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HIP HOP definitive 1974 - 2017 (ele-king books) / 小渕晃 (著)

日本のヒップホップ名盤をランキング形式で紹介したミュージックマガジンは、炎上しつつも見事今年一番のトピックとなりましたが、騒いでいる人たちのまとめを読んだら、なんだか自分のツイッターTLで見かける人たちが多くて笑ってしまいました。

そんな、およそ10年以上ぶりに盛り上がりを見せる日本のラップとは対照的に、米国のラップ音楽は世界規模で消費されるポピュラー音楽の中心として機能しており、今現在こちらも最高の盛り上がりを見せているかと。

そんな日米の状況を、時代、政治、地域の視点から語り合った「ラップは何を映しているのか」は、それぞれの国で起こることの大枠を知るのに大変素晴らしい書籍でしたが、こちらの「 HIP HOP definitive 1974 - 2017」は目次を読んだ限り、細かくアメリカのトレンドの移行を知れる内容になっているようで、著者はbmrの編集長だった小渕晃さんです。

こうして目次だけ見ても、シーンが数年で変化していく大変新陳代謝の良い音楽だというのが分かりますが、若者が主軸となる音楽とも言えますし主流の人として残っていくのは大分シビアだよなと。

この中で特に興味深いのは、「格好良い」の再定義が各所で行われる所あたりでしょうか。私はいつだったかの時期に一度脱落しており、それまで大好きだったものが受け付けなくなってしまった時期がありますが、2010年代の雰囲気には90年代の自分が聴き始めた頃のような新鮮さを感じておりますし不思議なものだなと。

ちなみにこのシリーズ、ソウル: 河地依子さん、CLUB JAZZ:小川充さん、アンビエント:三田格さん、テクノ:三田格さん、ハウス:西村公輝さん&三田格さん、ギターポップ:岡村詩野さんと、結構ジャンル別に沢山出ており他のも面白そうですね。



HIP HOP definitive 1974 - 2017 (ele-king books) / 小渕晃 (著)

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目次

Chapter 1 1974~ ヒップホップの誕生
Chapter 2 1982~ エレクトロ・ブーム
Chapter 3 1984~ ストリート回帰~第2世代の登場
Chapter 4 1986~ ヒップホップ・ネイションの誕生
Chapter 5 1988~ コンシャス~メッセージ・ラップ
Chapter 6 1988~ ギャングスタ~プレイヤー・ラップの隆盛
Chapter 7 1990~ ニュースクールからハードコアへ
Chapter 8 1992~ Gファンクの猛威
Chapter 9 1992~ サウス~ミッドウェスト・シーンの台頭
Chapter 10 1994~ リリシスト~サグ/マフィオソ・ラップ
Chapter 11 1994~ ポップなスタイルの復活~全米のポップスに
Chapter 12 1996~ コンシャス派~インディ・シーンの盛り上がり
Chapter 13 1999~ ウェッサイ・ファンク2000
Chapter 14 2000~ サウス&ミッドウェストの時代
Chapter 15 2006~ 「クール」の再定義
Chapter 16 2011~ ヒップホップの新時代


内容紹介

すべての音楽ファン待望の、ヒップホップ全時代の主要アルバムが1冊でわかる唯一の本!

1979年のシュガーヒル・ギャング「Rapper's Delight」、あるいはアフリカ・バンバーターの『Death Mix』から──

ヒップホップの誕生、
ブロンクス、クイーンズ、ブルックリン、ロングアイランドから絶えまなく生まれるストリートの音楽、そしてトミー・ボーイ、デフ・ジャム、コールド・チリンの隆盛からヒップホップ・ネイションの出現へ。
コンシャスからギャングスタへと。ハードコアからGファンクへと。
サウス/ミッドウェストが台頭するいっぽうで、ニューヨークのサグ・ラップも燃え上がる。
また、ポップスとしての地位を確立する他方ではインディ・シーンが立ち上がり、ウェッサイのファンクが脚光を浴びたかと思えばネオ・スクールが台頭する。

つねに変化しつづけ、拡大し続けるUSヒップホップのすべての時代にわたっての主要作品が、この1冊でわかる!
すべての音楽ファン待望の『ヒップホップ・ディフィニティヴ』、ついに刊行!


