでアンビエントやエレクトロニカよりな作り、そして2016年まで遡るとJ Dillaやビートミュージックに影響を受けたと思わしきヒップホップをガッチリやっていて、この数年でヒップホップ的なビート感、アンビエントなどの空間的なもの、そしてアコースティックという要素を混ぜ合わせて結果こうなったんだなと考えるとまた面白いです。

その2016年のEP「Cherry」の7曲目とか、久しぶりにデトロイト的なものがガツンとくるのを聴いたのも有り、すごいカッコ良いなと思ってしまいました。皆様も是非最初に最新のアルバム聴いた後は、遡ってなにがこうなったのかを聴いていただけましたらと。





PAX / Because We're Old

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Spider-Man Music 1967-69 (ALL Background Music) / Youtube

若いミュージシャンが神輿に担がれて盛大に売出された後に、突然我に返って辞めると言い出しているのを見かけましたが、それを取り巻くファンを見ておりますと、ロックフェスなどで目当てじゃないアーティストがやっているときも、一番前に敷物敷いて座り込んでどいてくれなさそうなレベルの熱心さを感じ、また冷水をぶっかけられてもそれはそれでまんざらでもなさそうな勢いもありますので、これならまだまだ仕事として十分やれるし、一般人の社会に入ると最悪の場合自分より頭は弱く仕事は出来ないけど、性欲と支配欲だけはもの凄い人使いが荒いバカに命令されたりして、今の1/10もチヤホヤされない世界が待ち構えているから本当によく考えろよ!と思った次第ですが、良い機会なので頭が薄くなってきた時のために名前だけは変えた方が良いかもな...なんて。

とまあ 、そんな話はどうでも良いとしまして、最近子供と一緒に1967年に放送を開始したスパイダーマンのアニメを、なんとなくYoutubeで見ているのですが、毎日のように見ておりましたら、メインテーマがキャッチーで歌いやすい事に気付いたんですが、更にその流れで劇中に流れるBGMが、ジャジーなのやグルーヴィーなオルガンが鳴るものなど、どれもこれもとても格好良い事に気付きました。

恐らくそれ自体、知っている人の中では当たり前の事なのでしょうか、それらのBGMを1時間強の映像付きで編集したものが数年前に既に公開されており、なんとなく聴くには最適で良い感じであります。

時折登場キャラクターの声を交えながらただひたすら激渋な音楽が流れるわけですが、アニメの絵の感じも味わい深くずっと見ていられるんじゃないでしょうかね。

本線の方も、ある意味萌え要素を含んだやたらと気の短いオジサンのヴィラン達が沢山登場し、悪者はオジサンなんだなぁと会社での凋落ぶりが激しい自分に当て嵌めて楽しんでおります。




Spider-Man Music 1967-69 (ALL Background Music)





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The O'My's / Tomorrow

大量の才能が続々と発掘されているシカゴですが、こちらのソウルバンドも凄い良かったです。とはいえ、すでにチャンス・ザ・ラッパーやNonameが参加したアルバムだったりが発売されて静かな話題になっている人達なのですが、今回はぐっとトーンを抑えめにした印象で前2作(アルバムとEP)より、1stアルバムに近くさらに空間的な音になった印象でして、より自分の今の好みに近くなっていて良かったです。

涼し気なリバーブがかかったややシャリッとしたファルセットのボーカルに、ソウル、ジャズ、ロック、エレクトロ音楽、ヒップホップなど様々な音楽の要素が垣間見えるトラックで、これが現代の(最新の)ソウルミュージックなんだなというのが、自分の頭の中で刷新された感じであります。制作には、SOXのピーター・コットンテイル、ニコ・シーガル(ダニー・トランペット)も参加しているらしく、今のシカゴのモードが聴けると思って良いと思います。

参加アーティストにはチャンス、そして来日が決まっているSABAがおりますが、私の個人的な印象としましてはそこは結構オマケくらいの印象で全く意識せず聴いており、ダラダラ聴いておりますと一体どこで出てきたのかよく分からないという感じくらいで聴き流しております。

だんだん涼しくなって来ておりますが、まだまだある暑い日にも、涼しい秋の夜にも合うアルバムだと思います。全曲試聴も下記に貼っておきますので是非。




The O'My's / Tomorrow

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Syunsuke Ono / Urine Specific Gravity (EP)

取り立てて何も無かったお盆ではありますが、印象的な出来事としましては、なぜか2回ほどいきなりステーキに行ったことでしょうか。数ヶ月前に1度食べてからというもの、頻繁に肉食の衝動に駆られる瞬間がありましたが、時間に余裕があると人って単純な欲求を満たすためどんだけでも時間を惜しまなくなるんだなと。(移動や待ち時間なども平気)

とまあそんなことはどうでも良いとして、お盆でメールやSNSも見ずに、溜まった本や子供用の映画(主にジュラシックパークの過去作)、そして嫁の実家に数泊しての海(海水浴場なんですが、家族連れが3組ぐらいしか居ないような)への往復など、完全に停止モードになっている中、数少ない情報を取った中で凄いのがありましたので。

異例のリリースとなった、坂本慎太郎の「ディスコって」の7インチに、オリジナルと共に収録された同曲のカバーでその存在を知り、それを教えてくれた友人が更にスライのカバー集があることを教えてくれてといった感じで、その数少ない作品ですっかり虜になったSyunsuke Onoさんが、この夏が終わりに向かっていく時期にピッタリな遅くヨレたファンクチューンを3曲BandcampにてName Your Price(0円~)で公開しました。

トレードマークのトークボックスVocalWriterという古いスピーチシンセにチープなリズムを使用したモッタリ遅い、ファンクでサイケな作風はもちろん健在でして、暴動(スライ)のあたりのグッタリした感じが大好きな私にとっても、3曲とも完璧という他ない出来であります。

夏の楽しいことが終わって、ただただ暑さが何となくズルズルと続く様な9月末頃まで曲が合う大変良いシーズンとなってきますし、また冬のほっこりしたい時にも行けそうな内容となっておりますので皆様ぜひ。




Syunsuke Ono / Urine Specific Gravity (EP)

syunsukeono_usg.jpg





追記:
この3曲をイリシット・ツボイさんがリマスターしたものが登場。取り急ぎ聴いて、スコーンと抜けが良くなったのは確認しました。じっくり聴き比べてみたいと思います。













アナログもあるよ



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