著者について
元『bmr』編集長


ラップは何を映しているのか――「日本語ラップ」から「トランプ後の世界」まで / 大和田 俊之、磯部 涼、吉田 雅史

3月終わりに発売し話題となっておりましたこちらの書籍を私も遅ればせながら読了しました。

アメリカ、日本のラップミュージックについての最新の状況から過去まで、社会情勢を踏まえて3人の識者が語り合うという内容の本なのですが、まず全て読み終えて真っ先に思ったことは、まるで週刊誌じゃないかと思うほどの鮮度の高い情報が載っていて、とにかくなるべく早く読んだほうが良い生物(なまもの)ということでしょうか。

国内であれば、アルバム発売から僅かしか経っていない超直近とも言うべきゆるふわギャングや、この数年の大きなトピックでありますデモやフリースタイルバトルなどからパイオニア達の話まで、海外だとトランプ政権前後の雰囲気から、オールドスクール期~ゴールデンエラまで、政治的なものからそういった部分を排してダンスミュージック化しているところまでを話し合っております。

オススメしてくれた友人と話していた話題や考えが、この本の中で話されている事と符合したりする部分も結構あったり、また知らないことを沢山知る機会になったりと、とても面白く中身の濃いものだと思いました。

終始固有名詞が多く、後ろに書かれている注釈の量が莫大ですので、初めてこのジャンルに興味を持って読んだ人は、恐らく読むのがものすごく大変なんじゃないかと思いましたが、ある程度のヒップホップファンである私のような仕事しながら音楽を聴いている人間でも、ほとんど注釈無く読めましたので、ヒップホップに興味ある人は現在のシーンを込みとした全体像を知るのにも最適な書籍と言えます。

また、あまり海外のラップを知らなく興味がある日本のラップファンや、逆に海外のラップファンで日本の作品を知らない人も、今のツボをキッチリ押さえつつ過去の必聴なものを知る本として、ディスクガイド的な役割で機能するのでは無いでしょうか。

著者の方々のMigosやゆるふわギャングを気に入っているという発言を読み(皆結構いい年)、自分自身もいつまでもこういう気持ちを持ち続けれるよういたいなと。



ラップは何を映しているのか――「日本語ラップ」から「トランプ後の世界」まで / 大和田 俊之、磯部 涼、吉田 雅史

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アマゾン商品説明より
画期的ラップ・ミュージック概論、登場。

アメリカ事情に精通する大和田俊之、長年ラップの現場に身を置いてきた磯部涼、批評家とラッパー/ビートメイカーを往復する吉田雅史。
三人のラップ論者が、日米のラップの変遷を語りつくす!
ヒップホップ・カルチャーの歴史を縦軸に、「トランプ後の世界」と「日本語ラップ」の現状認識を横軸に、ラップの潮流を通して、私たちの社会をもマッピングする一冊。

<目次>
●はじめに 吉田雅史

●第一章 ラップはいまを映しているか
ラップの定義について/ヒップホップ史の書き換え/BLMのアンセム「Alright」/チャンス・ザ・ラッパー発言に見る非政治化/トラップ・シーンの変化/酩酊感の正体/大統領選との距離/予想を裏切るトランプ/「Bad and Boujee」は反動なのか/デモとラップ/シカゴの時代

●第二章 USラップが映してきたもの
政治性を求めるのは誰か/『ストレイト・アウタ・コンプトン』の歴史操作/KRS・ワンのヒップホップ道/「The Message」再考/ゲームの始まり/ギャングスタ・ラップの二重性/ポスト・ソウル世代の政治感覚/宗教と陰謀論/女性ラッパーの系譜/エミネムとホワイト・トラッシュ/女性物を着るラッパーたち

●第三章 日本にラップが根づくまで
オーセンティシティとオリジナリティ/佐々木士郎(宇多丸)の危惧/ハードコア・ラップが右傾化した理由/『空からの力』という教科書/社会問題に対するメタとベタ/ポリティカル・ラップとしてのMSC/顕在化する地域性/方言に根ざしたビート/フリースタイル・ブームの行方/ダンス・ミュージックへの回帰/「It G Ma」ブレイクの意味/アメリカの影と向き合う

●あとがき 磯部涼、大和田俊之

●註釈

内容(「BOOK」データベースより)
アメリカ事情に精通する大和田俊之、長年ラップの現場に身を置いてきた磯部涼、批評家とラッパー/ビートメイカーを往復する吉田雅史。三人の識者によるラップ・ミュージック概論。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
大和田/俊之
1970年生まれ。専門はアメリカ文学、ポピュラー音楽研究。慶應義塾大学法学部教授。博士(文学)。著書に『アメリカ音楽史―ミンストレル・ショウ、ブルースからヒップホップまで』(講談社、第33回サントリー学芸賞)など

磯部/涼
1978年生まれ。主に日本のマイナー音楽と社会の関わりについて執筆

吉田/雅史
1975年生まれ。“ゲンロン佐々木敦批評再生塾”初代総代。批評家/ビートメイカー/ラッパー。『ele‐king』や『ユリイカ』誌などで音楽批評中心に活動。MA$A$HI名義でMeisoのアルバム『轆轤』をプロデュース(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

Soi48 / 旅するタイ・イサーン音楽ディスク・ガイド「TRIP TO ISAN」 & 動画「タイの田舎で珍品!?レコード探し」

話題の映画「バンコクナイツ」の音楽監修に関わる、Soi48 (宇都木景一&高木紳介)が4月8日に発売する、レコード/CDを約700枚のタイの音楽を掲載したガイドブック。

単にディスクガイドの機能しかないということでもなく、60年代から活躍する現地アーティストやタイ音楽をリイシューしている世界各国のレーベルオーナーなどへのインビューや、現地の写真、観光ガイドには載らない旅コラム(食べ物、カルチャー)なども掲載され、タイのカルチャーを知れる本としてとても面白そうです。

それと併せて、先週NHKで放送された海外出張オトモシマス!「タイの田舎で珍品!?レコード探し」の動画を。
本の著者の2人が、タイのイサーン地方(東北地方)の伝統歌謡「モーラム」を現地に買い付けに行くという内容で、人々や文化とふれあいながらレコードやカセットを入手していく様子が面白いですし、お二人のキャラクターもナイスであります。

日本より物価の安いタイで、現地の人から16,000円のレコードを平然と買っている様子があるのですが、既にレアグルーヴとして認知されており、そんな高額で取引されていることを知らなかったのでやや驚きました。それにしても強烈で耳にこびりつくビートであります。耕運機を改造したサウンドシステムも良いよなと。



旅するタイ・イサーン音楽ディスク・ガイド 「TRIP TO ISAN」 


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商品の説明 (アマゾンより)

内容紹介
タイ音楽好き/ワールドミュージック好きの間で、圧倒的支持を得ている、再発&DJチームSoi48(『バンコクナイツ』音楽監修)による、世界初のタイ音楽ディスクガイドがついに刊行。

自分も含めタイ音楽に興味のある人にとって最高の教科書。こんな本を待ってました。
坂本慎太郎


約5年間の取材期間を通じて収集したタイ音楽のレコード/CDを約700枚掲載したガイドブック。

単に盤を羅列したレコードマニア向けの書籍ではなく、「旅+レコード+現地での出会い」を想起させる写真を多数掲載。更に、60年代から活躍する現地アーティストやタイ音楽をリイシューしている世界各国のレーベルオーナーなどへのインビューを掲載し、「タイ音楽の魅力とは何か?」を多角的に感じることができる1冊です。

<主な内容>
初心者でもわかる詳細な歴史&用語解説
7インチシングル500枚、12インチ100枚、タイ現地盤100枚をオールカラーで紹介
レコード発掘コラム
観光ガイドには載らない旅コラム(食べ物、カルチャー)
空族、江村幸紀(エムレコード)、マーク・ジャーギス&アラン・ビショップ(SUBLIME FREQUENCIES)によるコラムも収録

著者について
Soi48 (宇都木景一&高木紳介)
映画『バンコクナイツ』(空族)の音楽監修、EM Recordsタイ作品の監修、『爆音映画祭2016タイ|イサーン特集』主催。
東南アジアでのDJツアーや、Quic Japanでの寄稿、トークショーやラジオなどでタイ音楽や旅の魅力を伝える活動を積極的に行っている。
『CDジャーナル』にて「いってきます(ちょいとアジアのレコ屋まで)」、boidマガジンにて連載中。英Wire Magazineにも紹介された、『Soi48』というパーティーを新宿歌舞伎町にて不定期開催中。
http://soi48.blogspot.jp/



海外出張オトモシマス!「タイの田舎で珍品!?レコード探し」






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ドキュメント映画 「G-Funk」

Dr. Dreの一体何がどう凄いのか?について言及した何かの文章で(確か2000年代中盤くらいだったと)、これまでヒップホップのプロデューサーで2回の大きなトレンドを作ったのはドレだけというのが、ほんのり記憶の片隅にあるのですが、その一つ目にあたる、90年代初頭に西海岸のヒップホップ文化を世界的なトレンドとなり席巻した、G-Funkというサブジャンルに関するドキュメンタリー映画が、SXSWで公開されたようです。(VIA @asaakim

監督はロサンゼルス出身の22歳(やたら若い)のKaram Gill(@karamgill_)、そしてプロデューサーには当時Def Jamに所属し、G-Funkクラシック「Regulate」や「This D.J.」をヒットさせた、Dr. Dreの実弟Warren Gが参加しており、新しい視点とムーブメントの当事者がタッグを組んだ大変興味深い制作陣に。

インタビューにはそのWarren Gの他にも、Snoop Dogg、The D.O.C.、Ice Cube、Kurupt、Daz Dillinger、Ice-T、Too $hortというドレファミリーやギャングスタラップのレジェンド達、元ネタGeorge Clintonから、アメフト&ベースボールプレイヤーのDeion Sanders、西海岸の新世代Wiz Khalifa、当時ライバル関係にある東海岸を象徴するプロデューサーDJ Premier、そしていまだヒップホップ界最大のレーベルとして君臨するDef Jamの社長だったRussel Simonsという豪華さ。

まだ日本での公開などはアナウンスされておりませんが、もし公開されたあかつきには是非観てみたいです。やってくれないでしょうかね。

車とかバイクが好きな人と話すと、斜め前とか斜め後ろからのショットがカッコ良いんだというのをよく聞きますが、真正面に青空のこの構図のジャケがインパクトあって凄い好きです。

リンク先には、英語読めたら面白そうな映画に関する記事と、Warren Gと監督などのトークなども載っているようですが、なんせ読めないので残念です。



ドキュメント映画 「G-Funk」 (billbord)
SXSW

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PIMP -アイスバーグ・スリムのストリート売春稼業- アイスバーグ・スリム (著)、浅尾 敦則 (翻訳)

2001年に発売された日本版はもちろん表紙は見たことがありましたが、なんせ若い頃の私は本当に米国の黒人に対してファッション(典型的なBボーイファッションはしませんが)や音楽というヒップな部分には興味があるものの、歴史などの部分にはあまり興味がなく、むしろなるべくそういったことを遠ざけるようなことが多かったため、読んでおりませんでした。

今回ひょんなことから新たにDU BOOKSから再出版されたこの本を読む機会に恵まれ、事前情報無しでいきましたが、とにかく1960年代の文章とは思えないラッパーが話しているような口語に近いめちゃくちゃにノリの良い文体で、もし横にふりがなが打たれていなければ絶対何を言っているかわからないスラングが大量に出てくる、それはもうその後登場するヒップホップへ影響を与えたとして考えられないような本でした。

IQ175(本当なんか?)の著者、アイスバーグ・スリムがピンプという仕事(日本で言う所の売春斡旋業者?ヒモ?)を生業としていた時の自伝ですが、別に客との間に入って交渉するとか無いし、本人は一体何の仕事をしているのかよく分からなく、主に家で薬物やっていたりする描写が多いので、ケツを蹴られているのになぜ女性が言うことを聞いているのかよく分からないのですが、まあそういう事が成立した時代ともの凄い魅力があったということなんでしょうか、それにしてもそれでお金を儲けてることが凄いですが。とにかくエゲツない描写や例えが多く、まるで頭に情景が浮かんでくるようなめちゃくちゃディティールが細かい文章が多く(あれだけドラッグやってこんだけ細かく覚えているのも凄いが)、あまりに過酷ですぐ疲れてしまいますので少しずつ読み進めました。

そんな中、色々な場面でかかっている音楽の描写が多いことに途中で気付き、読みながらメモしていった所、P12、P49、P68、P77、P81、P84、P92、P95、P107、P111、P125、P132、P134、P136、P146、P158、P180、P181、P182、P223、P228、と21ぺージほど(漏れているかもしれません)音楽に関する描写があり、ナット・キング・コール、エラ・フィッツジェラルド、ビリー・ホリデー、チャーリー・パーカーそしてかなり印象に残るデューク・エリントンのムード・インディゴなどが登場しております。

どれも陽気な曲ばかりで当時の世の中はこういう雰囲気だったのかな?と。こうした当時の音楽と一緒に文章を読みますと、痛々しいかったり汚かったりの描写も大幅にカラッとした感じになり随分と印象が違ってくるのでまた面白いですね。(下に何曲か貼っときました)



PIMP -アイスバーグ・スリムのストリート売春稼業-DU BOOKS
アイスバーグ・スリム (著)、浅尾 敦則 (翻訳)

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単行本: 368ページ
出版社: DU BOOKS (2017/3/17)
言語: 日本語
ISBN-10: 4866470143
ISBN-13: 978-4866470146



内容紹介


ケンドリックラマー、アイスTやその後のラップ・スタイルに絶大な影響を与えた
黒人ストリート文学の最高傑作。

ディスクユニオンHipHopバイヤーが選んだ名著復刊!

巻末スペシャル・インタヴュー
ピンプとストリート・ビジネス、あるいはヒップホップ: 漢a.k.a. GAMI(『ヒップホップ・ドリーム』著者)


もしこの男に憧れるなら、おれも生き方を変えなきゃいけない……
そしておれはラッパーになったんだ――アイスT

黒人ラッパーだけでなく、
ジェイムズ・エルロイ世代の白人犯罪小説家にも大きな影響を与えている――『Qマガジン』

セックスと暴力の大傑作――『タイムズ』

文章の独創性はほとんどシェークスピア並みで
そしてセリフにはゲットーのノリが横溢している。――『スコッツマン』

多くのミュージシャンや作家に大きな影響を与えている
……彼は常に、リアルな姿を包み隠さず描いているんだ。――アーヴィン・ウェルシュ(『トレインスポッティング』原作者)

ジャン・ジュネが泥棒を描いたように、アイスバーグ・スリムはピンプを描いている。
――『ワシントン・ポスト』


著者について

アイスバーグ・スリム(Iceberg Slim)
1918年生まれ。本名ロバート・ベック。サウスサイド・シカゴ最高のピンプの座に約30年にわたって君臨。
数度の刑務所生活ののち、その「稼業」を引退すると、ロサンジェルスに移り住んで作家となり、ピンプ時代以上にその名を広く轟かせた。
処女作でもある本作『ピンプ』は1969年に出版され、ベストセラーとなる。そのグルーヴ感のある文体とともに、多くのラッパーたちにも影響を与え続け、アイスTの名前の由来ともなった。
1992年没。2012年にはドキュメンタリー映画『Iceberg Slim: Portrait of a Pimp』も公開された。

翻訳: 浅尾敦則(あさお・あつのり)
1956年、広島生まれ。国際基督教大学教養学部卒業。音楽雑誌の編集部勤務を経て翻訳を手がける。 訳書に『カラフルなぼくら 6人のティーンが語る、LGBTの心と体の遍歴』(ポプラ社)など。



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